【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.4_星尘降臨 PART.3 第3章_20181118修正
倪克斯:
监视我的人每半年会更换一批,这次的两个人刚刚调来不到三个月。
莉琉:
一会你就跟门口的人说,要亲自送小怜回家,车我已经安排好了。
只要那两个保镖一上车,就会立刻被麻醉。
倪克斯:
可监视人员要定期汇报,想不引起怀疑的话,还需要他俩的配合吧?
学姐显然对这个临时制定的逃脱计划有些担心。
倪克斯:
虽然派来监视我的只是外围成员,但对外安全委员 会的人都受过严格的抗审讯训练。
恐怕他们不会轻易合作吧......
小怜:
是那个...对外安全委员会?
ニュクス:
私を監視する人は半年毎に交換されるわ。今回の2人はちょうど3ヶ月前に異動したばかりよ。
マリル:
すぐに入り口にいる奴に話せ。レンを家まで連れ戻さねばならない。既に車は手配している。
あのボディーガード2人が車に乗りさえすれば、すぐに麻酔をうてる。
ニュクス:
監視員は定期的に報告をしなければならないわ。疑われないようにするなら、彼らの協力も必要ではないのかしら?
先輩は明らかにこの場当たり的な脱出計画に不安げだ。
ニュクス:
監視のために派遣されているのは下位メンバーだけだけど、対外安全委員会の人達は全員厳重な対尋問訓練を受けているわ。
恐らく簡単には協力してくれないはずよ……
レン:
あの……対外安全委員会か?
那个组织又称『七诫』,是菜博娜的情报机构,最 早由欧洲黑手党内部的整肃部门发展而来。
他们以匪夷所思的暗杀能力和对黑色西装的执着闻名于世,任何被盯上的人都很难逃脱。
最具传奇色彩的是,那是一个以维护《莱博娜诫条 》为宗旨的独立组织。
通过遍布全球的数百家赌场的固定股份获取运作资 金,不听命于任何政府……
その組織は『七戒』とも呼ばれる、リバナの情報機関だ。ヨーロッパマフィア内部の粛清部門から始り、発展してきた。
彼らは常軌を逸した暗殺能力と、黒スーツへのこだわりで世界的に有名であり、目をつけられた者は何人たりとも逃れることは出来ない。
最も伝説的といえるのは、《リバナ戒律》を守ることを目的とした独立した組織であるということだ。
世界中に広がる数百ともいえるカジノの固定株式から運用資金を得て、いかなる政府にも従わないという………。
小怜:
(简直......太硬核了!!!)
而且相关的几款游戏我都打到了白金。
小怜:
所以想安全脱离的话,问题不在于如何出逃,而是如何保密不引起七诚的警觉吧?
莉琉:
呵呵呵,放心好了。
莉琉得意的笑道―――
莉琉:
战研部对付他们的方法多得是~
我脑海中浮现出爱衣一脸兴奋地拿着审讯道具的样子,不禁打了个冷颤。
莉琉:
你们俩先准备一下,随时可以行动。
说罢,莉琉便断开了通信。
忽然安静下来的氛围让我有些尴尬,而学姐却还不依不饶的盯着我的胸部。
倪克斯:
音质...不错呢。
我有点不好意思的低下了头。
小怜:
还、还行吧............
我们在聊什么啊??
上次爱衣说做了个升级,似乎音质确实变好了...?
小怜:
(不对,干嘛要升级那种没用的东西啊?!)
倪克斯忽然凑近我身边,右手也顺势伸到了我背后。
小怜:
学、学姐......?
她的手在我后背上隔着衣服轻轻拉了一下,我顿时感到一阵松脱。
小怜:
――!
不会是把那个扣子给......
接着,学姐左手伸进我礼服的前襟,缓缓的抽出了黑色胸垫.........
小怜:
……
…………
……………………
啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊啊――!!!!!
她把玩着胸垫捏来捏去,发现没有扬声器后,又狐 疑的望向一旁早已凌乱的我。
我的脸已经红到了脖子根,一把夺过胸垫后冲进洗手间。
倪克斯:
嗯?小怜肚子不舒服吗?
如果需要“那个”的话,壁橱里就有啦~
学姐在洗手间外用关切的声音说道。
小怜:
不、不是啦――!!
(呜呜呜呜呜~~)
……
レン:
(まさに……ただ者じゃないって感じだな!!!)
それに、これ関係のゲームいくつかは全てプラチナを獲ってきた。
レン:
なら安全に脱出したいのなら、どうやって逃げるのではなくて、いかに七戒に警戒されないようにするかが重要ってことか?
マリル:
くくくっ、心配いらん。
マリルが得意げに笑う―――
マリル:
戦研部には奴らへの対処法などいくらでもある。
俺の頭の中に、アイが取り調べの道具を持って興奮している様子が浮かんできた。思わず身震いする。
マリル:
お前たち2人はまず準備をしておけ。いつでも行動出来るようにな。
そう言うと、マリルは通信を切った。
急に静かになった空気に、少し気まずくなる。そして先輩はいまだに俺の胸をジッと見ている。
ニュクス:
音質……いいのね。
少し恥ずかしくなって、うつむいた。
レン:
ま、まあ……。
何の話をしているんだ??
前回アイがアップグレードしたとか言っていたな。確かに音質が良くなったような……?
レン:
(いや、何でそんな役に立たないものをアップグレードするんだ!?)
急にニュクスが俺に近づく。その勢いで右手を俺の背中へと伸ばした。
レン:
せ、先輩……?
服越しに彼女の手が俺の背中を軽く引っ張る。急に締め付けから解放されほっとした感じがした。
レン:
――!
まさかホックを上げたんじゃ………
そして、先輩は俺のドレスの前に手を入れ、ゆっくりと黒い胸パッドを取り出した……。
レン:
……
…………
……………………
ああああああああああああああああああ――!!!!!
彼女は胸パッドを揉んだり引っ張ったりして弄くると、スピーカーが無いことに気づいた。すると訝しげな眼差しで混乱している俺を見た。
俺の顔は首の根元まで赤くなっていた。胸パッドをもぎ取り、すぐにトイレに飛び込む。
ニュクス:
あら?お腹の具合でも悪いのかしら?
「アレ」が必要なら、戸棚に入っているわよ~。
先輩がトイレの外から気遣う声色で話す。
レン:
ち、違うから――!!
(ううううう~~)
……
与此同时, SID作战指挥室。
爱衣坐在指挥台上翻阅着一摞纸质文件,她面前的大屏幕里跳动着四五个分析窗口。
爱衣:
吶......
爱衣仰过头来看向身后穿着笔挺军装的女性。
爱衣:
要从那个土包子身上窃取文件的话,应该有无数种方法吧......
但你却偏偏派小怜去冒这种不必要的风险,她和安妮不会起疑吗?
莉琉看着手持设备上的数据笑了笑。
莉琉:
那家伙应该还处在进入学姐房的兴奋中吧~
而且......这本来是安妮的主意。
爱衣:
咦?
莉琉:
你还记得吧―――
同時刻、SID作戦指揮室。
アイはオペレーションデスクに着いて紙の書類をめくっていた。彼女の目の前の大スクリーンには4,5個の分析ウィンドウが動いている。
アイ:
ねぇ……
アイは顔を仰向けにして、後ろの身なりがきちっとした軍服の女性を見た。
アイ:
あのダサ男からファイルを盗むにしても、他にいくらでも方法はあったんじゃないのかな………。
だというのに、よりにもよってレンちゃんを使って不必要なリスクを冒すなんて。彼女とアンネは疑問に思わなかったのかい?
マリル:
あいつはまだ先輩のお部屋で興奮中じゃないのかな~。
それに……これは元々アンネのアイデアだ。
アイ:
ほお?
マリル:
覚えているだろ―――?
莉琉:
十几天前,小怜从异空间带回索娅的时候,在全球 范围内引起了5秒左右的巨幅时空相位波动。
虽然信号剧烈,但因为很快就消失了,各国都没能探测出信号源。
爱衣:
似乎目前最被接受的解释是,当时太阳系正好扫过 银河中一束伽玛射线暴的边缘。
虽然是胡扯,但在某种意义上,人类确实又一次与世界末日擦肩而过了呢~
マリル:
十数日前。レンがソヤを異空間から連れ戻した時、世界的規模で5秒間程度、巨大な時空位相波動を引き起こした。
強烈な信号にもかかわらず、すぐに消失してしまったため、各国は信号現を検出することが出来なかった。
アイ:
現在最もポピュラーな解釈だと、当時の太陽系にちょうど銀河の一束のガンマ線バースト*1の縁(ふち)が通過したこと、だったかな。
全くのデタラメだねぇ。だけどある意味じゃ、確かに人類は世界の終わりとまたすれ違っていたんだよね~。
莉琉:
但只要世界还没毁灭,我们就要避免有人怀疑到新丰洲头上。
从那次事件之后,SID一直在执行最高级别的舆论与情报监控。
虽然信息部那边一无所获,但安妮在爬取社交网络 信息的时候却发现了有趣的事情。
爱衣:
安妮都会做这种分析了?教官说她在体能训练的时候也特别努力呢~
莉琉:
那孩子也有自己的理由吧...
倒是小怜,一直都悠闲过头了。
莉琉调出一长串串小怜最近通关的游戏列表,像发现 了自己的小孩是笨蛋的家长一样摇摇头。
莉琉:
总之,安妮发现小怜把索娅带回来的那天,有几十 个人在网上描述了自己下午睡觉时的奇怪的梦境。
“在梦中坠入一个黑暗空间,之后在模糊环境中见到了去世的亲人。”
发布信息的都是没什么关注者的普通人,所以很快 就被信息流淹没了。
爱衣:
下午睡觉时的梦.........
等等,那次剧烈的波动是在新丰洲时间下午四点左右出现的!
莉琉:
下午那个时间在睡觉的人本来就不多,会把自己的梦发到网上的家伙更是少之又少。
进一步分析发现,那些账号的物理地址全都位于新丰洲,且分布在一个半径不到五公里的区域内。
听到这里,爱衣的两眼放光。
莉琉:
―――而那个区域的中心就是倪克斯的庄园。
爱衣:
就是说这座庄园里的某种存在,在天堂之门被打开的瞬间被激发,从而引发了大规模的梦境?
爱衣的声音中传递出难以压抑的兴奋。
莉琉:
本来我也不确定,所以让安妮在庄园的监控上安装了玻尔兹曼探测器......
爱衣满脸写着“给我看”的表情向莉琉扑过去,被莉琉一把糊在脸上。
身形娇小的银发少女两只手完全够不到莉琉,却不依不饶的在空中胡乱挥舞着。
爱衣:
咕(给)~鸣(我)~罐(看)~rua(啦)~~~
莉琉:
等设备回收之后会给你的啦,现在快点给我做完施教授那份情报的分析!
マリル:
だが世界が滅びない限り、我々は新豊洲を疑う者が出ないようにしなければならない。
あの事件以降、SIDは常に最高レベルで世論や情報監視を行ってきた。
情報部の方では特に何も見つからなかった。だがアンネがSNSの情報を掴むと、面白い事を発見した。
アイ:
アンネはそんな分析も出来るのかい?教官は体力訓練のときも頑張っているって言っていたのにね~。
マリル:
あの子にも理由があるのだろう……。
むしろレンだ。いつもぐうたらし過ぎだ。
マリルは最近レンがクリアした長い長いゲームのリストを呼び出した。自分の子供がバカだったと気づいた親のように首を横に振った。
マリル:
ともかくだ。アンネは、レンがソヤを連れ戻した日に、自分が昼寝した時に見る奇妙な夢を、何十人もの人がネット上で書き込んでいるのを発見した。
「夢の中で真っ暗な空間に落ちる。するとぼんやりとした場所で亡くなった家族に会う。」
情報を発信していたのはあまり注目されない一般人ばかりだ。故にすぐに情報の流れに流されていた。
アイ:
昼寝した時に見る夢ねぇ………
待てよ。あの強烈な波動は新豊洲の時間でいう午後4時頃に現れていた!
マリル:
午後のその時間帯に寝ている人間は元々少ない。そして自分の夢をネットに流す奴は更に少ない。
さらに分析をすると、それらのアカウントの物理アドレスは全て新豊洲に位置し、半径5キロ以内のエリアに分布していることが判明した。
それを聞くと、アイの両目は光を放った。
マリル:
―――そのエリアの中心はニュクスの荘園だ。
アイ:
つまり、あの荘園には何かしらの存在がいて、天国の門が開かれたその瞬間に刺激を受け、大規模な夢を引き起こしたってことかい?
アイの声から、抑えきれない興奮が伝わってくる。
マリル:
私にも確かなことは言えないがな。だからアンネに荘園の監視カメラにボルツマン探査機を設置させたんだが………。
アイは「見せてくれ」と言わんばかりの表情を浮かべマリルに飛び掛る。しかしマリルに顔を掴まれた。
小柄な銀髪の少女の両手は全く届かない。それにも関わらず空中でぶんぶんと振り回していた。
アイ:
ふぃ~(見)ふぇ~(せ)ふぇ~(て)rua~(よ)~~~。*2
マリル:
機器が回収されたらすぐに渡してやるさ。今は、早々にその教授の情報の分析を済ませるんだ!
把爱衣按回去之后,莉琉走出指挥室,一言不发的盯着手持设备上卫星传来的数据。
莉琉:
(刚才小怜和倪克斯额头接触的一瞬间,爆发出了强度极高的低频电波。)
(电波类型与人类快速眼动睡眠时的脑电波在模式上高度匹配)
アイを押し戻すとマリルは指揮室を出る。何も言わずに、タブレットにある衛星からのデータをじっと見つめた。
マリル:
(先程、レンがニュクスの額に触れた瞬間、非常に強度の高い低周波電波が爆発的に発生した。)
(その電波タイプは、人間のレム睡眠時の脳波パターンと高度に合致している。)
简直,就像是南极那次.........
まるで、南極のあのときのように………*3
*1:ガンマ線バースト。天文学の分野で知られている中で最も光度の高い物理現象。ガンマ線が数秒から数時間にわたって閃光のように放出され、そのあとX線の残光が数日間見られる。この現象は天球上のランダムな位置で起こり、一日に数回起きている。学説では、これが地球に降り注くとほとんどのオゾン層が破壊されて、大量絶滅を引き起こすというものもある。
*2:咕(给)~呜(我)~罐(看)~rua(啦)~~~。顔をつかまれてモゴモゴとした感じで話していますが、原文の中国語ではいくつかネタが仕込まれています。翻訳上難しいのでここで補足。
咕:ハトの鳴き声。中国では約束を守らないことを「放鸽子(ハトを放つ)」といいます
。これが省略された形として、鳩といったり咕咕咕といったり。わざわざこの文字で書くということは、ライターの自虐の可能性も?
rua:発音もそのまま"ルア"。中国で人気(笑)のゲーム配信者のMr.Quinという人がいます。色々と面白い方で、その発言は語録化されている。この「rua」もその語録の1つ。意味としてはダメージを受けたときの呻き声と理解しておけば大丈夫?
*3:詳しいエピソードは深潜症参照。