【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.3_黙示録 PART.2 第2章_20181223修正
周五一早,电视新闻里就开始滚动播放当天凌晨营救人质的跟拍片段。
由于SID及时封锁了埃癸斯范围内的所有通道,绑匪只能临时选择在一座老式仓库中囚禁人质。
毫无悬念的,四名涉嫌绑架联合议会高层官员的恐怖分子被逮捕。在国际领土明目张胆的进行谋杀和绑架,是对联合议会所有成员国的公然挑衅!
这次事件充分说明了恐怖主义的渗透力,最近频发的时空相位波动也可能与恐怖活动有关。
伦伯特
作为经历过那场战争的幸存者,我始终认为.........威慑是保证安全与和平最重要的手段。
我忍不住跳过了那段看上去套话连篇的采访,嘴里一边嚼着薯片一边说道。
小怜:
这家伙好像差点尿掉埃!(嚼)
安妮:
刚被救出来就这么慷慨激昂的发表演说啊~还真是...嗯嗯...
小怜:
不过防卫厅悬降攻入的那段好酷,简直像在拍特工片!
伊露卡:
嗯嗯——好酷!
伊露卡认真的点着头。
安妮:
那是后期特效和配乐的功劳啦,现在大家都喜欢搞这种夸张的效果。
这几天由于市里举办重大活动,学校上午10点半才上课,放学的时间也早了很多。
此时我、安妮和伊露卡像仓鼠一样窝在沙发里,安 妮还从我手里抢走了一半薯片。
这次主要是靠SID的情报支援吧? 新闻里一句都没提……
安妮:
没办法,情报机构需要保密嘛。还是低调一些比较好呢~
伊露卡:
小伶姐姐............ 巧克力,没有了...
伊露卡的小脑袋突然从我和安妮之间冒了出来。
小怜:
巧克力味的Pocky吗?楼下便利店好像被我们买断货了.......
下次我去超市帮你买~
金曜日の朝、テレビのニュースでは、今日の夜明けに行われた人質救出の映像が放送されていた。
SIDがアイギスの範囲内の全ての道路を封鎖したため、誘拐犯は一時しのぎとして古倉庫で人質を監禁するしかなかった。
疑いの余地なく、連合議会高官を拉致したと見られる4人のテロリストが逮捕された。
国際領土で大胆にも殺人や誘拐をするなんて、連合議会に加盟する全ての国に対するあからさまな挑発だ!
今回の事件はテロリズムが広まってきている事を十分に説明している。最近頻発している時空位相波動もテロと関係があるのかもしれない。
ランボー:
あの戦争を経験した生存者として、ずっと思うことがあります………威嚇こそが安全と平和を保障する最も重要な手段だと。
俺はお決まりの言葉を重ねるインタビューに我慢できずスキップし、ポテトチップスを咀嚼しながら言った。
レン:
こいつ、絶対あと少しでちびるとこだったぞ!(バリボリ)
アンネ:
救出された直後で、よくこんな意気揚々と演説できるわね~。本当に……うん……。
レン:
でも防衛庁の懸垂下降攻撃はイカしてたな。まるでスパイ映画でも撮っているみたいだ!
イルカ:
ううーーーかっこいい!
イルカが真剣に頷く。
アンネ:
あれは特殊効果と効果音のおかげよ。今のご時勢、皆あんな大げさな編集が好きだもの。
ここ数日、市でも大きなイベントが開かれている。学校も午前10時半に授業が始まり、放課後までの時間もだいぶ早くなっている。
現在、俺とアンネとイルカはハムスターのようにソファに巣を作っていた。アンネが俺の手からまだ半分も残っているポテトチップスを奪う。
レン:
今回のって、SIDの情報支援が主にあったからこそだろ?ニュースでは一言も触れなかったけど……。
アンネ:
仕方ないわ、情報機関は秘密であるべきだもの。目立たない方がいいのよ~。
イルカ:
レンお姉ちゃん………チョコレート、ない………。
イルカの小さい頭が突然俺とアンネの間から出てきた。
レン:
ポッキーのチョコか?下のコンビニは俺達が買ったので品切れみたいだし……
今度スーパーで買ってくるよー。
伊露卡:
可是...可是,现在就没有了……
伊露卡举着空荡荡的盒子,可怜巴巴的一边摇晃盒子一边看着我。
然而这一阵的天气莫名燥热,我实在懒得出门,只想在空调房里当蘑菇。
由于第四届国际和平论坛的缘故,协约非武装区 了不少大人物,莉琉最近也忙的不可开交。
而且这次论坛规模空前,新丰洲之外的五大学园都市都派了上百人的代表团前来。
这种高规格的政府首脑会议给大家的日常生活带来了诸多麻烦。
安妮:现在好多地方都临时禁止单人电动车通行,搞得外卖都没人送啦。
安妮一边翻看手机,一边倒向沙发另一侧,把头埋进抱枕里。
小怜:
知道啦知道啦,我去买零食.......... 安妮有什么想要带的吗?
安妮:
哼哼~
伊露卡:
诶嘿嘿...
她们两人一幅奸计得逞的样子,毫不客气的列出一长串购物清单。
……
イルカ:
でも……でも、もうない………
イルカは空っぽの箱を持ち上げ、悲しげに箱を揺らして俺を見ていた。
しかし、この頃の天気はあまりにも暑く、外に出かけるのも億劫だ。エアコンが効いた部屋で引き篭もっていたい。
第4回国際平和フォーラムのため、協約非武装区には多くの大物が来ている。マリルも忙しいようで最近は話も出来ていない。
しかも今回のフォーラムはかつてない規模で、新豊洲以外の5大学園都市から、何百人ものの代表団が訪れている。
この格調高き政府首脳会議は、皆の日常生活に多くの迷惑をかけていた。
アンネ:
今、個人の電気自動車の通行は一時的に禁止されているわ。出前も全然届かないし。
アンネは携帯電話を見ながら、ソファーの反対側に倒れ、頭を抱き枕に埋めた。
レン:
分かった分かった、おやつ買ってくるよ……。アンネも何か欲しいものある?
アンネ:
ふふ~
イルカ:
えへへ……
2人は悪巧みを企んでいるかのように、遠慮なく大量の買い物リストを挙げていく。
……
小怜:
热―――
好热啊......
这个时间超市才刚刚开门,但外面已经闷热难耐。
我提着一大兜食物,这几天街上的警备员明显比平时多了好几倍。
动不动就交通管制,还必须随身携带身份卡以应付临检......
协约非武装区周边大范围交通限行,主干道的路灯上全都加装了新的监控装置。
据说因为保安军不够用,联合议会把帕兰蒂尔的雇佣兵都雇满了......
小怜:
(不过也难怪他们如临大敌.........)
我从天桥向下望去,一个十几人的游行团体正好经过,旁边还有媒体的人打着摄像机跟拍。
由于战争才结束不久,这段时间全世界的记者和各种组织团体都涌入新丰洲。
那些团体的诉求各异——地域冲突、民族矛盾、难民问题、宗教压迫、经济制裁,不一而足。
小怜:
居然还有来趁机传教的.........是嫌不够乱嘛?
根据莉琉的说法,之前三届国际和平论坛,每次都不太平。
本来上届和平论坛应该在马萨达堡,但因为周边恐怖袭击太频繁最终将会场转移到萨蒙顿了。
结果戴克斯博士在去年的论坛上突然宣布萨蒙顿全面接收难民,会上直接炸开了锅。
拉斐尔也因在那之后发表了“政治不正确”的大胆言论而被家里人送来新丰洲。
不过据说前年论坛期间恐怖分子直接炸翻了纽摩利达斯市的一个街区,连武装直升机都用上了。
小怜:
唉,真是难以想象......
レン:
あっつ―――
暑すぎだろ……
スーパーが開店したばかりの時間帯だっていうのに、外はもう蒸し暑くてたまらない。
俺は食料が入った大きな袋を持っている。ここ数日街の警備員は明らかに普段より数倍多い。
またちょくちょく、交通を規制している。臨時検査に備えて身分カードを持ち歩く必要もある……。
協約非武装区周辺には広域交通制限、幹線道路の街頭全てに最新式の監視装置を搭載。
保安軍が足りないため、連合議会はパランティル*1の雇用兵を全部投入しているという話も……。
レン:
(とはいえ、物々しくなるのも無理ないか……)
歩道橋から見下ろすと、ちょうど十数人ほどのデモ団体が通りかかった。隣にはマスコミの人間がカメラで撮影している。
戦争が終わって間もない頃、世界中の記者や組織団体が新豊洲に押し寄せた。
それぞれの団体の訴えは様々だ―――集団紛争、民族矛盾、難民問題、宗教圧迫、経済制裁……一つにとどまらない。
レン:
そのうえ宣教まで来るなんて……まだ混乱が足りないのか?
マリルの話によれば、過去3回の国際平和フォーラムも、平穏ではなかったらしい。
本来、前回の国際平和フォーラムはマサダブルクで行われるはずだった。しかし周辺でテロが多発し、会場はサモントンへ移った。
その結果、デッカーズ博士は去年のフォーラムで、サモントンが難民を全面的に受け入れることを発表。会場を大いに沸かせた。
その後ラファイルが、これを"世論に反する"発言を大胆にもしたため、家族から新豊洲に送られる事になった。*2
それに一昨年のフォーラムでは、テロリストがニューモリダスの街を直接襲い、武装ヘリまで使われたという。*3
レン:
はぁ、想像もつかないな……
前两天斯库尔德参与了使馆区的一个公益活动,捐助南美的饥饿儿童。
居然撞到欧洲的素食主义组织在会场外呼吁禁止屠宰动物......
还有人脱光了躺在地上亲自扮演牛排。
在电视直播中,一个女仆往那块“牛排”身上涂了一锅紫色的混合着触手之类配菜的酱汁。
那个可怜的阿姨“嗷”的一声尖叫着跑开了.........
今天那个组织的网站上贴出声明,说成员受到了严重的心理创伤。
小怜:
哈哈哈哈....... (原来法贝拉知道自己的料理有多恐怖吗?!)
忽然,兜里的手机传来一阵震动 是莉琉的留言―――
小怜:
嗯.........今天中午去总部报到?
十个小时前。
2日ほど前、スクルドが大使館区の公益活動に参加して、南米の飢餓に苦しむ子供に寄付をしていた。
すると驚くことに、会場の外で屠殺動物を禁止するよう呼びかけているヨーロッパの菜食主義者のグループと出くわした。
ある者は服を脱ぎ地面に横たわって、自らをステーキへと扮した。
テレビの生放送中、一人のメイドがその「ステーキ」へ、触手の具が入った紫色のソースをかけた。
その可哀相なおばさんは「あ”あ”」と悲鳴をあげながら逃げていったのだ……
今日、その組織のウェブサイトには声明が掲示されていた。どうやらメンバーは深刻な心的外傷を受けたようだ。
レン:
はははは……(ファビオラは自分の料理がどれだけ恐ろしいのか分かっているのか!?)
突然、ポケットの中の携帯が震えた。マリルからのメッセージだ―――
レン:
ん…………今日の昼に本部に来いだって?
10時間前。
SID指挥室,23点15分。
红发的女性身着军装,双手环抱在胸口,紧盯着屏幕上黑白画面中的十几个红色方框。
屏幕下方忽然弹出一个对话窗口―――
SID探员:
报告长官,根据编号记录,被绑架的伦伯特还在埃 癸斯范围内。
监控回溯分析绑匪最可能出现在这三个区域中,湾区的一处老式仓库出现了异常用电.........
要通知防卫厅进行营救吗?
莉琉:
先不用,缩小包围圈,等我命令。
SID探员:
明白。
窗口关闭后,莉琉切换到军用通讯频道。
莉琉:
前面是山区,注意直升机高度,不要打草惊蛇。
士兵A:
收到,卫星的热感影像很清晰。
不过这种移动速度......它们真的是人类吗?
莉琉:
准确的说......『曾经』是。
那些家伙前进的方向已经提前做好疏散了吧?如果出现异动―――
士兵B:
火炮和区域毁伤武器已经待命!
莉琉点了点头,她并不想向军方透露太多信息。
而且从这次追踪行动一开始,莉琉就有种不祥的预感...
莉琉:
(那些新丰洲市区外产生的『女巫』,通常处理方 式是由军方以提前布置好的重火力强行歼灭。)
(根据以往的经验,那些东西在魔女之茧消失后会随机对周围生物及设施进行攻击。)
(但最近两周开始,那些无理智的生物似乎突然呈现出了某种一致的行为规律......)
士兵A:
等等,前方好像......有个人影!
士兵B:
这家伙...好像还拿着电锯,是附近的伐木工么?
莉琉:
蠢货!会有人在夜里11点砍树吗?! 模因检测的结果是
士兵A:
色相为绿色,是人类!
士兵B:
好像还是个小女孩?
SID司令室、23時15分。
赤い髪の女性が軍服を身にまとっている。胸の前で腕を組み、スクリーン上のモノクロ
の画面のうち10数個の赤い枠を見つめている。
画面下、会話ウィンドウが突如表示される―――
SID捜査官:
報告します長官。番号記録によれば、誘拐されたランボー氏はまだアイギスの範囲内です。
監視の回顧分析から、誘拐犯はこの3つのエリアに現れる可能性が最も高いです。また港区の旧式倉庫で異常な電力使用を確認しています……。
防衛庁に救助を要請しますか?
マリル:
まだいい。包囲網を縮小して、私の命令を待て。
SID捜査官:
了解。
ウィンドウが閉じられると、マリルは軍用通信チャンネルに切り替えた。
マリル:
前方は山岳地帯だ。ヘリの高度に注意しろ。不用意に藪蛇をつつくなよ。
兵士A:
了解。衛星のサーモグラフィー、クリアです。
でもこの移動速度……本当に人間なのでしょうか?
マリル:
正確には……『かつて』はだ。
奴らの進路方向は、既に避難を済ませたのだろな?もし異動が現れたなら―――
兵士B:
大砲とエリア破壊兵器は既に待機しています!
マリルは頷いた。彼女としては軍に多くの情報を漏らしたくない。
そして今回の追跡行動が始まった時から、嫌な予感がしていた……
マリル:
(新豊洲市街区の外で発生した『魔女』。通常の処理方式としては軍が予め配備した重火力で強行殲滅する。)
(これまでの経験からすると、魔女の繭が消えると同時に、周囲の生物や建物を無差別に攻撃し始める。)
(しかしここ2週間、理性の無い生物が突如として、規則性のある行動が見られるようになった……)
兵士A:
待って下さい、前方に……人影が!
兵士B:
なんだこいつ……電動チェーンソーを持っているようだが、近くのキコリか?
マリル:
馬鹿が!夜11時に木を切るような奴がいるか!?ミーム検査の結果は―――
兵士A:
色相はグリーン、人間です!
兵士B:
まるで少女みたいだ?
莉琉立刻切到近距模式。
热成像画面中,那个小女孩似乎戴着头巾,手中拿着与体型完全不相称的电锯。
而此刻她居然在朝着那群高速狂奔的女巫招手。
领头的几只听到声音,立刻向她的方向扑了过去。
这种规模的女巫群落,往往需要一个有过应对经验且全副武装的重机枪排才能保证无损歼灭。
就在莉琉准备通知清理小组一会去为少女收尸时, 她却毫不犹豫的提起电锯迎了过去...
マリルはすぐに近距離モードへ切り替えた。
サーモグラフィーでは、その少女はスカーフを被っているようで、体型にそぐわない電動チェーンソーを手にしていた。
そして今、超高速で狂走している魔女に向かって手招きしている。
先頭の何匹かは声をあげ、すぐ彼女の方向へ飛びかかった。
この規模の魔女の群れは、過去に何度か経験がある。そして完全武装の重機関銃で列を組むことで、被害無しで殲滅を保障することが出来た。
マリルは処理班へ、後で少女の死体を回収するよう連絡しようとした時。彼女は躊躇無く電動チェーンソーで迎えうった……。
只见她随着电锯挥舞的角度调整着步伐,避开攻击的同时将链刃调整到恰好能切开对方身体的位置。
那些女巫就像被塞进大功率切割机的生肉一般,纷纷顺着自身奔跑的方向被锯成碎块。
小姑娘借着惯性和离心力流畅衔接着移动和攻击动作,却看不出任何超出常人的力量。
就连她手中的电锯,似乎也是根据敌人特点和自身力量计算而选择的最有效率的武器。
在不到30秒的时间内,那十几只SID联合军方追踪 四天三夜的女巫就被切成了满地的肉块。
士兵A:
怎、怎么办?
莉琉无奈的叹了口气。
莉琉:
该死.........
打开探照灯,地狱火导弹瞄准―――
用喇叭喊话,让她知道自己的处境,敢轻举妄动就把她和这座山一起炸平。
把那个人给我带回来!!!
……
電動チェーンソーを振り回す角度に合わせて歩調を整え、攻撃を避けながら、相手を切り裂けるように体の位置を合わせる。
魔女達は大型のスライサーに押し込められた生肉のように、走りながら砕け散らされた。
慣性と遠心力によって、少女は移動や攻撃を繋げている。そこに常人以上の力は見当たらない。
彼女の手にした電動チェーンソーは、敵の特質と自身の力を計算した結果、最も効率の良い武器として選んだようだ。
30秒も経たない間に、SID連合軍が3日4晩で追跡し続けた十数匹の魔女は、肉塊となって地面に転がった。
兵士A:
ど、どうすれば?
マリルは仕方なくため息をついた。
マリル:
忌々しい……
スピーカーで呼びかけ、彼女に自分の立場を分かってもらおう。軽はずみな行動をすれば彼女とその山を跡形も無くしてしまうとな。
そいつを私の元へ連れてこい!!!
……
几小时后,SID审讯室。
莉琉在单向玻璃旁翻阅着手持设备上的档案。
姓名:索娅·安赫莱斯
年龄:14岁...?
莉琉:
所属机构......
萨蒙顿教廷特别行政区——信理部。
前身是『宗教裁判所』吧?
数時間後、SID取調室。
マリルは単方向ガラスのそばで、デバイス上の書類を読み返していた。
名前:ソヤ・アンゼルス
年齢:14才…?
マリル:
所属機関……
前身は『宗教裁判所』だったか?
随着莉琉的点按,玻璃变为双向透明,一名身着修女服的少女安静地坐在对面。
娇小的身躯,被暗红色的宝石扣禁锢在黑色天鹅绒质地的连衣裙内。
银色长发水蓝色的瞳孔本应十分惹人怜爱,然而她脸上那股无所谓的笑意却带着森寒的锐利。
莉琉快速掠过相关事件报告,看到最下面的一行红字——
此人受联合议会《萨蒙顿公约》特别条款保护,联合议会成员国机构控制时间不得超过12小时。
莉琉:
喂,新丰洲军方针对你的调查令已经被取消了。
索娅:
是吗? 人家好怕呢~
莉琉:
怕的是他们才对吧?刚刚押运你的士兵主动申请要进行C级的记忆消除......
双手被锁起来的银发少女舔了舔自己的嘴唇,露出兴奋的笑容。
索娅:
那群家伙的汗味实在是太臭了嘛,但我也没伤害他们呀。
嗯......那大姐姐你要拷问我吗?你的味道很好闻呢!
少女紧紧的盯着莉琉,一副很感兴趣的表情。
莉琉:
哦?你叫索娅对吧...
拷问可是我的“特长”之一呢。
莉琉流露出一丝兴奋。
莉琉:
不过,在此之前―――
少女歪过脑袋,好奇的看着莉琉从档案袋中取出她的身份证明。
上面是与学园都市身份卡截然不同的复古花纹,黑色卡面上雕刻着代表『裁判所』的金色符号。
反面的认证信息区域一片空白,只有利用生物指纹技术才能进一步读取信息。
使用档案袋中索娅指纹采样的复制品接触卡片, 行金色花体字浮现在光滑的背面。
『理性、秩序与征服。』
随着金色字样消退,卡片上出现了另外三行简短的文字。
『代行神圣意志的骑士一』
『索娅·安赫莱斯』
『签署人:卡利克斯特四世』
这张由教宗大人亲自签署的身份卡,正是索如有特 无恐的原因。
莉琉面前这个14岁的小姑娘,是官方认证的处理异质物感染及相关问题的“专业人士”
莉琉:
『审判骑士』,在收容异质物的同时,有权不经评 估直接抹杀有潜在危险的感染对象.........
索娅:
嗯哼~
『七年战争』末期,由于教廷在异质物感染方面的特殊贡献―――
联合议会决定授予部分执行人员六大学园都市的最高豁免权。
《萨蒙顿公约》进一步约定此类宗教“净化”,不受世俗法律的约束。
莉琉:
换句话说,就是隶属教廷的特别探员吗.........
以宗教名义解决各国都很棘手的“异质物感染”问题,真是聪明的设计。
索娅:
嘛......... 像是女巫、狼人、僵尸、恶魔、吸血鬼什么的
都是我的净化对象啦~
索娅的脸上再次露出天真无邪的笑容。
マリルがクリックすると、ガラスは次第に透明になり双方向映すようになった。向かいにはシスター姿の少女が静かに座っている。
小柄な体で、黒いビロード生地のワンピースには、暗赤色の宝石のボタンが嵌められていた。
銀色の長い髪に、青い瞳はとても愛くるしいもののはずだ。しかし彼女の顔には歯牙にもかけないというような笑みがあり、薄暗い寒さと鋭さを帯びていた。
マリルは事件報告を素早くスワイプしていくと、一番下に赤い字が見えた―――
この者は連合議会の《サモントン条約》の特別条項によって保護されている。連合議会の加盟国機関における拘束時間は12時間を超えてはならない。
マリル:
いいか、新豊洲軍はお前への調査令を既に取り消している。
ソヤ:
あら、そうですの?怖かったですわ~
マリル:
怖かったのは彼らの方だろう?たった今お前を護送した兵士自らが、C級の記憶消去の申請を出したぞ……。
両手を縛られた銀髪の少女は、自分の唇を舐め、興奮したような笑みを浮かべた。
ソヤ:
あの方達の汗の匂いが臭過ぎましたの。ただワタクシも彼らを傷つけたわけじゃありませんのよ。
んん……ならお姉様がワタクシに拷問してくださらない?貴女の匂いはとてもいいですわ!
少女はマリルをジロジロと見つめ、興味ありげという表情をした。
マリル:
ふん?お前の名前はソヤだったか……
拷問は私の”特技”の1つだ。
マリルは過しだけ興奮を露にする。
マリル:
だが、その前に―――
少女は首をかしげ、マリルが書類袋から彼女の身分証を取り出すのをまじまじと見つめていた。
学園都市のものとは全く異なるレトロな模様で、その黒いカードには『裁判所』を代表する金色のシンボルが刻まれている。
裏面の認証情報エリアは空白で、生体指紋技術を利用して情報を読み取れるようになっている。
書類袋からソヤの指紋をサンプリングした複製品を使い、カードと接触させた。滑らかな裏面に金色の花文字が浮かび上がる。
『理性、秩序と征服』
金色の文字が消え、カードの3行の短い文字が現れている。
『聖なる意思を代行する騎士―――』
『ソヤ・アンゼルス』
『署名者:カリストゥス4世』
このカードは教皇様が直々に署名した身分証カードで、彼女に恐れがないその理由だ。
マリルの目の前にいる14才の少女は、公式認定された、異質物の感染と関連問題を処理する「専門家」だ。
マリル:
『審判騎士』。異質物を収容すると共に、潜在的に危険性がある感染対象を評価せずに抹殺する権利がある……。
ソヤ:
ええ、そうですわ~
『七年戦争』の末期、教皇庁の異質物感染における特殊な貢献から―――
連合議会は、一部の執行員に6学園都市の最高免責権を授与することを決定した。
《サモントン条約》はこの宗教の「浄化」を更に約束したもので、世俗法律の制約を受けないのだ。
マリル:
言うなれば、教皇庁の属する特別捜査員だな……
宗教という名目で各国にとって厄介な「異質物感染」を解決するとは、良く出来た仕組みだ。
ソヤ:
まぁ……魔女、人狼、ゾンビ、悪魔、吸血鬼なども―――
全てワタクシの浄化対象ですけどね。
ソヤは再び無邪気な笑みを浮かべた。