【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.3_黙示録 PART.5 第5章_20180821修正
盲点――视网膜上动静脉和视神经穿过的地方,这个区域没有感光细胞,因而不能引起视觉。
但我们无法在自己的视野中找到盲点的位置,因为图像里缺失的那部分会被大脑自动填补。
我们的大脑总是如此,会千方百计的将自身状态合理化。
以至于很多人都会认为:凡是自身天生的,就是天然正确的。
而事实并非如此――
曾有人7岁时才意识到,自己的左眼早已失明。
先天失聪的人如果不被提醒,也会认为这世界就是静音的。
如果一种异常被当做了“初始设定”,你就不会感到任何不妥。
直到某一天,当你不得不直面那些矛盾的时候,才会恍然大悟。
那么...是否存在某种人类共有的先天缺陷,让所有人都习以为常呢?
盲点―――網膜上動静脈や視神経が通る箇所、この領域は感光細胞がないため視覚は発生し得ない。
また己の視野から盲点の位置を見つけることはできない。なぜなら欠けた画像の部分を脳が自動的に補完するからだ。
私たちの脳はいつもこのように、あらゆる手を尽くし己の状態を合理化する。
そのため多くの人がこう考えている:自分が生まれつき備わっているものは、天然で正しいものだと。
事実はそうではない―――
ある人物は7才になってようやく、自分の左目が失明していることに気づいた。
先天性失聴の人は他人から注意されないと、この世界は無音であると考えるだろう。
もしあなたの「初期設定」に異常があった場合、何の不都合も感じることがないはずだ。
ある日、その矛盾に直面しなければならなくなった時になって、ようやく気づくのだ。
では……誰しもが慣れ親しんでいる人類という種に、先天的な欠陥はあるのだろうか?
直到某一天―――
人们都不得不面对那无法回避的矛盾时......
……
いつの日か―――
人は避けられない矛盾に直面しなければならない……
……
我还在试着消化那条爆炸性新闻。
小怜:
(总觉得是很严重的事情,但又理不清头绪.........)
就算新丰洲能抵御第一轮核打击,但接下来的污染问题、环境问题和粮食问题都是致命的。
“在XK级世界末日中,没有幸存者。”
拉斐尔:
其实无差别核反击体系并不是什么新鲜的东西,冷 战期间类似的东西就被设计出来了。
小怜:
诶?那么久之前就有!?
拉斐尔:
只是这东西很少被人提及―――
你知道为什么吗?
作为历史白痴的我,保持着“我哈也不知道”的礼 貌笑容,吃了拉斐尔一记白眼。
ラファイル:
因为各国都有默契:这种东西互相知道就好,不要 对公众宣传。
长期以来,无论是审查制度严格还是倡导新闻自由的国家,此类话题都是媒体的禁区。
俺はまだ、この爆発的なニュースを消化しようとしていた。
レン:
(なんだか大変な事になっていると思うんだけど、見当もつかないな……)
新豊洲が最初の核攻撃を防いだとしても、その後に来る汚染問題、環境問題、食糧問題はあまりに致命的だ。
「XK級の世界終末の中、生存者はいない。」
ラファイル:
別に核による無差別反撃システムは真新しいものではないわ。戦時中にも似たものは設計されたしね。
レン:
えっ?そんな前からあるのか!?
ラファイル:
ただそれ自体は滅多に言及されることはない―――
何故だか分かる?
歴史が全く駄目な俺は、「わかんないや」という愛想笑いを返した。ラファイルの軽蔑的な視線を喰らう。
ラファイル:
各国に暗黙の了解があるからよ:このようなものは互いが知っていれば良い、大衆に知らせるなってね。
審査制度が厳格で報道の自由を提唱する国であっても、長い間、こうした話題はメディアにおいてのタブーだったのよ。
当年联合议会成立并宣布停战的时候,确实也只说了“为了文明和未来”之类冠冕堂皇的理由。
大家都心照不宣的对各自的XK级『异质物』保持沉默——尽管那才是结束战争的根本原因。
而且为了挽回民众对未来的信心,那次大会上还宣布了后来被称为“新旋转门计划”的决议―――
六个常任理事国一致通过,对各自的首都启用『学园都市』(AcademyCity)的称谓。
連合議会が発足し、停戦を宣言した時だって、「文明と未来のため」といった、もっともらしい理由しか言わなかった。
それぞれのXK級『異質物』について黙秘する―――それが戦争を終わらせた根本的原因。
そして民衆の未来への自信を取り戻させるために、その会合で「新回転ドア計画*1」と呼ばれる決議を発表した。
6つの常任理事国は満場一致で、それぞれの首都に『学園都市』(AcademyCity)の呼称を起用した。
这场声势浩大的运动包括政府重组、发行新币和新国债、修改机场地标名称、甚至更换路牌等等......
虽然只是改了个名字,各国的信用体系却奇迹般的在数月内从战争状态中恢复了过来。
连上市公司都纷纷提出更名申请——只要与『学园都市』概念沾边,就能立刻推高股价。
この巨大な勢いの運動は、政府の再編、新貨と新国債の発行、空港のランドマークの改名、道路標識の交換等々まで及んだ……
ただ名前を変えただけ。それなのに各国の信用体系は数ヶ月で戦争状態から奇跡的に回復したのだ。
上場企業からも名称変更の申請が相次いだ―――『学園都市』という概念に関わりさえすれば、すぐに株価が上げることが出来る。
拉斐尔:
因为人们总倾向于幻想美好的未来。
民众只是需要一个可以给幻想凭依的符号―――
索娅:
嘛.........就像男孩子的“施法材料”一样对吧?
伊露卡:
嗯?
小怜:
…………
拉斐尔攥紧手中的纸卷,亮出一个“你皮痒了?”的眼神,索娅立刻缩到了我的身后。
小怜:
确实,这应该是一次蓄谋已久的公众宣传...
一般情况下,这种事只要在高层闭门会议中内部通知就可以了。
拉斐尔:
现在六国能下达媒体禁止令的人全在那个屋里子开着封闭会议。
全世界的媒体都希望能在禁令下达前,将这个爆炸性新闻的关注度和点击量压榨干净。
肆无忌惮的把焦虑和恐惧散布给公众的话...
拉斐尔不安的看向窗外的人群。
拉斐尔:
平时.........这里会有这么多人吗?
虽然这条街的属性与政治事件基本绝缘,但今天电器街的人确实比平日多出不少。
索娅:
嘛......应该不用担心。
我们所在的大厅位于二楼,索娅走到落地窗附近环视了一圈,很有把握的说道。
索娅:
这些人的气息并没有过多愤怒的颜色,而且焦虑的烟熏味在这种密度的人群中也算正常。
拉斐尔:
那就是你档案里说的......『共感觉』?
索娅:
应该算是吧~
拉斐尔:
那么,你平时看我们都是什么样子的?
索娅色香味俱全的发言引起了这位大小姐的好奇。
索娅:
嗯......你的感觉有点矛盾呢。
像是雨后田野的气息,还有种温暖的感觉,即使产 生了负面情绪也很快能被冲刷掉。
小怜:
(......所以她才无法躲避拉斐尔的攻击吗?)
然而索娅的表情有些困惑。
索娅:
一般这种人都是温柔治愈的大姐姐,怎么会是你这种脾气臭又暴力的母―――
索娅的话才说到一半,我似乎看到了拉斐尔头上猛然腾起的怒火。
索娅:
其、其实这代表你内心非常温柔宽容大度慈爱一定不会随便使用暴力的对不对。
索娅的语速忽然加快,并立刻转换话题。
索娅:
咳咳——不过用小怜来举例的话,她的颜色是我见过最纯粹的哦。
小怜:
欸?
拉斐尔:
哦?
拉菲尔的怒火迅速消散并提起了兴趣。
索娅:
比如在甜品店吃芭菲的时候,每吃一口都能听到她 内心发出类似“噫 ——好吃!”这样的叫声。
小怜:
什、什么啊! (不要说出来啊!!!)
索娅:
每次叫完才会吃下一口,非常有趣呢。
拉斐尔:
哈~不愧是你,真是蠢得可以。
索娅:
而伊露卡呢,就像仓鼠一样开心的一直吃。
伊露卡:
诶嘿嘿~
伊露卡好像被夸奖了一样憨憨的笑起来。
索娅:
在街上看到漂亮的女生,小怜会忽然冒出淡粉色的气息,在不扭头的情况下把眼球转到极限偷瞄。
或者假装看向那个女生身后的远方,看够了再把头转向完全不相干的方向,以为这样就能洗清嫌疑。
拉斐尔:
哼,变态。
拉斐尔白了我一眼。
小怜:
别、别说了
我还以为自己掩饰得很好呢......为什么要那么细致入微的观察我啊!?
索娅:
小怜看到漂亮的衣服会产生两种矛盾的颜色互相交战,不过通常是浅红色的那边赢。
拉斐尔:
哦?
拉斐尔扭头上下打量着我,视线又落在我的腿上。
小怜:
(我不知道!我什么都不知道!!)
索娅:
对了,如果她忽然收敛气息,像要从人群中消失一 样的话,就是打算偷偷调整内衣或网袜了。
伊露卡:
喔ーーー
拉斐尔:
呵呵~
伊露卡和拉菲尔听得津津有味,索娅也和她们越说越起劲。
不行了,这里已经没法待下去了。
我收敛起气息偷偷后撤了两步―――
索娅:
啊啊还有,小怜在想上厕所的时候呀......
没等索娅下半句说完,她脚环上的灯就开始闪烁。
索娅:
啊嘞?
随着“咔”的一声,美术馆大厅的窗边闪过一瞬淡蓝色的弧光。
只见银发少女身体挺直的摔在地上,身上又冒出一缕白烟。
伊露卡蹲在地上戳了戳一息尚存的索娅,用无辜的眼神向拉斐尔表示这不是她干的。
拉斐尔回头的时候,我已经跑到了楼梯口。
小怜:
(对不起,只能想到这个办法让你闭嘴了!)
ラファイル:
人はいつだって幻想的で美しい未来に惹かれるわ。
民衆は幻想に根拠を与えてくれる、ただ1つのシンボルが必要なの―――
ソヤ:
まぁ……まるで男の子にとっての「魔法使いの材料」*2みたいですわね?
イルカ:
う?
レン:
…………
ラファイルは巻いた紙を握り締め、「まだぶたれ足りないの?」という目つきだ。ソヤは俺の後ろへ引っ込んだ。
レン:
確かにそうだ。これって長い間計画された一般人へのプロパガンダじゃないか……
一般的に、このようなことは上層部の秘密会議で内部通知すればいい。
とはいえ、議会に参加できないような小国やテロリストでも、情報を知る方法はいくつもあるのだろう。
ラファイル:
今、6カ国にメディア禁止令を下せる人物は、あの部屋で秘密会議を開いている。
世界中のメディアは、禁止令が発令される前に、この爆弾的ニュースで注目度とクリック数を搾り取りたいと望んでいるわ。
ただこのまま野放図に不安と恐怖を公衆に流そうものなら……
ラファイルは不安そうに窓の外を見た。
ラファイル:
普段……ここってこんなに人が多いものなの?
この町の属性からして政治事件とは無縁のはずだ。しかし今日の電気街の人通りは、確かに普段より多い。
ソヤ:
まぁ……心配は要らないと思いますわ。
俺たちのいるホールは2階に位置している。ソヤは窓の近くまで寄り、辺りを見回すと、とても自信気に言った。
ソヤ:
あの方達の気配に怒りの色はあまり在りませんし、焦慮の煙臭さも、この密度の群集の中なら至って正常ですわ。
ラファイル:
それがアンタのファイルにあった………『共感覚』?
ソヤ:
たぶんそうですの~
ラファイル:
なら、アンタから見ると私達はどんな感じなのかしら?
ソヤの色と香りを併せた発言が、このお嬢様の好奇心を呼び起こした。
ソヤ:
うーん……貴女は少し矛盾した感じがしますの。
雨上がりの野原のような息吹、それに暖かい感じもしますわ。たとえ負の感情が生まれたとしてもすぐに洗い流すことが出来ますの。
レン:
(………だからラファイルの攻撃が避けられないのか?)
しかしソヤの表情は少し困惑しているようだ。
ソヤ:
普通そういう方は優しくて癒し系のお姉様ですの。どうして貴女のように気性が荒くて暴力的なじゃじゃ馬に―――。
ソヤの話の途中、ラファイルの頭上に猛烈な怒りの炎が燃え上がったのを見た。
ソヤ:
ほ、本当の心の内は、とても優しくて寛容寛大な慈愛に溢れているのですの。だから絶対に暴力とか振るうはずがないのですわ。
ソヤは急に話を速め、すぐに話題を変えた。
ソヤ:
こほんこほん―――ではレンさんを例にあげますわ。彼女の色はワタクシがこれまで見た中で一番純粋ですの。
レン:
へえ?
ラファイル:
ほう?
ラファイルの怒りはたちまち消火され、興味が沸き起こった。
ソヤ:
例えば、スイーツ店でパフェを食べる時。一口頬張る度に「んーーー!おいしい!」という心の声が聞こえてきますわ。
レン:
な、なんだって!(言わないでくれよ!!)
ソヤ:
毎回叫び終わってから一口食べますのよ。とても面白かったですわ。
ラファイル:
ほぉ~さすがアンタね。馬鹿そのものよ。
ソヤ:
そしてイルカは、ハムスターのように楽し気に食べてましたわ。
イルカ:
えへへ~
イルカは褒められたかのような素直な笑みを浮かべた。
ソヤ:
街でキレイな女の子を見ると、突然レンさんからピンク色の気配がしましたの。首は動かさずに目だけが限界まで追い回してましたわ。
他にも、その女の子の後ろの方を見るふりをして、頭を全く関係ない方向に向けてましたわ。それで容疑が晴れると思っているんですの。
ラファイル:
ふん、この変態。
ラファイルが軽蔑した目を向ける。
レン:
も、もう止めてくれ……
自分では上手く誤魔化せていると思っていたのに……。どうしてそんなに俺を見ているんだよ!?
ソヤ:
レンさんは素敵な服を見ると2つの矛盾した色が交戦しますの。ただ普段は浅紅色の方が勝つみたいですわ。
ラファイル:
ほほう?
ラファイルは俺に振り返ると、また足に視線を落とした。
レン:
(知らない!俺は何も知らないから!!)
ソヤ:
そうですわ。レンさんが急に気配を消して、人ごみから消えようとしていたなら、それは下着や網タイツをこっそりと直すつもりなのですわ。
イルカ:
おーーー
ラファイル:
ぷぷっ
イルカとラファイルは興味津々に聞いている。ソヤも彼女達に話せば話すほどやる気が出てくるようだ。
ダメだ、もうここには居られない。
俺は気配を消し、こっそり2歩程後退する―――
ソヤ:
ああ、それと。トイレに行きたい時にも………。
ソヤが言い終わる前に、彼女の足輪のライトが点滅し始めた。
ソヤ:
あら?
「カチッ」という音と共に、美術館のロビーの窓際に、一瞬淡い青色のアークがきらめく。
銀髪の少女の体がまっすぐ地面に投げ出されると、体からまたもや一筋の白煙が立ち昇った。
イルカは床にしゃがみ、まだ息のあるソヤを突っ突く。これはイルカがやったのではない、そう彼女の無垢な目が語っている。
ラファイルがこちらを振り返った時、既に俺は階段口に駆け出していた。
レン:
(悪いな、この方法でお前を黙らすしかなかったんだ!)
嘭――
慌不择路的我似乎撞到了什么人身上。
但那人并没有被我撞倒,反而顺势将我扶住了。
小怜:
(这、这种弹性......)
ぽよんーー
慌てていた俺は誰かにぶつかった様だ。
しかしその人は俺に突き倒されること無く、逆に俺を支えてくれた。
レン:
(こ、この弾力は……)
黑发女性:
小心点啊,小家伙.......
黑发的大姐姐似乎困意正浓,打了个哈欠。
小怜:
啊、对、对不起。
她手中拿着一把日本刀,精致的刀鞘、刀谭和刀柄处处散发着顶级艺术品的气息。
黑发女性:
你是叫小怜吧?
小脸蛋长得还挺可爱的嘛~
黒髪の女性:
気をつけなさい、おチビさん……
黒髪のお姉さんは眠そうにあくびをした。
レン:
あ、ご、ごめんなさい。
手には日本刀を持っていた。精緻な鞘、鍔(つば)、柄、至るところまで最高級の芸術品としての息吹が息づいている。
黒髪の女性:
貴女、レンっていうの?
小さいほっぺが可愛いわね~