魔女兵器メモ

日本、中国版で魔女兵器プレイ中。中国版では自分用にストーリーの意訳とか。ざっくり意訳なんで気になる人は原文確認してくだせぇ。攻略情報は魔女兵器wiki 新豊洲支部へ。

【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.4_星尘降臨 PART.1 第1章_20181221修正

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 有这样一个广为人知的经典故事......

某位富翁的财物被盗,警察在一所两人合租的房间内搜到赃物,却没有足够证据指控二人有罪。

于是警方将两名嫌犯分开囚禁,并向他们提供了这样的选择―――

如果一人招供而另一方沉默,招供的人获释,而沉默的人将被判监10年;

如果双方都保持沉默,则二人都被判监半年;但如 果二人都招供,则二人都被判監5年。

因为无论对方沉默还是认罪,自己认罪的结果总比 沉默要好,招供成为了支配性策略。

有些经济学家提出,在现实中双方可以通过反复博 弈让对方认识到,合作才是最优策略。

 

よく知られている教典の物語がある……。

ある金持ちの財産が盗まれてしまう。警察は2人の人物が共同で借りている部屋で盗品を押収した。しかし2人の有罪を結び付けるには十分な証拠が無かった。

そこで警察は2人の容疑者を隔離して監禁し、彼らにこのような選択肢を提示したのだ―――

・もし1人が自白して片方が黙秘したのなら、自白した者は釈放し、黙秘した者は懲役10年とする

・双方が黙り続けていれば、2人とも半年の懲役刑を受けるだけだった。しかし2人は互いに自白し、互いに5年の判決が下された。

相手が黙秘したとしても罪を認めることになる。自分から罪を認める結果は常に沈黙より良いため、自白が支配的な戦略となった。

一部の経済学者は、現実には双方がゲームを繰り返すことによって、協力こそが最適な戦略であると相手に認識させることが出来ると主張している。

 

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但有些博弈并没有重来的余地―――

陷入猜疑的双方永远都无法突破这『囚徒困境』...

 

しかし一部のゲームはやり直す余地など存在しない―――

この『囚人のジレンマ*1』を突破することができないのだ………

 

新丰洲城郊。

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一辆加长轿车缓缓停在庄园门口,打扮精致的少女有些不自在的从车后座钻了出来。

 

 新豊洲郊外。

一台のリムジンがゆっくりと荘園の前に停止した。洗練された装いの少女が、少しぎこちなく後部座席から出てきた。

 

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小怜:

 这、这种地方―――!

这是一座奢华的欧式庄园——黄铜装饰的大门、精 致传神的雕塑,连草坪和灌木都修剪得一丝不苟。

我惊叹着新丰洲居然有这种地方,耳机中传来了莉琉的声音。

莉琉:

 别一直东张西望,你的口水都快要流出来了~。

小怜:

 知、知道啦―――

我整理一下仪容,结果刚踏上大门的阶梯就差点摔倒。

小怜:

 这鞋跟好高啊.........而且礼服的裙子怎么这么短!!

 (腰还稍稍有点紧,是不是最近吃多了......)

莉琉:

 挺起胸,保持仪态,别走得像只龙虾一样。

 你又不是第一天做女孩子了~

你好烦ーーー!!

在我快要走到别墅门口时,侍应生打开了大门并彬彬有礼得向我鞠躬。

我勉强挤出一个微笑,同时祈祷自己上台阶的时候别再摔倒.........

我小心翼翼的走进别墅,通过一套繁复的安检设备后,昂贵的气息扑面而来―――

 

レン:

 こ、こんな場所が―――!

豪華なヨーロッパ式の荘園だ――――真鍮飾りの正門に、真に迫った精巧な彫刻、それに芝生も低木もきちんと手入れされている。

新豊洲にこんな所があったなんて驚きだ。するとイヤホンからマリルの声が聞こえてきた。

マリル

 あまりキョロキョロするんじゃない。口から涎が垂れそうだぞ~。

レン:

 わ、わかってるよ―――

身だしなみを整え、正門の階段を上がろうとした途端転びそうになった。

レン:

 このヒール高いって………それにドレスのスカートもこんな短いし!!

 (腰周りも少しきついけど、もしや最近食べ過ぎなのか……)

マリル

 胸を張れ。身だしなみを保て。ロブスターのように歩くな。

 お前はもう女の子初日ってわけではないだろう~

うっさいわ!!

豪邸の入り口に近づくと、ウェイターは門を開け恭しくお辞儀をしてくれた。

俺はかろうじて笑顔を作る。同時に階段を上がる時に転ばないようにと祈っていた………。

俺は慎重に豪邸に入っていく。厳重なセキュリティーチェック装置を通過すると、なにやら高貴な空気が顔に迫ってきた―――

 

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这里的前厅并不算大,却处处都透出精致考究的质 感,即使是角落的台灯都散发着古董特有的珠光。

我脑内反复默念着昨天仪态课上的要点——挺胸收 腹、脖子不要前倾、保持微笑、别东张西望......

小怜:

 (还有千万别打碎任何东西!)

我一走进大厅,那些穿着考究三三两两聚在一起窃 窃私语的来宾,全都将目光投到我的身上。

安妮:

 哇——小怜好漂亮!

在监控中看到我进门,安妮虽刻意压着音量,但是 声音中却依然难掩激动之情。

小怜:

 (这身确实......还挺好看的.........)

但是绝不能承认!我可是男生啊!!

莉琉:

 到场的主宾都是各个学园都市的明星权贵,主要经营会员制赌场,由元老院特批牌照。

小怜:

 所以,你是想收集证据查抄这里吗......

我一边假装向远处的空气微笑致意,一边小声的说道。

莉琉:

 我有那么不解风情吗?而且我想要查抄的话需要证据吗?

莉琉不屑的回道。

莉琉:

 一会你要先吸引目标的注意力,安妮会配合你。

小怜:

 这里的人基本都有四五十岁吧,我一个高中生出现在这里不会引起怀疑吗...

莉琉:

 从你进入庄园大门的那一刻,庄园安保系统就给你拍照扫描过。

 不过系统只会显示你是一个平时在女仆咖啡打工的女高中生而已。

小怜:

 诶 ——? (那不是完全露馅了吗?!!)

我吓得僵在原地,不安观察着周围人的目光。

莉琉:

 偶尔也会有你这种情况啦,有些客人还很喜欢呢。

哪种情况啊!!

安妮:

 目标坐在楼梯拐角的椅子上,看起来有些紧张。

我若无其事的走向可以观察到目标的视角,用余光扫过去―――

 

そのロビーはそれほど広くは無かった。しかし至るところに洗練された質感が滲み出ていて、隅のテーブルスタンドでさえ骨董品特有の輝きを放っていた。

俺は頭の中で、昨日受けた立ち振る舞いの授業の要点を繰り返していた―――――胸を張ってお腹を引き締める、首は前に傾けない、笑顔をキープ、キョロキョロしないで……。

レン:

 (あとは何も壊さないこと!)

ホールに入っていく。おしゃれな格好で三々五々に集まり、ひそひそと話していた来賓達が、一斉に俺へと視線を向けた。

 アンネ:

 わぁーーーレンちゃんきれい!

監視カメラから俺が入ってくるのを見たようだ。アンネは声を抑えようとしていたが、その声の中には未だ興奮の気持ちが隠しきれていなかった。

レン:

 (この服は……確かにいいよな……)

だが認めるわけにはいかない!俺は男だぞ!!

マリル

 ここにいる来賓は皆、各学園都市の大物権力者だ。そしてここは、元老院の特別認可の下、主に会員制カジノの運営を行っている。

レン:

 それで、証拠を集めてここを差し押さえたいのか……。

遠くの何も無い所に向かって微笑むふりをしながら、俺は小声で話した。

マリル

 私はそんなに無粋に見えるか?そもそも検挙するのに証拠が必要とでも?

マリルが不遜な返事を返す。

マリル

 先ずは目標の注意を惹きつけろ。アンネもお前に協力する。

レン:

 ここにいる人ってほとんど4、50才だよな。俺だけ高校生一人って変な疑いを持たれないか………。

マリル

 お前が荘園の門に入った時、荘園の安保システムがお前の写真を撮ってスキャンをしている。

 だが表示されたのは、普段メイドカフェでアルバイトしている女子高生だということだけだ。

レン:

 えっ――――?(それって完全にばれているじゃないか!!?)

驚いてその場で立ちすくみ、不安から周囲の目を観察してしまう。

マリル

 時にはお前のような境遇の奴もいるし、一部の客はそういうのが好きだろうさ。

どんな境遇だよ!!

アンネ:

 目標は階段の角の椅子に座っているわ。緊張しているように見えるけど。

俺はさりげなく目標を見ることが出来る視角に向かい、流し目で横を見ながら通り過ぎる―――

 

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???:

 该死.........该死该死!

那个头发蓬乱、满脸胡茬、着装与这里格格不入的中年男人正抱着一只皮包自言自语的碎碎念。

老旧的外套、白衬衫外面套着件土黄色的毛衣、还围着一条绿色的围巾...

小怜:

 那个就是施教授?(简直土爆了!)

安妮:

 额......好像是的......

小怜:

 好的~

不知为何,我今天对自己的样子莫名有自信。

我走到他面前,假装在欣赏二楼的彩绘玻璃,扭着腰来回踱步,然而那家伙都没正眼看我。

我有些不甘,偷偷拉了拉胸垫,又凑近一些装作想看墙上的鹿头装饰品。

那土包子居然嫌弃的把头扭开了!!

小怜:

 (喂!!)

男性宾客:

 啊请问......这位小姐―――

一个身着考究礼服,戴着领结的大叔凑了过来。

男性宾客:

 我在纽摩利达斯经营一家传媒公司.........请问有没有兴趣聊聊?

那个大叔一边搓着手一边笑盈盈的和我搭话。

小怜:

 不、不好意思―――

我赶忙摆摆手,假装肚子痛括着腹部快步溜到拐角处,对着监控露出一副哭丧的表情。

目标无动于衷,却吸引到了奇怪的家伙。

小怜:

 好像完全吸引不到那家伙的注意力啊......
安妮:

 看起来目标在等什么人,而且包里的东西也很可疑。

莉琉:

 小怜的手包里有透视设备,刚才扫描包内没有任何电子产品,只有大概二三十页的纸质文件。

安妮:

 还真是个老古董....

小怜:

 爱衣不是说过这东西能透过障碍给多页纸质文件拍照吗?

我拿起那个颇有分量的手包,精致的漆皮缝线背后塞满了战研部的小道具。

最神奇的是内衬经过特殊处理后,居然能通过门口的安检。

莉琉:

 能同时拍多页文件的前提是在空间内均匀散布了金属粉末,让穿过每页纸的射线拉开强度层级。

 你包里有个能遥控爆破的金属粉末胶囊,但那页数太多了,要大力晃动才能均匀扩散开。

安妮:

 胶囊爆开时是有声音的吧?而且那家伙一直像宝贝一样抱着那个包.........

莉琉:

  小怜不是有一个能炸开门锁的粘胶炸弹吗?

安妮:

 那东西声音更大了!而且小怜要是穿成这样被抓住的话......

我想到刚才那个大叔色眯眯的目光,不禁抱住胸部打了个冷战。

小怜:

 说来...

 那个大厅似乎是完全封闭的?

可能是为了保证私密性,连彩色玻璃都没有光透过来的样子。

小怜:

 对了,这房间的电力系统可以控制吗?

莉琉:

 哦?你好像想到了很大胆的方案嘛......

……

 

???:

 クソ……クソクソッ!

その髪はくしゃくしゃで、無精ひげが伸び放題だ。ここにそぐわない服装の中年の男性が、革のバックを抱えて独り言を言っていた。

古びたコートに、白シャツの上からカーキ色のセーターを羽織り、緑色のマフラーも巻いている……。

レン:

 あれが施(せ)教授?(すげーダサい!)

アンネ:

 ええと……そうみたい………。

レン:

 よし任せろ!

なぜだか、今日は自分の姿に自信があった。

彼の前に出て、二階のステンドグラスを見るフリをしながら腰をくねらせた。しかしアイツは俺をまともに見ていない。

少し悔しい。そっと胸パッドを引っ張り、そして壁の鹿の頭飾りを見るふりをしながら近寄っていく。

このクソダサ野郎、よくも嫌そうな顔してそっぽを向いたな!!

レン:

 (おい!!)

男性賓客:

 あぁその……そこのお嬢さん―――

洗練された礼服を着て、ネクタイをつけたおじさんが近づいてきた。

男性賓客:

 私はニューモリダスでメディア会社を経営しているのだが………少しお話でもしないかい?

そのおじさんは両手を揉みながら笑顔で声をかけてくる。

レン:

 す、すみません―――

慌てて手を払い、腹を抱えおなかが痛いふりをしながら、足早に角へ滑り込んだ。そして監視カメラに向かい泣きそうな顔をする。

目標は無関心で、おまけに変な奴を惹き寄せてしまった。

レン:

 アイツの注意を全く惹きつけられないんだけど………。

アンネ:

 目標は誰かを待っているように見えるわ。それにバッグの中身もすごく怪しい。

マリル

 レンのバッグには透視装置があるが、先程スキャンした奴のバッグには電子製品は入っていなかった。約20~30枚の紙の書類だけだ。

アンネ:

 ほんと古い骨董品ね……

レン:

 アイは障害物を通しても、複数枚の書類の写真が同時に撮れるって言ってたよな?

俺はこのかなりの重さのあるバッグを持ち上げた。精巧なエナメル糸の裏には、戦研部の小道具が詰まっている。

最も不思議なのは裏地に特殊な処理がされると、入り口のセキュリティーチェックを通過できるということだ。

マリル

 複数枚のファイルを同時に撮影するには、空間内に金属粉末が均一に散布されていることが前提だ。各ページを通過する放射線を強度レベル毎に分けるのさ。

 お前のバッグに、遠隔爆破できる金属粉末カプセルが入っている。しかし対象のページ数が多すぎる。揺らしたほうが均一に広がるだろうな。

アンネ:

 カプセルが割れる時って音がするんでしょう?しかもアイツ、まるで宝物のようにバッグを抱えているし……。

マリル

 レンにはドアロックも解除できる接着用爆弾があるではないか?

アンネ:

 それじゃもっと音が大きいでしょ!それにこんな格好をしているレンちゃんが捕まったら………。

さっきのおじさんのいやらしく細めた目を思い出す。思わず胸を抱き寄せ身震いした。

レン:

 そういえば……

 このホールって完全に閉め切っていないか?

プライバシーを保つためかもしれないが、ステンドグラスでさえ光が漏れていない。

レン:

 そうだ、この部屋の電力系統はコントロールできないのか?

マリル

 ほう?随分と大胆な案を思いついたようだな……

……

 

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我回到大厅,尽量自然的溜达到施教授身边。

这时楼梯另一侧的灯泡忽然发出强光,之后“啪”的一下爆掉了。

趁他和众人扭头的功夫,我将一粒银色的胶囊从皮包缝隙中塞了进去。

接着我假装检查高跟鞋半蹲下来,把那枚比硬币稍 大的粘胶炸弹的爆破面贴在了他的椅子腿上。

小怜:

 (准备好了!)

我对着摄像头做了个OK的手势,并站到几步之外。

 

俺はホールに戻ると、出来るだけ自然を装って教授のところに向かった。

すると階段の反対側の電球が突然強い光を放ち、「バチン」と音を立て爆発した。

奴を含めて全員が首を傾げている間に、俺は銀色のカプセルをバッグの隙間に押し込む。

次にハイヒールを調べるふりをしてしゃがみ込んだ。コインより少し大きい粘着爆弾の爆破面を奴の椅子に貼り付けた。

レン:

 (準備出来たぞ!)

監視カメラに向かってOKのジェスチャーをして、数歩離れた。

 

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随着天花板传来一声闷响,只听“砰”的一声,房间内所有光源同时熄灭,教授发出一声惨叫。

大家还没反应过来,就听到椅子的木腿被炸断和他摔在地上的声音。

我赶忙摸黑凑过去,将包的扫描面对着地上他的大致方向,并暗自祈祷扫描装置能顺利工作。

客人们开始骚动,侍应生立刻维持秩序,叫大家冷 静一下,并说很快就会恢复供电。

莉琉:

 OK了~

天井から重苦しい音と共に、「バタン」という音が聞こえた。部屋の全ての光源が同時に消え、教授が悲鳴を上げた。

全員がまだ反応出来ていない内に、椅子の足が爆裂して地面に倒れる音が聞こえた。

俺は急いで手探りで闇の中を近寄り、バッグのスキャンを、奴がいたおおおよその方向に向けた。スキャン装置がうまく機能してくれることを祈る。

客人達が騒ぎ始めると、ウェイター達がすぐに秩序を保ち始めた。みなさん落ち着くように、すぐに電力は回復すると呼びかけている。

マリル

 OKだ。

 

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我长舒一口气,刚放下包包大厅就亮了起来。

小怜:

 Yes!

一切順利~

???:

 咳咳,我说......

我身后传来一个女声。

 

 

ほっと一息つく。バッグを置くとすぐに、ホールは明るくなった。

レン:

 Yes!

うまくいったな~。

???:

 こほん。いいかしら……。

後ろから女性の声がした。

 

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倪克斯:

 我在二楼看你半天了,在这搔首弄姿的做什么呢?

小怜:

 .........倪克斯学姐?

 她看着一旁坐在地上擦屁股的施教授。
倪克斯:

 这把椅子有一百三十多年的历史了,上次估价在两百万以上。

小怜:

 诶―――?

倪克斯扭过头来,暖昧得把手放在我的脸上。

倪克斯:

 打扮的还挺漂亮嘛——小学妹。

她有些冰涼的手指在我脸颊上滑动,微笑着轻轻取出我的骨传导耳机。

倪克斯:

 ......那你打算,怎么赔偿呢?

 

ニュクス:

 2階から貴女の事ずっと見ていましたけど、ここでしなを作って何をしているのかしら?

レン:

 ……ニュクス先輩?

彼女は地面に座り込み尻を擦っている施教授を見た。

ニュクス:

 この椅子は130年以上の歴史があって、前回の査定では200万以上したのよ。

レン:

 へっ―――?

先輩は振り返ると、ぼんやりと俺の顔に手を置いた。

ニュクス:

 お洒落で素敵よ―――後輩さん。

冷たい指がほほを滑り、微笑みながら俺の骨伝道イヤホンをそっと取り外した。

ニュクス:

 ……さて、どうやって弁償するつもりかしら?

 

 

 

*1:囚人のジレンマ(しゅうじんのジレンマ、英: prisoners' dilemma)とは、ゲーム理論におけるゲームの1つ。お互い協力する方が協力しないよりもよい結果になることが分かっていても、協力しない者が利益を得る状況では互いに協力しなくなる、というジレンマである。
1950年に数学者のアルバート・タッカーが考案。ランド研究所のメリル・フラッドとメルビン・ドレシャーの行った実験をもとに、タッカーがゲームの状況を囚人の黙秘や自白にたとえたため、この名がついている。