【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.3_黙示録 PART.20 第20章(完)_20181006修正
小时候,我总会被各种宏大而富有想象力的假说所吸引。
或许我们是存在于缸中的大脑、或许我们生活在一段虚拟程序中,或许地球是一个小孩的试验......
这些假设让人痴迷、沉醉,浑身起鸡皮疙瘩。
直到有一天,我开始思考―――
那个水缸、那个编写程序的人、还有那个小孩,他 们所处的世界又是什么样的呢?
其实我们和它们,甚至它们的它们,全都被困在这宇宙之中,谁也无法逃脱。
就像《加州旅馆》中的那句歌词——你可以随时结 账,但你永远无法离开。
那些神明在仰望星空时,也与我们一样好奇、一样憧憬、一样恐惧。
……
…………
小さい頃、自分はいつも壮大で想像力に溢れる仮説に惹きつけられた。
もしかすると自分達は水槽に中に存在する脳なのかもしれない*1。あるいは仮想プログラムの中で生活しているのかもしれないし*2、はたまた地球は子供の実験場なのかもしれない……*3
これらの仮説に人は夢中になり、陶酔し、鳥肌さえ立たせる。
ある日、自分は考え始めた―――
あの水槽、あのプログラムを書いた人、そしてあの子供たちがいる世界はどうなっているのだろう?
実は自分達とそれら、それこそ彼らのような者でさえ、この宇宙に閉じ込められていて誰も逃げる事が出来ないのかもしれない。
《ホテル・カリフォルニア》*4の歌詞のように――――何時でも好きな時にチェックアウトできる。だけど決してここを離れる事は出来ない。
あの神々が星空を見上げている時、それは自分達と同じように好奇心があって、同じように憧憬し、同じように恐れるのだろう。
……
…………
小怜!
小怜:
――!!!!
被某种刺激性气味惊醒,我发现自己正躺在一张柔软的床上。
爱衣拿着嗅盐在床边看着我,莉琉则站在床尾在用手机录像。
小怜:
诶诶――??
我连忙擦掉脸上的口水和眼泪,才发现枕头居然被浸湿了一大块。
好像睡了很久,还做了一个很悲伤的梦......
爱衣:
小怜的睡相真是蠢得可爱呐~
莉琉微笑着收起手机,走到床边摸了摸我的额头。
莉琉:
今天是周六,你已经昏睡十几个小时了。
小怜:
十几个小时......这是哪?
―――索娅!!
レン!
レン:
――!!!!
何か刺激的な匂いで目を覚ました。自分が柔らかいにベッドに寝かされている事に気づいた。
アイはベッドのそばで気つけ薬*5を持って俺を観察していて、マリルはベッドの後ろに立って携帯で動画を撮っている。
レン:
えっ?えっ―――??
慌てて顔のよだれと涙を拭う。枕を大きく濡らしていることにようやく気づいた。
長い間寝ていたようだ。何かとても悲しい夢を見たような……。
アイ:
レンちゃんの寝相は本当あほ可愛いねぇ~
マリルは微笑みながら携帯を閉じると、ベッドの傍に来て俺の額を撫でた。
マリル:
今日はもう土曜日だ。お前は十数時間も寝ていたのだ。
レン:
十数時間………ここはどこだ?
―――ソヤ!!!
我忽然想起,在那道电光过后变为一团火球的直升机坠落在教堂后面―――
我绝望的望着那团冒着浓烟的火光,想喊喊不出声。
几秒之后,又发生了第二次更剧烈的爆炸.........
爱衣:
爆炸的冲击把你震晕了...
急に思い出した。あの電光の後、火の玉となったヘリが教会の後ろへ落ちたのだ―――
俺は絶望したようにその火の手を眺めていた。叫びたくても声が出せない。
数秒後には、更に激しい2回目の爆発が生じた……。
アイ:
爆発の衝撃でレンちゃんは気絶したのさ……
爱衣:
那架直升机的油箱被高压电弧击穿,艾尔加纳和机上的五名士兵都烧成了焦炭。
天国之门的复制品也被烧毁,街上那些灯罩的效果在同一时刻立即消失了。
爱衣有些惋惜的说道。
小怜:
索娅呢,她怎么样了?!
莉琉:
在场的探员全都目睹索娅乘上了飞机,而且确定坠落过程中没人跳下来.........
听到这里,我心中一沉。
莉琉:
但在残骸中并没有发现索娅的尸体,她在爆炸时应该拿着电池,却连一丁点生物残留都检测不到。
小怜:
什么?
莉琉:
虽然残骸的清理工作不是由SID进行的,但情报应该很可靠的―――
毕竟我们回收了保安军指挥官的小女儿。
莉琉露出一副得意的神情。
小怜:
(回、回收......?)
爱衣:
而且那种爆炸应该无法损坏异质物加固的脚环,但脚环信号却突然消失了......
爱衣停顿了一下,看着莉琉。
爱衣:
就像上次,小怜从方舟基地消失时一样.........
听到那个词,我不由紧张起来。
那里本是一座战前建成的巨型地下排水设施,莉琉用元老院的经费将其改造成了地下试验基地。
我曾在那个地方召唤出十六世纪的炼金术士海因里希·昆哈特。
アイ:
あのヘリのタンクは高圧アークで破壊され、アルガーナと機内の5人の兵士は消し炭になったよ。
天国の門のレプリカも焼き払われて、街の照明カバーの効果も同時に消失さ。
そう、アイは少し残念そうに話した。
レン:
ソヤは、あいつはどうしたんだ!?
マリル:
あの場にいた捜査員が、ソヤがヘリに乗ったところを、そして落下中に誰も飛び降りていないことを確認している……。
それを聞いて、俺の胸がキュッと締め付けられた。
マリル:
しかし、残骸の中にソヤの死体は見つからなかった。爆発時にはバッテリーを持っていた筈だが、一切の形跡が検出されなかった。
レン:
どういうことだ?
マリル:
残骸の清掃作業はSIDによるものではないが、情報は確かに信頼できるものだ―――
なにせ保安軍指揮官の娘を回収したのだからな。
マリルは得意げな顔をした。
レン:
(か、回収……?)
アイ:
それにあの爆発ぐらいでは、異質物で補強した足輪は壊れないはずなんだ。だと言うのに足環の信号は突然消えてしまった………。
アイは少し間をおいて、マリルを見た。
レン:
まるでこの前の、レンちゃんが方舟基地から消えた時のようだね………
その言葉を聞き、思わずドキッとした。
そこは戦前に建てられた巨大な地下排水施設だった。それをマリルが元老院の経費で地下実験基地に改造したのだ。
俺はそこで16世紀の錬金術師ハインリッヒ・クンラートを召喚したことがある。
接着就和她一起被卷入因果之隙——一个没有时间 和方位概念的奇异空间。
当我们离开那个空间时,居然已经到了南极.........
そして彼女と一緒に因果の隙間に巻き込まれた――――そこは時間と方向の概念が無い奇妙な空間だった。
俺たちがその空間を離れると、いつの間にか南極に着いていた………。
莉琉:
虽然与索娅的设计有偏差,但或许还有一线生机。
小怜:
一线生机.........什么意思! 我、我能做点什么吗!!?
还有......她的设计?
面对我连珠炮似的追问,莉琉无奈的叹口气―――
莉琉:
你还不知道吗?
知道什么啊——!!
莉琉:
那脚环本来是为了防止假释的犯人逃脱所设计。
每一只这种脚环都具有主动窃听功能,索娅自己肯定也知道这一点。
所以她明白,自己说的每句话都可能被我所监听。
我疑惑的点了点头。
莉琉:
回想一下你们昨天的经历―――
下午一起逛街的时候,索娅就在细致入微的观察你和伊露卡。
小怜:
(确实,在美术馆她还向拉斐尔卖弄......)
マリル:
ソヤの計画とは異なるが、まだ一縷の望みはあるかもしれない。
レン:
一縷の望みって……どういう意味だ!お、俺に何かできる事はないのか!!?
それに……あいつの計画って?
何度も問い詰めていると、マリルはどうしようもないといった風にため息をついた。
マリル:
お前はまだわからないのか?
わかるって何がだよ―――!!
マリル:
あの足環は元々、仮釈放された犯人の逃亡を防ぐために設計されたものだ。
それぞれの足輪には自動盗聴機能が備わっていて、ソヤ自身もその事を知っていた。
だから自分の発言の全てが、私に聞かれている可能性があると理解していた。
俺は訝しげに頷いた。
マリル:
昨日の事を思い出してみろ―――
午後に一緒に買い物をしていた時、ソヤはお前とイルカを細かく観察していただろ。
レン:
(確かに、美術館でもラファイルにアピールしていたけど………)
索娅:
在街上看到漂亮的女生,小怜会忽然冒出淡粉色的气息,在不扭头的情况下把眼球转到极限偷瞄。
或者假装看向那个女生身后的远方,看够了再把头 转向完全不相干的方向,以为这样就能洗清嫌疑。
ソヤ:
街でキレイな女の子を見ると、突然レンさんからピンク色の気配がしましたの。首は動かさずに目だけが限界まで追い回してましたわ。
他にも、その女の子の後ろの方を見るふりをして、頭を全く関係ない方向に向けてましたわ。それで容疑が晴れると思っているんですの。
莉琉:
从美术馆出来后,她向你逼问出女巫与魔导书相关的情报。
其实当时她还透露过教廷对女巫掉落的魔导书残页的处置方法。
マリル:
美術館を出た後、お前に魔女と魔導書に関する情報を強要した。
魔女が落とした魔導書の残ページへの処理方法についても、その時明らかにしていた。
索娅:
魔导书?是书本之类的吗..........
索娅似乎忽然想到了什么,一幅恍然大悟的样子。
索娅:
之前消灭女巫的时候,确实经常会见到书页一样的, 东西.........
索娅一边回想一边说道―――
索娅:
但修道院的嬤嬤说那些东西的感染性太强,圣赦院的人会在事后清理时统一收集焚烧。
ソヤ:
魔導書?それって本の類ですのよね……
ソヤはふと何かを思いだしたようで、はっとした顔をした。
ソヤ:
女巫を退治する時、確かに本のページのようなものをよく見ましたわ、でも……
ソヤは思い出しながら話す―――
修道院のマザーがそれらは感染性が強すぎると言ってましたわ。だから内赦院の人達が後始末の際に、まとめて焼却していますの。
小怜:
圣赦院......? (似乎有点耳熟?)
莉琉:
后来你们在电器街见到了贝阿特丽切,她发现你们俩身上都有“很干净的味道”。
爱衣突然插话―――
爱衣:
之前我也发现,小怜和贝阿特丽切体内的放射性同 位素比新生儿从母体继承的还要低~
共感觉连这种事都能看出来吗? 真想好好做一番试验呐......
莉琉:
结合这些信息,当她在教堂门口向我提出交易要求 时就猜到了,但转念一想也不是什么坏事。
莉琉拍了拍我满是问号的脑袋。
莉琉:
当时她已经决定要成为魔女了吧~
小怜:
――!!?
莉琉:
一开始她宁愿与我合作,也不想被爱衣检查,就是怕自己身体的秘密被发现。
但后来,她用那个秘密只交换了两件事―――
第一,要求我解锁了脚环的最大距离,给予自己行动的空间。
第二、她想知道贝阿特丽切和你的关系,为了确保情报的真实性还要求由你亲口讲述。
我想她早就知道,教廷并没有将魔导书烧掉,而是秘密封存起来。
就当艾尔加纳在教堂里帮你治疗时―――
她去艾尔加纳的房间,偷出圣赦院封存在秘匣中的魔导书残页。
小怜:
诶??!
莉琉:
特工清点艾尔加纳个人物品时,发现那个匣子里已 经空了。
小怜:
确实......艾尔加纳好像问过她......
レン:
内赦院……?(どこかで聞いたような?)
マリル:
それから電気街でベアトリーチェを見て、お前たち二人が「綺麗な匂いをしている」と気づいた。
アイがふいに口を挟んだ―――
アイ:
以前発見したことだけど、レンちゃんとベアトリーチェの体内の放射性同位体は新生児が母親から受け継ぐものより低いのさ~
共感覚はそんなことも分かるのか?ちゃんと試験をしてみたいなぁ………。
マリル:
教会の入り口で私に取引要求を出した時には、これらの情報を結びつけ既に推測していたのだろう。しかし考えてみれば悪いことではなかった。
マリル:
あの時、彼女は既に魔女になることを決めていたのだろうな。
レン:
――!!?
マリル:
最初はアイに検査をされるぐらいならと、私に協力していた。自分の体の秘密が見つかるのを恐れていたからな。
しかしその後、その秘密をある2つの事と交換した―――
第一は、足環の最大距離のロックを解除し、自分の動く空間を与えるようにと私に要求した。
第二に、ベアトリーチェとお前の関係を知りたいと思い、情報の真実性を確保するためにお前自身の口から話すよう要求した。
彼女もとっくに知っていたのだろう。教皇庁は魔導書を焼き払ってはおらず、秘密裏にしまっていると。
教会でアルガーナがお前の治療を施していた時―――
彼女はアルガーナの部屋に行き、内赦院が禁秘の箱に入れていた魔導書の残りのページを盗んだのさ。
レン:
ええっ!??
マリル:
エージェントがアルガーナの私物を調査したところ、箱の中身が空となっているのを発見した。
レン:
そういえば……アルガーナが訊いていたな………。
艾尔加纳:
索娅,圣赦院封存的秘匣是你打开的吗?
索娅:
……
小怜:
?
艾尔加纳:
唉——你总是这么管不住自己的好奇心啊.........
アルガーナ:
ソヤ、内赦院の禁秘の箱を開いたのは貴女ですか?
ソヤ:
……
レン:
?
アルガーナ:
はぁ―――貴女はいつも己の好奇心を抑えられないのですね………
爱衣:
当时卫星也检测到,新丰洲纪念教堂突然出现时空 相位波动,但只持续不到5秒。
能让魔女之茧瞬间蒸发.........果然很有天赋呢~
莉琉:
在之后的电话里,她再次向贝阿特丽切确认过她的身份。
アイ:
その時の衛星でも、新豊洲記念教会に時空位相波動が検出されていたよ。と言っても5秒にも満たなかったけどね。
魔女の繭を瞬時に蒸発させるなんて……やっぱり才能があったんだねぇ~
マリル:
その後の電話では、再びベアトリーチェに彼女の身元を確認していた。
索娅:
哼哼!小怜全都告诉我了啦~!!你真的是但丁笔下的那个大美人?
ソヤ:
うふふ!レンさんが全部教えてくれましたわ~!!
貴女は本当にダンテが記したあの美女ですの?
莉琉:
不得不说是场豪赌啊.........
爱衣:
不过还好她当时那么做了―――
小怜:
还......好?
成为魔女是很沉重的负担吧......
爱衣:
不然在第一大道遇袭时,你以为你们几个是靠什么解围的?
爱衣的声音逐渐更加兴奋。
爱衣:
要不是我特意改装了一下,当时无人机上的玻尔兹 曼探测器就又要爆掉了!!
那像绞肉机一样绚丽华美的――哎呀~
莉琉重重敲了下爱衣的头打断她。
莉琉:
好奇心强的人想要离开安全地带,往往会遭遇比常人多得多的危险。
这时更需要随时观察周围信息,冷静分析并大胆下注,才可能从困境中生存下来。
可能这几年,索娅对艾尔加纳的行为也有预感吧。
她偷走电池的时候,就已经做了最坏的打算―――
在乘直升机前用河豚毒素麻痹你,是怕你泄露电击 脚环的事情让那些人起疑。
还在临别前把自己的武器垫在你身后,这就是她的设计―――
爱衣:
那孩子还是真优秀呢...
爱衣揉着脑袋上鼓起的包说道。
我的眼睛一亮,马上从床上跳起来。
小怜:
是那个电锯吗!?
如果能像安妮和贝阿特丽切时那样,由我触碰一下武器就将她带回来的话......
莉琉:
可能没那么简单......
莉琉走到门口,回头对我说道。
莉琉:
你准备好就出来吧。
……
我稍稍整理了一下,就迫不及待的冲出门―――
マリル:
大博打と言わざるを得ないな……
アイ:
でもよかったじゃないかその時そうしてくれて―――
レン:
よかった……のか?
魔女になるというのは相当な負担だろう……。
アイ:
そうじゃなければ、第一通りで襲撃された時、何を頼りに包囲を突破したんだと思うんだい?
アイの声はますます興奮してきた。
アイ:
私がわざわざ改造していなかったら、ドローンに載せてたボルツマン探査機がまた爆発しているところだったよ!!*6
あれは挽肉にされた機械のようで煌びやかで美しかった――――あぁ~
マリルはアイの頭をごすっと叩いて彼女を遮った。
マリル:
好奇心に溢れた人間が安全地帯から出ようとすると、常人よりも遥かに危険な目に遭うことが多い。
そういった時には常に周囲の情報を観察し、冷静に分析して大胆に博打をかけることで、窮地から脱せられる可能性がある。
この数年、ソヤはアルガーナの行為にも予感があったのかもしれない。
彼女はバッテリーを盗んだ時に、既に最悪の事態を見越していたのさ。
ヘリに乗る前にフグ毒で麻痺させたのは、お前が放電する足環のことを漏らして、奴らに疑念を抱かせてしまうのを恐れたからだ。
別れの前に自分の武器をお前に後ろに置いていた。これが彼女の計画だ―――
アイ:
あの子は本当に優秀だねぇ……
アイは頭のこぶをさすりながら話した。
目の前が晴れたようだ。俺はすぐにベッドから飛び上がる。
レン:
あの電動チェーンソーか!?
アンネやベアトリーチェのように、俺が武器に触れることで彼女を連れ戻せるのなら………。
マリル:
そう簡単にはいかないかもしれない………
マリルはドアまで行くと、振り返って俺に言った。
マリル:
準備が出来たら出て来い。
……
俺は少しだけ整理をして、もう待ちきれずにドアを飛び出した―――
小怜:
欸―――
这里是...
小怜:
方舟基地?!
???:
好久不见啊——主人。
等等,这熟悉的称谓.........
海因里希:
听说主人最近在打工做“服务性职业”呢。
小怜:
海因里希?
别听拉斐尔瞎说! 我、我 ......
海因里希:
一定非常特别吧?改天我也去捧场。
小怜:
请务必不要!!
海因里希:
主人很紧张呢.........难道是那种职业?
哪种职业啊!!
小怜:
怎么你也在这......拉斐尔没和你一起吗?
海因里希:
因为这次的事件和『门』有关,我只是来收集一下 研究材料。
我回想起海因里希似乎说过,她曾用炼金术打开了一扇大门......
海因里希:
对了,这是我最近做出来的一
海因里希得意的拿出一枚弹球大小的无色宝石。
小怜:
哈,这是治愈宝石吗? 昨天多亏了它呢~~
海因里希:
治愈......?
海因里希似乎有些奇怪,接着恍然大悟的样子。
海因里希:
哦——是拉斐尔给你的话,就是治愈效果了。
小怜:
嗯?
海因里希:
这种宝石就像充电电池一样,可以临时存储一部分魔法效果。
充电和放电的时候,只要与体液接触就可以。
小怜:
体、体液?!
海因里希:
昨天......主人亲自试过啦?
海因里希的脸上露出一个神秘的微笑。
停!不要乱想!! 不要胡思乱想!!!
莉琉:
咳咳―――
喇叭中传出莉琉的声音,同时我们面前升起一座通 往对面平台的浮桥。
レン:
へっ―――
ここって……
レン:
方舟基地!?
???:
お久しぶりですわ―――マスター。
待ってくれ、このお馴染みの呼び方は……。
ハインリッヒ:
マスターは最近アルバイトで「サービスのお仕事」しているそうですね。
レン:
ハインリッヒ?
ラファイルのデマだから!お、俺は……
ハインリッヒ:
きっととても特別なものなのでしょう?いつか私も伺わせて頂きますわ。
レン:
どうかやめてくれ!!
ハインリッヒ:
マスターとても緊張されていますわ………もしや、あんなお仕事では?
どんな仕事だよ!!
レン:
どうしてここに………ラファイルと一緒じゃないのか?
ハインリッヒ:
今回の事件は『扉』と関係ありますからね。研究材料を集めに参りましたわ。
ハインリッヒが話していたことを思い出した。彼女はかつて錬金術で扉を開けたのだ………。
ハインリッヒ:
そうですわ、これは最近作ったものですが―――
ハインリッヒはおはじき大の大きさで無色の宝石を得意げに取り出した。
レン:
お、それって治癒の宝石か?昨日はそれのおかげで助かったんだ。
ハインリッヒ:
治癒……?
ハインリッヒは少し様子がおかしかったが、ふと何かを察したようだ。
ハインリッヒ:
あぁ―――ラファイルが渡したのなら、治癒の効果でしょうね。
レン:
んん?
ハインリッヒ:
この宝石は充電電池のようなものでして、魔法の効果の一部を一時的に保存することが出来ますわ。
充電させたり放電したい時には、体液と接触させればいいのです。
レン:
た、体液!?
ハインリッヒ:
昨日は………マスター自らが試されたのですね?
ハインリッヒの顔にはミステリアスな微笑が浮かんでいた。
やめて!考えないで!!変な妄想はやめてくれ!!!
マリル:
ごほん―――
スピーカーからマリルの声がした。それと同時に、俺たちの前に向かいのプラットフォームに通じる浮橋が昇り始めた。
莉琉:
我和爱衣在观察室,一会海因里希也上来吧。
电锯已经放在基台上了,规矩你都知道吧―――
这次武器系统全都关闭了,如果遇到极端情况可以从基台右侧地板上的安全门进入地下隔离区。
小怜:
只是索娅的话,不用这么兴师动众吧.........
海因里希:
还是小心一点为好。
索娅不是说过,她可能被那家伙讨厌了吗?
小怜:
那家伙......是你说的那位大人?
那个强迫海因里希用灵魂签订契约的家伙...
海因里希:
是有这种可能,不过―――
但如果是主人的话,我相信一定没问题。
海因里希用从容而坚定的眼神看着心虚不已的我。
小怜:
对了,要不要准备点衣服?
海因里希:
嗯?
小怜:
万一又像你刚被召唤出来时.......... (全、全裸 ......)
不过好像贝阿特丽切那次就不是?
海因里希:
哈哈哈哈,应该不需要。
主人应该是以我记忆中最根深蒂固的印象将我创造出来的。
我在工作时习惯保持最天然的状态,这样最利于大脑的思考~
小怜:
天然.........的状态?
等等,你现在也那样在实验室里跑来跑去吗?!
海因里希向我抛了个媚眼,便转身走向通往观察室的电梯。
我们压抑着自己的胡思乱想,一路通过浮桥来到基面前。
莉琉:
准备好了就开始吧―――
记得不要太逞强。
看着那个电锯,我不禁紧张起来。
小怜:
(万一,什么都没有发生...)
虽然每一次都毫无实感,但我从未如此期待自己的能力可以应验
感受着自己加速的心跳,我慢慢将手伸向了基台上的电锯.........
……
マリル:
私とアイはモニタールームにいる。後でハインリッヒにも上がってもらう。
電動チェーンソーはもう基台の上に置いている。あとの流れはわかっているな―――
今回、武器システムは全て停止している。もしも極端な状況に遭遇した場合には、基台の右側床にある安全扉から地下隔離区に入ることができる。
レン:
ソヤの事だけなら、こんな大げさにしなくてもいいのに……。
ハインリッヒ:
気をつけた方がよろしいかと。
ソヤはアイツに嫌われているかもと言っていたのでしょう?
レン:
アイツって……ハイリンッヒが言う「あの方」なのか?
ハインリッヒに魂をつかった契約を押し迫った奴だ………。
ハインリッヒ:
可能性はありますわ。でも―――
でも、マスターなら大丈夫だと信じています。
ハインリッヒは落ち着きのあるしっかりした目でを俺を見た。
レン:
そうだ。何か服を用意しておくか?
ハインリッヒ:
はい?
レン:
もしもハインリッヒが召還された時みたいに………(ぜ、全裸だったら……)
でもベアトリーチェの時は違ったような?
ハインリッヒ:
ふふふふ、要らないはずですわ。
マスターは、私の記憶の中で最も印象深いイメージを基に私を創造したはずです。
私は仕事のとき、最も天然の状態でいることに慣れていました。なにせ脳を思考させるのに最も適していますから。
レン:
天然………の状態?
待ってくれ、今もそうやって実験室をウロウロしているのか!?
ハインリッヒは俺にウィンクをすると、モニタールームへ向かうエレベータに向かった。
自分の妄想を抑えながら、浮橋を通って基台の前に来た。
マリル:
準備が出来たら始めるとしよう―――
気負い過ぎない事を忘れるなよ。
その電動チェーンソーを見ると、思わず緊張してしまう。
レン:
(もしも、何も起こらなかったら……)
いつも実感はなかった。だけど、これほど自分の能力が成し遂げられるのを望んだことはなかった。
加速した鼓動を感じながら、俺はゆっくりと基台の電動チェーンソーに手を伸ばした……。
……
―――
小怜:
?
在我碰到电锯的瞬间,四周突然陷入一片漆黑――
基地内设备运转的背景噪音也突然消失,周围就这样变得一片死寂。
我甚至能清晰的听到自己逐渐加速得心跳和呼吸。
小怜:
这是.........怎么回事?
莉琉?
我能感受到重力,而且自己正踩在某个平面上。
小怜:
(还能呼吸......但说话完全没有回声。)
就像置身于空无一物的旷野之中。
在纯黑的环境下我不敢迈步,似乎一脚踏空就会坠 入无尽的深渊。
我只能双脚站在原地,伸出手试着向四周摸索。
小怜:
索娅...
索娅ーーー!!
在黑暗中,我大声呼喊着她的名字。
―――
レン:
?
電動チェーンソーに触れた瞬間、あたりは真っ暗になった――
基地内設備が稼動している背景音も突然消え、そのまま周囲も静まり返る。
心臓と呼吸が少しずつ速くなっていくのがはっきりと聞こえる。
レン:
これ………どうしたんだ?
マリル?
重力は感じることが出来る。それに自分が平面を踏んでいるのもわかる。
レン:
(まだ息もできる………でも声がまったく反響されない。)
まるで何もない荒野の中にいるようだ。
真っ暗な環境の下、俺は一歩も歩くことが事が出来なかった。一歩でも踏み出せば果てのない深淵に落ちしまうような気がしたのだ。
足はその場につけたままで、手を伸ばし周囲を模索してみた。
レン:
ソヤ……
ソヤーーー!!
暗闇の中、俺は大声で彼女の名前を叫んだ。
突然像是回应我的呼唤般,虚空中一道竖直的金色细线将黑暗成两半。
在黑暗的空间里,从看不到尽头的底部一直延伸到无限遥远的顶部。
小怜:
那是......门缝?
我顾不得脚下马上朝着亮光跑去,却好像怎么跑也无法接近。
不知跑了多久,体力耗尽的我只能双手扶膝盖停下喘着粗气。
完全的黑暗会模糊距离的概念,分不清那道光是近在眼前还是在无限远的地方。
也不知那是希望还是绝望。
???:
小怜......
冥冥中传来一个熟悉的的声音。
小怜:
索娅!?
我猛然伸出手,那条金线似乎突然就被我拉到我的面前。
我把手伸进门缝中,用力向外拉。
门后那道奇异的金色光芒似乎是光线和声音的混合体,盯着它的时候会有杂乱的噪音涌入脑中。
索娅:
小怜......
索娅的声音就像隔着厚厚的屏障,逐渐被那噪音覆盖,越来越微弱。
突如、俺の声に応えるように、虚空に垂直な金色の細い糸が闇を二つに分けた。
暗黒の空間に、果ての見えない底から無限の頂まで伸びている。
レン:
これって……扉の隙間?
足元を気にしている暇等なく、光に向かって走っていく。でもいくら走っても近づけないようだ。
どれくらい走ったのだろうか。体力が尽きた俺は、膝に手をついて荒い息をするしかなかった。
完全な闇に、距離の概念が曖昧になっていく。その光が目の前にあるのか無限の彼方にあるのかわからない。
それは果たして希望なのか絶望なのか。
???:
レンさん……
暗闇の中、聞き慣れた声がした。
レン:
ソヤ!?
俺はふいに手を伸ばした。その金色の線が突如俺の目の前に引き込まれる。
扉の隙間に手を入れ、強く外に引く。
扉の後ろにある金色の光は、光と音の混合体のようだ。それを見ていると、雑然としたノイズが頭の中に流れ込んでくる。
ソヤ:
レンさん……
ソヤの声は厚い障壁を隔てているようで、そのノイズに覆われて、ますます弱くなっていく。
我用尽全力扒开那道门,眼看缝隙被我越拉越大, 那股噪音也越来越强。
停下——!! 住手!!!!
杂乱的噪音渐渐融为一体,就像无数人在同时对我 呐喊。
小怜:
我管你那么多——!!
无视那个巨大意识体的阻挠和咒骂,我用尽全力将 门拉开到足够让人通过的程度。
虽然除了刺眼的金光外什么都看不到,但我能强烈的感到索娅就在门的另一侧。
我做了个深呼吸,将胳膊伸进门内,拉住那只柔软手腕的一瞬间我就知道是她―――
我一把将索娅拽出来,门内的金光像是被撕开逆鳞, 的巨龙一般,突然发出凄烈刺骨的嚎叫。
索娅:
小怜!
索娅娇小的身躯在我怀中吓得不停发抖,眼看那道光就要夺门而出将我们吞噬。
我左手轻轻抚着她的头,扭头盯着那道已经泛出微 红色光晕的暴怒的光芒―――
小怜:
滚回去。
那光就像笼中的猛兽般对我不停愤怒的嘶吼着,却无法越出大门半步。
我伸出右手,将那道门缓缓合上。
索娅:
别碰―――
俺は全力でその扉を抉じ開ける。目の前の隙間は徐々に大きくなり、ノイズもますます強くなっていく。
止まれーーー!!やめろ!!!!
雑然としたノイズは一つになっていく。まるで無数の人間が同時に俺に叫んでいるようだ。
レン:
お前たちなんか知ったことかあああ!!
その巨大な意識体の邪魔と呪いを無視する。あらん限りの力を出して人が通れるほどに扉を開けた。
まぶしい金色の光以外何も見えないが、ソヤが扉の向こう側にいると強く感じる。
俺は深呼吸をして、扉の中に腕を入れた。そしてその柔らかい腕を掴んだ瞬間に彼女だとわかった―――
ソヤを引っ張り出すと、扉の中の金色の光が逆鱗を引き裂かれた巨龍のように、壮絶な悲鳴をあげた。
ソヤ:
レンさん!
ソヤの小さな体が俺の腕の中で震えていた。今にもその光は扉を突き抜け、俺たちを飲み込もうと迫っている。
俺は左手で彼女の頭を軽く撫でてやる。その光の束をじっと見つめると、微かに赤い怒りの光が滲み出ている―――
レン:
帰れ。
その光は檻の中の猛獣のように、俺に憤怒の叫びを出し続けていたが、扉の外に出ることはなかった。
右手を伸ばし、その扉をゆっくりと閉じた。
ソヤ:
もう触らないで―――
索娅一把将我的手拉回来,却发现手掌并没有什么异样。
反倒是门上像烙铁一样,印上了我的手印。
小怜:
没事。
我对她笑笑,继续用力推门,直到光线与声音渐渐消失在黑暗中.....
ソヤが俺の手を引いた。俺の手のひらには特に異常はなかった。
それとは逆に扉には、焼きごてのように俺の手形がつけられていた。
レン:
大丈夫。
俺は彼女に笑いかけ、光と音が闇に消えていくまで、扉を強く押し続けた。
在门完全关闭的同时,周围的光线与背景噪音瞬间恢复。
索娅:
这里是...
索娅不安的张望着四周。
小怜:
放心,我们回来了。
看到我们,海因里希从浮桥另一侧冲了过来。
海因里希:
主人! 你消失了两个多小时―――
索娅:
主人?
索娅瞄我一眼。
小怜:
啊?有那么久吗......
感觉上只有十分钟左右.........
海因里希追问我们刚才的情况,听到我在门上留下手印的时候,忍不住大笑起来。
我看着宏伟的基地大厅,刚刚的一切有种恍若隔世的感觉。
扉が完全に閉まると同時に、周囲の光と背景音が瞬時に元に戻った。
ソヤ:
ここは……
ソヤは不安そうにあたりを見回した。
レン:
安心して。俺達戻ってこれたんだ。
俺たちを見て、ハインリッヒが浮橋の向こうから飛び出してきた。
ハインリッヒ:
マスター!2時間以上も消えていましたが―――
ソヤ:
ますたぁ?
ソヤが俺をちらりと見る。
レン:
え?そんな長かったのか……
感覚的には10分ぐらいだったけど……
ハインリッヒは今までの経緯を尋ねてきた。俺が扉に手形を残してきたと聞くと、思わず大笑いをしていた。
俺は壮大な基地ホールを見ていた。さっきまでの出来事が全て現実じゃないような気がしてくる。
与此同时,浮桥另一侧。
爱衣:
在他们回来之前有5秒左右的时间,全世界都接收到剧烈的时空相位波动。
不过因为信号太过强烈,估计他们无法判断出源头。
除非.........
莉琉:
除非什么?
爱衣:
除非有人像我这样―――
爱衣将手中的平板设备递给莉琉。
それと同時刻、浮橋の反対側。
アイ:
彼女達が帰ってくる5秒程前に、全世界は激しい時空位相波動を受けたよ。
でも信号が強すぎるから、彼らは震源地を特定出来ないだろうね。
ただし……
マリル:
ただし、何だ?
アイ:
ただし、私のような人間がいない限りね―――
屏幕上,一道金红色的光芒穿过大气层直冲天际。
莉琉:
这是...…
爱衣:
这道光持续有5秒左右,虽然肉眼无法看到,是我 将探测相位波动的卫星调集过来拍到的―――
当时我鸡皮疙瘩都出来了,以为世界末日终于要降临了呢。
爱衣的声音有些颤抖,不知是恐惧还是激动。
爱衣望着浮桥对面的三人。
爱衣:
你不是想收编她吗?要不要用保险措施...
莉琉对着平板叹了口气,望向远处正抱住小怜疯狂骚扰索娅。
莉琉:
暂时......不需要吧。
画面上には、金色の赤い光が大気圏を横切って天に突き進んでいた。
マリル:
これは……
アイ:
この光は5秒ほど続いていたんだ。肉眼では見えないけど、位相波動を検知する衛星をかき集めて私が撮影したのさ―――
この時は鳥肌が出てきて、世界の終わりが来たのかと思ったよ。
アイの声は少し震えていた。それは恐怖からなのか興奮からなのか。
アイは浮橋の向こうの3人を見た。
アイ:
彼女を編成したいのではないかい?保険措置をとるかどうかだけど……。
マリルはタブレットに向かってため息をついた。遠くを見るとソヤがレンに抱きついてセクハラをしている。
マリル:
しばらくは……必要ないな。
第二天。
新闻:
今天中午,联合议会的闭门会议结束,并于今天下 午一点召开新闻发布会。
发布会上公布了数十项合作计划,第三学园都市总 理施恩内曼宣布将在未来三年内逐步裁军。
为应对可能的突发情况,各国同意逐步将一批EX异质物运往萨蒙顿进行保管。
戴克斯博士表示近期将宣布一个重大消息.........外界对此猜测不断。
莉琉关上了大屏幕上的新闻。
莉琉:
果然对那么大规模的游行只字不提―――
小怜:
索娅的检查结果怎么样了?
莉琉:
经过爱衣的全面检查,确认索娅体内的那种黑色异质物已全部消失。
不过不像贝阿特丽切和海因里希,她的身体还保持着原来的样子―――
无论抗体结构还是体内的放射性同位素,都是14岁少女的正常状态。
听到这里我长舒一口气。
莉琉:
不过奇怪的是,索姬的脚环也消失了,要知道她的衣服上还残留着那些黑衣士兵的血迹.......
小怜:
是因为脚环上有异质物金属吗?
莉琉:
不清楚,不过我从没见过爱衣那么累.......
小怜:
.........啥?
莉琉:
昨天爱衣的实验室里不断传出不知是大笑还是惨叫的声音,持续了一整晚。
两个人出来时双双累的虚脱,爱衣回办公室在沙发 上倒头就睡,现在还没醒。
她们俩到底做了什么啊!!!
莉琉:
另外......
莉琉在大屏幕上调出一份档案。
莉琉:
经过SID和保安军的全面统计,天国之门的感染者 总共只有326人。
小怜:
.........才这么点?
莉琉:
而且这326人中实际参加游行的只有两百多人。
可以说正是这两百多个小火星,点燃了总计十几万 人的游行示威,并引发了七处暴乱。
人一旦成为群体的一员,他的所作所为就不会再承担责任,每个人都会暴露出自己不受约束的一面。
一个狂热分子顶多能煽动周围的几十个人,但这些人的情绪可以互相加强,并向更广的地方蔓延。
听到这里,我不禁背脊发凉......
莉琉:
不过我还是想问你,在那个黑暗空间的时候,你怎么知道那道光不会冲出门?
小怜:
其实我也不确定.........
但如果它能自己出来,就不用盖惑人去开门了吧?
莉琉笑着摸了摸我的头。
莉琉:
冷静分析,大胆下注............
没准你也挺有天赋的呢~
过奖了!其实我当时也吓傻了,昨晚回家通宵打游戏一夜都没敢睡.........
莉琉:
教宗大人似乎对艾尔加纳的研究并不知情,相关经费也都是通过电子加密货币调拨的。
天堂之门原是弗洛伦撒圣约翰洗礼堂的大门,诗人但丁当年就是在那里受洗的。
唉,可惜在战争中被毁掉了......
小怜:
圣.........约翰?
(啊哈哈,只是巧合吧?)
(说来,不知道那家伙伤势怎么样了...)
次の日。
ニュース:
本日の正午、連合議会の閉鎖会議は終了し、午後1時より記者会見が開かれました。
会見では、数十の協力計画が発表され、第三学園都市シャイネルマン首相は今後3年以内に段階的に軍縮することを発表しました。
突発的な状況に対処するため、各国は一部のEX異質物をサモントンに保管することに同意しています。
デッカーズ博士は近く重大なニュースを発表すると言い………外部からの推測が絶えません。
マリルは大スクリーンのニュースを閉じた。
マリル:
やはり、あれほど大規模なデモだというのに一言も触れないか―――
レン:
ソヤの検査結果はどうだったんだ?
マリル:
アイの全面検査の結果、ソヤの体内からあの黒い異質物が全て消失されていることが確認できた。
だがベアトリーチェやハインリッヒとはまた異なる。彼女の体は元のままだ。
抗体構造も、体内の放射性同位体も、14才の少女の正常な状態だ。
それを聞いてほっとした。
マリル:
しかし不思議なことに、ソヤの足輪は消えてしまった。それに服には黒ずくめの兵士の血が残っていたことを知っておく必要がある………。
レン:
足輪には異質物の金属が使われてたからか?
マリル:
それは分からない。だがアイがあれほど疲れているのは見たことがないな……。
レン:
…………何だって?
マリル:
昨日のアイの実験室からは、大笑いか悲鳴の声が続いていた。それが一晩中もだ。
二人が出てきた時にはへとへとに疲れ果てていた。アイはオフィスに戻ってソファーに倒れたが、まだ起きていないな。
あの二人はいったい何をしていたんだ!!
マリル:
それと……
マリルは大スクリーンで1つのファイルを開いた。
マリル:
SIDと保安軍の統計によれば、天国の門の感染者は326人しかいなかった。
レン:
………たったそれだけ?
マリル:
しかもこの326人の中で実際にデモに参加したのは200人少しだ。
この200少しの小さな火花が、合計数十万人にも及ぶデモに火をつけ、7つの暴動を起こしたといっても過言ではない。
人は一旦集団の一員となると、その行動に責任を負い続ける必要がなくなる。すべての人間は自分の無拘束な一面を暴露することとなる。
一人の狂信者は周囲の数十人を扇動するのが関の山だ。しかしこれらの人の情動は互いを強化することが出来、さらに広い場所に蔓延していく。
そんな話を聞かされ、思わず背筋が冷える………
マリル:
しかしお前に聞きたかったのだが、あの暗闇の空間でどうしてあの光が外に出てこないと分かったんだ?
レン:
実は俺もよくわからないんだ……。
でも、もし自分で出てくることが出来るのなら、人を惑わしてまで扉を開けさせる必要はないんじゃないかな?
マリルは笑って俺の頭をなでた。
マリル:
冷静に分析し、大胆に博打を打つ……
お前も才能があるかもしれないな~。
褒め過ぎだって!実は俺も驚いてぽかんとしていて、昨日家に帰ってからは徹夜でゲームをしていて一睡も出来なかった……。
マリル:
教主殿もアルガーナの研究は知らなかったようで、関連経費も全て電子暗号化通貨で調達されていた。
天国の門は元々フィレンツェのセント・ジョン洗礼堂*7の門だ。詩人ダンテも当時はそこで洗礼を受けた。
まぁ、残念ながら戦争で壊されたがな………。
レン:
セント………ジョン?
(あははは、単なる偶然だろ?)
(そういえば、あいつの怪我はどうなったんだろう……)
昏暗的房间内,少年一瘸一拐的拿着手机。
约翰:
啊——疼疼疼疼疼......
唉,还是太冲动了啊......
为了接触她不惜消除自己的记忆,这样值得吗!?
电话另一头传来责备的声音。
约翰:
啊哈哈——别这么生气嘛。
约翰憨憨的笑了笑,走到桌边敲击着键盘。
薄暗い部屋。少年は足を引きずりながら携帯を持っていた。
ジョン:
ッ―――アイタタタタ…………
ああ、流石に激しくし過ぎたかな……。
彼女に接触するために自分の記憶まで消すなんて、それだけの価値があるのか!?
電話の向こうからは非難の声が聞こえてきた。
ジョン:
あははは――――そんなに怒らないでよ。
ジョンは無邪気に笑うと、机の傍でキーボードを叩いた。
约翰:
还是...挺值得的嘛...*8
ジョン:
それに……とても価値はあったしね………。
*1:水槽の脳(すいそうののう、brain in a vat)とは、「あなたが体験しているこの世界は、実は水槽に浮かんだ脳が見ているバーチャルリアリティなのではないか」、という仮説。哲学の世界で多用される懐疑主義的な思考実験で、1982年哲学者ヒラリー・パトナムによって定式化された。
*2:シミュレーション仮説とは、人類が生活しているこの世界は、すべてシミュレーテッドリアリティであるとする仮説のこと。様々な学者で説を提示している。
*3:地球がより上位の存在による実験場とする仮説もいくつかある。シードマスター説(地球に生きる生物の誕生、進化、絶滅などを支配している『存在』が居るというもの)、地球はより上位なものに保護されているという「動物園仮説」など。
*4:「ホテル・カリフォルニア」 (Hotel California) は、イーグルスのアルバム『ホテル・カリフォルニア』のタイトル曲。架空のホテルを舞台としている。1976年の作品でイーグルスの中でも1,2を争う人気曲。聞いた事がある人は多いと思う。
*5:気絶したり気が遠くなったとき、意識を呼び覚ます医薬品の俗称だが、ここではsmelling salts(炭酸アンモニウム)を指している。無色の結晶または白色の粉末で、強いアンモニア臭を持つ。
*6:CHAPTER.2-Part19で語っていたエピソード。CHAPTER.2-Part6でレン達が時空移送空間に突入した際に、データ採取を行うためにボルツマン探査機搭載のドローンも突入させたら壊れて戻ってきた。
*7:サン・ジョヴァンニ洗礼堂のこと。この呼び名はイタリア語のものを日本語に直したものだが、英語の場合はBaptistery of Saint Johnとなる。
*8:ジョン・タイター(英: John Titor) は、2000年にインターネット上に現れた、2036年からやってきたタイムトラベラーを自称する男性である。元々オカルト界では有名な存在であったが、シュタインズ・ゲートでも題材になったことでその知名度はさらに上がった。タイムトラベルしてきた理由の1つとして、2038年に訪れる世界滅亡の危機に対処するため言われている。魔女兵器世界の現在の時代は2036-2037年。あっ(察し)。
また直接の因果関係は不明だが、ジョン・タイターは偽名としてLambot Elder Sevenという名前も使っていた。ランボー……。エルダーセブン……。