【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.3_黙示録 PART.6 第6章_20180821
指挥室内,莉琉眉头紧锁的盯着大屏幕上循环播放的视频。
那是几小时前马萨达堡议长在发布会上介绍『自动反击系统』时的录像―――
画面中的大叔面带微笑谈吐自然,就像在给主妇介绍新款烤箱的推销员。
莉琉:
面部分析结果出来了?
爱衣:
确认是议长本人无误,而且基本没发现伪装的情绪或微表情―――
爱衣似乎对结果有些失望。
莉琉:
也就是说,他在给公众介绍世界末日时,脸上的微笑是发自真心的?
爱衣:
切,我也可以~
爱衣有些不服气,被莉琉敲了回去。
莉琉:
他又不是你―――
莉琉看了看屏幕顶部一排新闻画面,萨蒙顿靠近西亚的几座城市已经爆发了难民示威游行。
在那排画面下方,是新丰洲的热点分布图,几块高亮的地区说明抗议的人群正开始聚集。
莉琉:
媒体管控做的如何了?
爱衣:
虽然我们没有签发禁止令的权利,但大多数公司知 道SID介入后,都选择了乖乖配合。
那几家态度坚决的,目前都因“未知来源”的网路攻击全面瘫痪中。
爱衣做了个鬼脸,莉琉的嘴角微微上扬。
爱衣:
不过咱们也拦不住全世界的媒体呐……
目前只有华云宫一如既往的进行着新闻管制,其他几国都炸开锅了。
莉琉:
那就不是我们要操心的了。
爱衣:
那要不要对协约非武装区的网络也……
莉琉对爱衣摆了摆手。
莉琉:
这几天联合议会对任何攻击都敏感的要死,你就别惹事了。
莉琉注视着每秒刷新一次的城市热点图,在思考如何让防卫厅和市政部门的官僚们乖乖配合。
莉琉:
哎,元老院那帮家伙开封闭会议,只留下个什么事都不管的大猩猩在外面.........
她在手持设备上选中几个电车站,然后拨通手下探员的电话。
现在我们要分散热点地区的人流,给交通局发一套爆炸物警告,告诉他们这几个车站一律禁止停车。
SID探员:
明白。
莉琉:
啊,记得叫拆弹组去装装样子~
SID探员:
遵命。
莉琉:
派人盯着市区里这五个重点区域,这些地方今天都比往常聚集了更多的人群。
现场注意随机应变,如果情况不对就穿着防化服在街上散布二氧化硫气体,伪装成瓦斯泄露什么的。
SID探员:
好的。
莉琉挂断电话,看到爱衣正一脸期待的看着自己。
莉琉:
你往西北地区打两发碘化银炮弹,下场雨就都老实回家了。
记得算好风向,别影响到协约非武装区——国际公约可是很麻烦的。
爱衣:
嘿嘿,没问题~
……
司令室、マリルは大スクリーンで再生された動画をじっと見つめていた。
数時間前、マサダブルク議長が会見で『自動反撃システム』を紹介した時の映像だ―――
映像の中年男性は微笑を浮かべて自然に語りかけている。まるで主婦に最新型オーブンを紹介するセールスマンのように。
マリル:
顔面分析の結果は出たか?
アイ:
議長本人であることが確認できたよ。さらに嘘の感情や微表情*1もほとんど見られないね―――
アイはその結果に少しがっかりしているようだった。
マリル:
つまりだ。世界終末を世間へ発表していた時の、あの微笑みは本心からということか?
アイ:
ちぇー、私も出来るのにな~
少し不服そうだったアイは、マリルに叩かれ後ずさりした。
マリル:
お前じゃあるまいし―――。
マサダの議長は政治に20年近くも身を置いているんだ、この行為がもたらす結果をよく知っているはずだが……。
マリルは画面上のトップニュースを見る。既にサモントンの西アジアに近い数箇所の都市で難民デモが勃発していた。
その画面の下には、新豊洲のホットスポットの分布図がある。色が明るくなっている地域では、抗議を行う人々が集まってきている。
マリル:
メディアへの規制はどうなっている?
アイ:
私達に禁止令を出す権利なんて無いけどねぇ。でも多くの企業はSID介入を知って、大人しく協力することを選んでくれたよ。
いくつかは断固とした態度を取っていたけど、今は「未知のリソース」からのネット攻撃によって全面的に麻痺しているね。
アイがおどけた顔をし、マリルの口元もわずかに上がる。
アイ:
それでも全世界のマスコミは止めらないんだよねぇ……。
現在、華雲宮だけが普段通りにメディア規制を進めているけど、他の国はもう収拾がつかないみたいだね。
マリル:
それは私達が心配することではないな。
アイ:
じゃあ協約非武装区のネットに対しても……
マリル:
ここ数日、連合議会はどの様な攻撃に対しても過敏になっている。お前は面倒を起こすな。
マリルは毎秒更新される都市のホットスポット図を見つめる。防衛庁や市制部門の官僚達をどう協力させるかを考えた。
マリル:
ちっ、元老院の連中は秘密会議で、残しても問題ないゴリラだけが外にいる……。
マリルはタブレット端末でいくつかの電車の駅を選ぶと、部下の捜査官に電話をかけた。
マリル:
今からホットスポットの人の流れを分散させる。交通局に爆発物の警告を出し、この複数の駅で駐車禁止となることを知らせてやれ。
SID捜査官:
了解です。
マリル:
あぁ、あと爆弾解体班に変装したのをよこしておけ。
SID捜査官:
仰せのままに。
マリル:
市街地のこの5つの重点エリアに人を派遣して監視させろ。今日はいつも以上に人が集まっている。
現場では臨機応変に行動しろ。情勢が悪くなれば防護服を着て街に二酸化硫黄ガス*3を散布し、ガス漏れを装え。
SID捜査官:
お任せください。
マリルは電話を切る。するとアイが期待に満ちた顔でこちらを見ていた。
マリル:
お前は北西地区にヨウ化銀砲弾*4を撃ち込んでやれ。雨が降れば大人しく帰るだろう。
協約非武装地区に影響は出ないようにな―――全く、国際公約とは本当に煩わしいな。
アイ:
ふふふ、まかせて~
……
我偷偷打量着面前这位姐姐的衣服。
小怜:
(好、好大!) (运动的时候不会跳出来吗......)
她似乎看穿了我的想法,拉了拉束缚着丰满胸部的皮带,有些轻佻的笑着说。
黑发女性:
有它们兜着呢,出不来~
小怜:
额......啥?(我的想法被看穿了?)
(不、不用继续拉了啊!都勒出色情的形状了!)
拉斐尔:
瑟蕾莎——你怎么过来了?
拉斐尔身后不远处,头上还冒烟的索娅拉着伊露卡怒气冲冲的朝我走来。
瑟蕾莎:
还不是布勒那老巫婆!给我打了十几个电话,困死我了......
瑟蕾莎满脸倦怠的打着哈欠伸了个懒腰,顺势用一 只胳膊楼住了我的脖子。
瑟蕾莎:
吶~这就是莉琉手下的那个“小怜”吧? 上次联合行动跟你一起的那个?
小怜:
(她知道上次联合行动的事?)
拉斐尔“啊”了一声,就将脸转向一侧,回避着对方的目光。
瑟蕾莎也不含糊,不由分说的移到我身后,两只手拍住我的肩膀捏了捏。
瑟蕾莎:
嗯,根骨不错,但缺乏锻炼。
实在抱歉,没有肌肉让您见笑了。
接着她将食指勾起,用指关节顶住我的脊椎两侧向下滑,滑到腰窝的时候稍一用力―――
我顿觉一阵温热酥麻的感觉传遍全身,忍不住叫出声来。
小怜:
啊~
拉斐尔:
……
索娅:
厚?
拉斐尔一幅见惯不怪的态度,而索娅似乎对我的叫声提起兴趣凑了过来。
这人只三两下蜻蜓点水的手法,我就意识到自己根本无力反抗,只得乖乖站好任由她摆弄。
瑟蕾莎:
乖,闭上眼―――
瑟蕾莎在我耳边轻轻说道。
瑟蕾莎:
想象你的右手小臂想要向前弹出去,但是被手指卡住无法动弹,只能慢慢蓄力。
我顺着瑟蕾莎的指引将右臂抬起,将右手手指扣住我的左肩。
瑟蕾莎:
深呼吸..................
放―――
我只觉随着右手手指放开,整只手臂像拉满的弓弦一样弹了出去,半空中似乎切到了什么―――
小怜:
?
索娅刚巧站在我面前一臂开外的距离,刘海上一缕银发被我的指甲利落的切开。
索娅:
欸?
我们俩对视愣在原地,看那缕银发缓缓飘落.........
小怜:
对、对不起! 没伤到你吧?
索娅:
厄呜~
索娅发出了小动物一样的声音。
索娅:
你刚才的气息,好像穿透了我的身体......
索娅满脸红晕的看着我说道,似乎还很陶醉的样子!
瑟蕾莎:
嘿嘿,怪不得我们家大小姐非要留在新丰洲............
拉斐尔:
少废话——你到底做什么来的!?
瑟蕾莎:
我来送你回大使馆啊。
小怜:
你究竟是.......
瑟蕾莎:
啊,姑且自我介绍下一
瑟蕾莎调整了一下胸部的位置。
瑟蕾莎:
我是十字玫瑰的格斗总教官瑟蕾莎。
就是专门教人打架的——虽然都是我打别人。
大小姐惹事的时候,偶尔会客串一下保鏢。
瑟蕾莎对拉斐尔抛了个媚眼,被拉斐尔无情的白了回去。
瑟蕾莎:
她爷爷还给过我一枚同袍勋章呢~
拉斐尔:
所以说,究竟发生什么事了?
瑟蕾莎:
嗯......我也才睡醒,不过据老巫婆说。
马萨达堡议长...在酒店房间吞枪自杀了。
拉斐尔:
什么——?!
小怜:
怎么回事?
瑟蕾莎:
我的情报只有这些,那个什么议长你们认识?
啊——!
瑟蕾莎拍了下脑门大叫一声,扭头看着我。
瑟蕾莎:
这个情报似乎应该保密.......
嘛......算了算了~
小怜:
算、算了?!
瑟蕾莎:
反正SID应该也知道了,就连保安军都提升到二级警戒状态了。
瑟蕾莎清了清嗓子,收起吊儿郎当的姿态,挺直腰板拿起了手中的日本刀。
瑟蕾莎:
所以呢——根据安保协协议,我来护送大小姐回使馆。
俺はこっそりと、このお姉さんの服を見ていた。
レン:
(で、でかい!)(運動中とかに飛び出さないのかな……)
彼女は俺の考えを見抜いているのか、豊満な胸を縛ったベルトを引っ張り、軽薄そうに笑った。
黒髪の女性:
これで包んでいるから、出ないの
レン:
え……な?(俺の考えが見透かされてる?)
(も、もう引っ張らなくていいから!喰い込んで素敵な形に!)
ラファイル:
セレッサ―――どうしてここに?
ラファイルの少し後ろから、頭から煙を出したソヤが、イルカを引っ張って怒りをあらわにして俺に向かってきた。
セレッサ:
ビューラー*5の老魔女からよ!私に何十回も電話をかけてきて、おかげで眠くて死にそう……。
セレッサは気だるそうな顔で欠伸をし、背中を伸ばした。続けて片腕を俺の首に回した。
セレッサ:
ね~、この子がマリルの手下の「レン」?前回の合同行動で貴女と一緒だったっていう?*6
レン:
(この人、前回の合同行動を知っている?)
ラファイルは「あっ」と声を上げると、顔を横に向け、視線をそらした。
セレッサの態度もよくわからないもので、何も言わず俺の後ろに移ると、両手で俺の肩を握った。
セレッサ:
うーん、素質は悪くないんだけど、鍛錬が足りないね。
筋肉が無いばかりに笑わせてしまい、申し訳ないです。
彼女は人差し指を引っ掛けると、指の関節で俺の脊髄の両側を支えながら下に滑らせ、腰まで来るとちょっと力を入れた―――
少しずつ暖かくなる感じが全身に伝わり、思わず声をあげてしまう。
レン:
あっ……
ラファイル:
……
ソヤ:
ほう?
ラファイルは見慣れたものだという態度、ソヤは俺の喘ぎ声に興味津々といった感じだ。
この人が2、3回軽くなぞっただけで、俺では抵抗不可能だと思い知らされた。棒立となって彼女のされるがままとなる。
セレッサ:
ほら、目を閉じて―――
セレッサは俺の耳元でそっと呟く。
セレッサ:
想像してみて。あなたの小さい右腕が前へ飛び出そうとするの。でも指が引っかかって動かない。ただゆっくりと力を蓄えるしかない。
セレッサの導きにしたがって俺は右腕を上げた。右手の指で左肩を押さえる。
セレッサ:
深呼吸して..................
放つ―――
右手の指を放す。腕全体が弓の弦を引いたかのように弾き出され、宙で何かを切ったような感覚がした―――。
レン:
?
ソヤはちょうど俺の目の前に立っていて、一腕分は離れた位置に居た。前髪の一筋の銀髪が、俺の爪によって鮮やかに切り裂かれていた。
ソヤ:
へ?
俺達2人はその場でぼうっとし、その銀髪がゆらゆらと落ちるのを見ていた……
レン:
ご、ごめん!ケガしてないか?
ソヤ:
あうー
ソヤは小動物のような声を出した。
ソヤ:
貴女の先程の息吹、ワタクシの体を突き抜けましたの……
ソヤは顔を真っ赤にして俺を見て言った。まだうっとりしているみたい!
セレッサ:
へぇ~、道理でウチのお嬢様が新豊洲に留まるわけね……
ラファイル:
余計な話はやめて―――一体何しに来たのよ!?
セレッサ:
あなたを大使館まで送りに来たの。
レン:
貴女はいったい……
セレッサ:
あぁ、ひとまず自己紹介を―――
セレッサは胸の位置を正す。
セレッサ:
十字薔薇(Rosenkreutz)*7の格闘総教官、セレッサよ。
ケンカを教えるのが専門―――まぁ私ばかりが殴っているけど。
お嬢様が何かしでかした時には、たまにボディガードもしているわ。
セレッサはラファイルにウィンクをしたが、ラファイルは無慈悲にも背中を向けた。
セレッサ:
彼女のお祖父さんから3等勲章*8を貰っているのよ~。
ラファイル:
だから、何が起こったというの?
セレッサ:
うーん……私もようやく目が覚めてきたわ。それで老魔女によると。
マサダブルク議長………ホテルの部屋で、銃を咥えて自殺したのよ。
ラファイル:
なっ―――!?
レン:
どういうことだ?
セレッサ:
私の情報はこれだけ。貴女達、この議長について何か知らない?
あっ―――!
セレッサは頭を叩いて大声で叫ぶと、俺のほうへ振り返った。
セレッサ:
この情報って機密だったっけ……
まぁ……別にいいか~。
レン:
い、いいのか!?
セレッサ:
どうせSIDも知っているでしょ。警備軍も2級警戒状態まで引き上げられているし。
セレッサは咳払いをすると、だらけていた姿勢を収め、腰に手を伸ばし日本刀を手に取った。
セレッサ:
だから―――安保協議に則り、お嬢様を大使館に護送するわ。
*1:微表情(micro expression)とは、抑制された「真の感情」がフラッシュのように一瞬で顔に表れて消え去る表情のこと。その多くは0.2秒以内の出来事である。
*2:摆了摆手。手首を横に振る動作。一般的に「もういいよ」という意味。
*3:硫黄や硫黄化合物が燃焼したときに生じる無色で刺激臭のある気体。基本人体に無害だが、呼吸器に刺激してぜんそくをおこしたり、酸性雨の元になるなど公害の原因物質となっている。
*4:人口雨を降らす手段として実際に用いられる方法。ヨウ化銀の結晶格子が六方晶形と言って氷や雪の結晶によく似ているため、雪片を成長させやすい性質がある。
*5:布勒。名詞関係なので実際の読みは違うかも。
*6:詳細は深潜症を参照
*7:第4学園都市の情報機関。王立保安局とも。この世界においては007の諜報機関みたいなもので、映画化もされて存在が知れ渡っている。その映画というのも、この機関に属する7番目のスパイが活躍するもの
*8:同袍勳章。日本語でいうと聖マイケル・聖ジョージ勲章の3階級目(一番下)を指す。コンパニオンとも。何かと縁のある007のジェームズ・ボンドも小説内でこの3等勲章を受章している。