魔女兵器メモ

日本、中国版で魔女兵器プレイ中。中国版では自分用にストーリーの意訳とか。ざっくり意訳なんで気になる人は原文確認してくだせぇ。攻略情報は魔女兵器wiki 新豊洲支部へ。

【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.4_星尘降臨 PART.13 第13章_20191116修正

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从车体监控传来的影像看,我们的正前方是一段还在建造中的隔离墙。

由于地处内城区边缘,这里完全没有中心区那种繁华安逸的感觉―――

钢铁、水泥和烟尘还原出了这片荒涼沙漠战区最原始的粗粝质感。

前方的岗哨被建得犹如堡垒一般,周围还停靠着好几辆同型号的装甲运兵车。

远处有很多塔吊和重型机械在工作,墙壁上还隐约能看到成片的无人机群。

从金属围栏的放置方式看来,前方的出口俨然一副禁止通行的样子。
 

車体の監視カメラから流れてくる映像を見ると、俺達の正面にはまだ建設中の隔離壁があった。

内城区の周縁部に位置しているせいか、ここは中心部のような賑やかでのんびりとした感じが全くない―――

鋼鉄、それにセメントと煤塵。それらがこの荒涼とした砂漠戦域の最も原始的な粗雑な質感を再現していた。

前方の監視塔はまるで砦のように建てられていて、周囲には同じ型の装甲輸送車が何台も止まっていた。

遠くではたくさんのタワークレーンと重機が作業している。隔壁にはうっすらとだが一面のドローンの群れが見える。

金属フェンスの置き方からすると、前方の出口はまるで通行禁止としているようだ。

 

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小怜:

 你们是要............闯过去?

艾米莉欧拍了拍装甲车的内壁。

艾米莉欧:

 就凭它?

 这种装甲虽然坚固,但导热性和普通金属没什么区别,在咱们被烤熟前大概能坚持个20秒吧~

忽然,我们的车停了下来,前方驾驶舱传来一个似曾相识的声音―――

薇拉:
 卡拉卡尔营一级准尉薇拉·瓦尔基里,去营区接队员出城侦查。

小怜:

 (是赌船上负责安检的那个怪力女吧?!)

她一只手将那身材肥硕的总主教拎起来的画面我现在都记忆犹新。

男性的声音:

 是薇拉啊,现在耶胡达集市那边有抗议活动,不想被围住的话最好从其他出口.........

薇拉:
 别废话快放行,绕路时间来不及了!

男性的声音:

 哈哈好吧好吧,不过你别再搞什么娄子了,上次你老爹从总参谋部直接打电话来骂人……

薇拉:

 你要再提他,我就直接轧过去。

男性的声音:

 挪一下路挡,放行了放行了!

艾米莉欧凑过来小声问我。

艾米莉欧:

 吶,你刚才是不是有一瞬间想过大声呼救,然后又怂下去了呀?

小怜:

 才没!

我赶忙扭过头去,啊啊这人好讨厌!

车子向前缓缓移动,很快穿过隔离墙来到了马萨达的外城区。

我原以为外城区会更加荒芜,但穿过隔离墙后,路上的人突然多了起来―――

虽然这边路面有些不平整,也没那么多高层建筑和绿化带,但街道却异常热闹。

熙熙攘攘的人群、穿梭往来的公交车和在路边招揽生意的小贩,让我感觉仿佛穿越了时空。

小怜:

 这里人好多......

艾米莉欧:

 那当然了,这座城市90%的人住在隔离墙外面。

小怜:

 这么多!?

艾米莉欧:

 内城区总共只有32平方公里,不到马萨达面积的四分之一,而且地价高得离谱。

 尤其是中心区,一个厕所的面积就够在死海旁边买套单身公寓了。

小怜:

 我还以为隔离墙是为了那个......嗯...

艾米莉欧: 

 种族隔离?

对对对,好像有某种规定,某些对特定族群不友好的词汇,只有这个族群自己人能说......

艾米莉欧:

 联合议会早就明确禁止这么干了~

 但马萨达《反恐袭法》规定,如果想在政府和议会所在的内城区长住,就必须通过安全局的审核。

 而那些直系亲属是特定民族的申请者,都"恰好"无法过审......明白了吗?

我似懂非懂的点了点头。

这不就是隔离吗! 虽然好像隔离的是自己......

而且这么说的话,即使是马萨达本族的居民,也大部分都生活在外城区吧?

我看到屏幕上,一个挎着M16的女兵蹲在卖头饰的地摊前,在跟用头巾包住脸的女摊主讨价还价。

小怜:

 (原来哪儿的人都买不起房啊.........)

突然车子一个急刹,我的头差点没磕在屏幕上,同时驾驶舱传来了薇拉的叫骂。

薇拉:

 靠!!

艾米莉欧:

 怎么了!?

薇拉:

 我放了侦查无人机,你们自己看屏幕吧。

我和艾米莉欧赶忙凑到屏幕前,看到了让人不寒而栗的景象―――

 

レン:

 お前ら……突っ切るつもりなのか?

エミリオが装甲車の内壁を叩く。

エミリオ:

 これだけで?

 この装甲は頑丈だけど、熱伝導性は普通の金属と変わらないわ。だから私達がウェルダンになる20秒ぐらいまでしか持ってくれないかな~.。

突然、車が止まる。そして前方の運転席から聞き覚えのある声がしてきた―――

ヴィラ:

 カラカル大隊*11級准尉ヴィラ・ヴァルキューレ、駐屯区に隊員を迎えに偵察に出るぞ。

レン:

 (カジノ船でセキュリティチェックしていたあの怪力女か!?)

彼女があのぶくぶく肥えた総主教を片手で持ち上げたのを、今でも鮮明に覚えている。

男性の声:

 ヴィラか。今イェフダ市場の方で抗議活動が行われている。囲まれたくなければ他の出口を……

ヴィラ:

  ガタガタ抜かさないでさっさと通せ!こっちは回り道している時間なんてないんだ!

男性の声:

 はははオーケーオーケー。だがこれ以上騒ぎを起こすなよ?前回お前の親父さんが参謀本部から直接電話してきて罵声を浴びせてきたのだからな……。

ヴィラ:

 もう一度あいつのことを話してみろ。私が直々に轢き殺してやる。

 男性の声:

 すぐに道をあけろ!通せ、通すんだ!

 エミリオが体を寄せ俺に小声で尋ねた。

エミリオ:

 ねぇ、さっき大声で助けを呼ぼうとか思わなかったのかしら。そしたら先に進むこともなかったんじゃない?

レン:

 そんなことないから!

俺は急いでそっぽを向いた。ああ!こいつとってもイヤな奴だ!

車がゆっくりと動く。すぐに隔離壁を通り抜けマサダの外城区に出てきた。

外城区はもっと荒れているものかと思っていた。しかし隔離壁を抜けると、急に道路に人が増えてきた―――

こっちの路面は僅かにでこぼこで、高層ビルや緑地帯もそれほど多くは無いのだが、街は異常に賑やかなのだ。

雑踏の中、行き来するバスや道端で商売をしている行商人の姿は、まるでタイムスリップしたかのような気分になる。

レン:

 ここは人が多いんだな……。

エミリオ:

 当然よ。この都市の90%は隔離壁の外に住んでいるのもの。

レン:

 そんなにっ!?

エミリオ:

 内城区は32平方キロしかないわ。これはマサダの面積の4分の1以下で、それも地価がデタラメに高いの。

 特に中心区ね。トイレ一つ分の広さで、死海の隣で独身マンションが買えちゃうわ。

レン:

 俺、隔離壁はあれのためだと思ってたけど……その…

エミリオ:

 人種隔離?

そうそうそう。何かルールでもあるように、特定のコミュニティにとって友好的ではない言葉。言えるのは、その人種集団の身内だけ………。

エミリオ:

 連合議会はとっくにその行為を禁止してるわ、それも明確にね。

 でもマサダの《テロ防止法》では、政府や議会のある内城区に定住するには、安全保障局の審査を通過しないといけないって規定されているの。

 そしてそれらの申請者の直系親族が特定民族なら、すべて”上手い具合に”審査が通らないの………分かったかしら?

わかったようなわからないような…俺は頷く。

それって隔離じゃないか!でも隔離されているのは自分自身のような……。

それにそもそもだ。マサダの先住民でも、ほとんどが外城区に住んでいるんだろ?

スクリーンを見ると、M16を肩にかけた女性兵士が、髪飾りを売る露店の前に腰を下ろし、頭巾で顔を覆った女性店主と値引き交渉をしていた。

レン:

 (どこの人だろうと家が買えないか……)

 突然、車に急ブレーキがかかる。俺の頭がもう少しでスクリーンにぶつかりそうなった。それと同時に運転席からヴィラの罵声が聞こえてくる。

ヴィラ:

 くそっ!!

エミリオ:

 どうしたの!?

ヴィラ:

 偵察用ドローンを放ったから、自分達でスクリーンを見てみろ。

俺とエミリオは急いでスクリーンに近づく。そこにはぞっとするような光景が広がっていた―――

 

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上千名身穿黑外套,头戴黑色帽子的男性聚在前方路口,犹如一场超大型的葬礼。

他们举着自制只有黑白两色的标语牌,似乎在抗议这世界存在的其他任何颜色。

这些人大多留着大胡子,两鬓梳着奇怪的小辫,这似曾相识的造型......

 

黒コートに黒帽子を かぶった数千人もの男性が、超大型の葬式の如く前方の交差点に集まっていた。

彼らは白黒2色しかないプラカードを持っていた。その姿はこの世界に存在する他のいかなる色にも抗議しているかのようだった。

その人達の多くはひげを蓄え、二つのもみあげは奇妙な三つ編みという、どこかで見覚えのある形をしていた……。

 

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薇拉:
 这帮XX玩意儿!吃着国家的补贴还XX天天抗议!

就当“XX”是某种方言吧......反正我听不懂。

薇拉:

 要求将符合教义的小学数量提升一倍? 他们的XX鬓角是不是XX长进脑子里了!?

驾驶舱传来端门的声音,我们的驾驶员似乎跳下车去干架了。

小怜:

 她、她干嘛去了?

艾米莉欧:

 去遮挡车牌吧~

艾米莉欧在厚实的军用平板上查看着路线图,漫不经心的回答道。

小怜:

 要、要干什么............那些都是马萨达人吧? 好像我刚在博物馆也见过.......

艾米莉欧:

 这帮人是马萨达的“历史遗产”,不工作不缴税还不用服兵役,每个月还要政府发补助金―――

 就算是破坏公共秩序阻断交通,警察和军队也管不了,因为他们有自己的宗教法庭。

小怜:

 ...这么好?

 (那岂不可以天天宅家里玩游戏......)

艾米莉欧:

 不过他们的教义要求家里不能有电视和电脑,并且严格禁止上网―――

那是酷刑吧!!

艾米莉欧:

 但他们的老婆就不一样了,可以使用电子设备,毕竟这帮人还要靠女人赚钱来补贴家用。

 倒不是因为补助金给的少,而是这种家庭的女性平均要生六七个孩子,多的能生十几个。

 这么多小孩,宗教学校当然不够用了.......

小怜:

 (难道刚才在博物馆看到围着那两个黑衣大胡子的十几个小孩 ——)

还有跟在那帮孩子身后面容憔悴的两个女人.......

想到其中一个女人推着的那辆婴儿车,我不禁打了个冷颤。

艾米莉欧:

 宗教原教旨主义者,无论在哪都是癌症......

艾米莉欧继续低着头在摆弄平板,语气中带着莫名的悲伤和些许无奈。

不一会,薇拉就回到了车上,艾米莉欧拍了拍驾驶舱的金属挡板提醒她注意。

艾米莉欧:

 绕到东边第三个路口,有一座刚建好的高架桥,是最快的出城路线。

 还有,你要做“那个”的话,记得先掉头哦。

薇拉:

 明白~

薇拉把方向盘打满猛踩油门,一把轮就将车头调了过来,完全不考虑乘客体验。

随即车顶传来“咚——““咚——”“咚——”“咚——”四声闷响。

小怜:

 (等等,怎么像是榴弹发射器的声音.........)

很快聚集的黑衣人便开始骚动,人群中不同的位置同时冒出四股催泪弹的白烟......

而我们的车开足马力,迅速消失在转角。

……

…………

 

ヴィラ:

 このXX野郎共!国の補助金を喰いながらまだXXで毎日抗議しやがるか!

"XX"は何かの方言だと思うことにしよう………どうせ俺にはわからない。

ヴィラ:

 教義にあった小学校の数を倍にしてくれだとぉ?テメェらのXX頭にXXもみあげが入ってるんじゃねぇのか!?

運転席からドアが開く音がした。どうやら俺らの運転手さんは車から飛び降りてファイトでもしにいったようだ。

レン:

 か、彼女はどうして行ったんだ?

エミリオ:

 ナンバープレートは隠しておかなきゃね~。

エミリオは分厚い軍用タブレットで路線図を見て、全く気にしていないという風に答えた。

レン:

 な、何をするつもりなんだ………。あの人たちってマサダ人なんだよな?博物館でも見たような気がするけど………。

エミリオ:

 彼らはマサダの”歴史遺産”よ。働かなければ税金も納めず、兵役もない。毎月政府から補助金が支給されているの―――*2

 公共秩序を破壊して交通を遮断したとしても。警察や軍隊も手だしできないわ。彼らには自分達の宗教法廷があるから。

レン:

 ……そんなのありなのか?

 (それじゃ毎日家でゲームしててもいいじゃないか……)

エミリオ:

 でもね彼らの教義では家にテレビとPCがあっちゃダメなの。それにネットも厳格に禁止されているわーーー。

拷問じゃないか!!

エミリオ:

 ただ彼らの妻は違うわ。電子機器を使うこと出来るわ。結局のところ、女の人の稼ぎで家計を補助しなければならないの。

 これは補助金が少ないからじゃないの。こういった家庭の女性は平均的に6、7人の子供を産むわ。多い人だと数十人も。

 そんなに沢山の子供。当然、宗教学校は足りなくなるわ……。

レン:

 (さっき、博物館で黒ずくめの髭を数十人の子供が囲んでいたのを見たけど―――)

そしてその子供達の後ろにいた二人のやつれた女性……。

女性の一人が押していたベビーカーのことを考えて、俺は思わず身震いした。

エミリオ:

 宗教原理主義者なんて、どこにいても癌ね……。

エミリオはうつむいたままタブレット弄っていたが、その口調は妙な悲しさとやるせなさが混じったものだった。

しばらくして、ヴィラが車に戻ってきた。エミリオは運転席の金属製の仕切り板を叩いて注意を促した。

エミリオ:

 東の第三交差点を曲がると、建設されたばかりの高架橋があるわ。それが一番早く街を出るルートよ。

 あと、”あれ”をする場合は、まずUターンしてからね。

ヴィラ:

 りょ~かい。

ヴィラはハンドルを思いっきり切ってアクセルを踏み、一回のハンドル操作だけで車の向きを変える。乗客がどうなるかなんて全く考慮されていない。

すると車の屋根から”ボン――””ボン――””ボン――””ボン――”という4つの音が響いてきた。

レン:

 (待ってくれ。なんでグレネードランチャーみたいな音がするんだ……)

すぐに集まっていた黒ずくめの男達が騒ぎ始めた。群衆の中からそれぞれ異なる位置で催涙弾の白い煙が同時に上がっている……。

そして俺達の車はフルパワーで、すぐに曲がり角へと消えていった。

……

…………

 

随着隔离墙的影子在我身后越变越小,道路两边的环境逐渐开始变得荒芜。

在城区里待久了,很容易忽略马萨达堡本身是一座突建在沙漠中的城市。

运兵车沿着空无一人的道路疾驰,孤独的公路旁已 经没有任何人类的踪迹。

仅有少许干枯的灌木,还死硬的立在沙地中......

 

隔離壁の影が俺の後ろで小さくなるにつれ、道路の両側の環境が徐々に荒れ始めていった。

市街地に長く滞在していると、マサダブルク自体が砂漠に突発的に建設された都市であることを見落としやすくなる。

誰もいない道を輸送車は疾走していた。孤独な道路の傍らにはいかなる生活の痕跡も見当たらない。

少し枯れた低木だけが、砂漠の中で頑なに立っていた……。

 

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出城后大约又行驶了一个多小时,随着车厢门被缓缓打开,一座军用补给站出现在了我面前。

薇拉:
 就是这了,要让她帮忙干活吗?

小怜:

 诶?!

艾米莉欧:

 没问题,她会配合的。

小怜:

 你们就不怕我逃跑―――

我一边抗议一边很老实的下车,话说到一半就咽了回去。

小怜:

 (四周都是荒无人烟的沙漠,我能跑哪去啊......)

这座下沉式补给站藏在沙丘中,从远处看不过是光秃秃的山上众多土坡中的一个。

不过似乎已经废弃蛮久了......

大概因为这种地方的维护成本太高,而且抵抗军已经放弃了周边区域的缘故吧。

停在站内的吉普车已经积了厚厚的一层土,大量用来制作掩体的麻袋也被随意堆得四处都是。

靠在墙边的叉车和发电机布满了锈迹和被风沙侵蚀的瘢痕,角落还有几箱被打翻的子弹......

刚才在车上,艾米莉欧解答了我第二个问题:她们要做的“私事”到底是什么。

其实我多少已经猜到,与自己的伪装身份有关―――

根据艾米莉欧的说法,NGO在交战区替军方运送 任何物资都是违反国际公约的。

以救助无辜平民的名义获得交战双方的豁免权,又去帮助其中某一方的行为,严重违背道德准则。

但马萨达军方这些年将很多军用哨站都伪装成了平民救助设施,并收买NGO替他们运送物资。

这样不仅能更灵活的牵制打游击的抵抗军,而且每当哨站被毁,都可以大肆宣传恐怖袭击残害无辜。

她们要做的,就是劫持这种灰色物资。

通过我胸卡的紧急救援码,艾米莉欧查到了最适合 作为目标的车辆信息。

那本是用于在遭遇紧急情况时,查询并调用NGO名下离自己最近的救援物资的功能。

艾米莉欧:

 那辆卡车运的主要是军用医疗物资,40分钟后会沿着公路经过这里。

薇拉:

 我去布置路障和地雷,你俩准备机枪和扬声器吧。

小怜:

 ......扬声器?

我下意识的摸了一下胸部。

薇拉依次揭开了车上那些装备的三防罩,虽然早有心理准备,但还是吓了我一跳―――

一台大狗四足运载机器人,两排遥控路障,六架自随机枪,四台扬声器和小型遥控炸弹若干......

...她们究竟要做什么啊!?

艾米莉欧和我靠大狗机器人的运载力,很快将机枪以及音箱部署在了附近的山坡上。

埋设好路障和炸弹的薇拉遵照艾米莉欧的指示把一辆吉普车加满油,开到了公路旁的一座巨石背面。

接着她们把装甲车顶部的侦查无人机放出,用光学迷彩單将车完美的隐藏了起来。

最后我们三人猫在最高的山坡背面,静静等待着目标出现。

小怜:

 真的保证不会伤到人吗......

我不安的问道,刚才部署的那些武器消灭一个排都绰绰有余吧?

薇拉:

 安心啦,这可是艾米计划的―――

艾米莉欧:

 那几架机枪由AI控制红外瞄准,绝对不会打到人。

 遥控炸弹也做过改装,基本没什么杀伤力,有些主要提供声响,而另一些会大量冒烟.........

 啊,车来了!

从侦查无人机的画面可以看到,一辆印着医疗救援组织红色LOGO的卡车正沿着公路驶来。

行驶到补给站附近的路段时,一枚炸弹爆炸,同时第一排路障支起一个角度令卡车颠簸。

只见那辆卡车慢慢减速,司机以为是爆胎,赶忙下车查看。

艾米莉欧:

 就是现在!

随着少尉一声令下,精心布置的烟火秀开始了―――

第二排路障迅速支起并抱死卡车的前轮,山坡上的机枪陆续启动射击程序。

大量子弹巧妙的避开人体和卡车的动力系统,在地上留下了无数弹痕。

刚下车的司机狼狈的逃回车上,却发现无论怎么点火,车都纹丝不动。

音箱开始播放提前录制好的几个男性用阿拉伯语的喊话,意思大概是抓活的要赎金之类。

同时接二连三的发生爆炸,卡车周围顿时被烟雾笼罩了起来。

司机和副驾驶两人趁着烟雾逃了出来,被机枪火力驱赶着,屁滚尿流的钻到了路边的巨石掩体后面。

大概一分钟后,机枪火力渐稀,那两个被吓得魂飞魄散的可怜虫立刻开着停在那里的吉普仓皇逃走。

只见他们把油门踩到底,也不管公路在哪,一路画 着蛇形开向了沙漠深处......

我张大着嘴目睹了这几分钟内发生的一切,震惊得说不出一句话来。

艾米莉欧从地上爬起来,掉了掉身上的土,看着脑袋上挂满了问号的我解释道。

艾米莉欧:

 抵抗军里有一些独立派系的游击队,还曾经流散出不少逃兵钻进山区当了土匪。

 只要伪装成是那帮人做的并留下目击证人,那自身也违反了国际公约的国防军也只能吃个哑巴亏。

 大概就是根据这个思路设计的~

虽然不明白你们为什么要抢劫自家的物资,但请先受我一拜!

薇拉:

 等等,你看那边!

薇拉着卡车车厢顶部缓缓展开的金属甲板喊道。

从那漆黑的洞口迅速窜出六台小型无人机,间隔两三秒后,又窜出六台,然后又有六台......

艾米莉欧立刻卧倒,开始在军用平板上更改机枪瞄准系统的设定,依然还有更多的无人机冒出来。

艾米莉欧:

 糟了,是『蜂巢』!

 这下麻烦了.......

 

街を出てから、約一時間以上は走っていた。車両のドアがゆっくりと開くにつれ、軍用の補給基地が目の前に現れていく。

ヴィラ:

 ここだな。こいつにも仕事を手伝わせるか?

レン:

 えっ!?

 エミリオ:

 大丈夫よ、協力してくれるわ。

レン:

 お前ら、俺が逃げる心配をだな――

抗議しながら素直に車を降りた。言葉は途中で飲み込む。

レン:

 (周りは誰もいない砂漠なのに、どこに行くっていうんだよ……)

この沈下式補給基地は砂丘の中に隠れていて、遠くから見るとハゲ山にある数多くの土砂崩れの一つに過ぎない。

でも、ずいぶんと長い間廃棄されていたみたいだ……。

こういう所はメンテンナンスコストがかかるし、レジスタンス軍も既に周辺地域を放棄したからかな?

基地構内に止まっていたジープには、ぶ厚い土が溜まっていた。シェルターを作るために大量に使われた麻袋も、あちこちに散らばっている。

壁際に寄りかかっているフォークリフトや発電機はさびと砂嵐に侵食された傷跡に覆われている。隅にはひっくり返された何箱もの弾丸がある……。

さっき車の中で、エミリオは俺の2つ目の質問【彼女達がやろうとしている”私事”とは一体何なのか?】に答えてくれた。

実は俺も多少は見当がついていた。それは俺の偽装身分が関わっているのだと―――

エミリオの話によると、NGOが交戦地域で軍に物資を搬送することは、どんな物資だろうと国際条約に反するのだという。

何の罪もない民間人を助けるという名目で、交戦中の双方から免責特権を得ておきながら、その一方を助けるという行為は、道徳性に深刻に反するという。

しかし、マサダ軍はここ数年、多くの軍用哨戒所を民間人救助施設と偽装し、NGOを買収して物資を運んできた。

これにより、レジスタンス軍のゲリラをより柔軟に牽制することが出来るだけではなく、哨戒所が破壊されるたびに、テロ攻撃によって無辜の民を殺害したとを大々的に宣伝することが出来る。

彼女達がやろうとしていることは、この灰色の物資を奪い取ることだ。

俺の胸カードの緊急救助コードを通じて、エミリオはターゲットに最適な車両情報を調べた。

それは緊急事態に遭遇した際に使われるもので、NGO名義で自分に最も近い救援物資を照会して呼び出すという機能だった。

エミリオ:

 そのトラックは主に軍用医療物資を運んでいて、40分後には道路沿いここを通るわ。

ヴィラ:

 私はバリケードと地雷の配置、お前は機関銃とスピーカーを準備だ。

レン:

 ……スピーカー?

俺はつい無意識に胸を触った。

ヴィラは車の中にある装備の3防カバーを順次外していく。覚悟はしていたものの、俺は驚いてしまう―――

四足歩行運搬ロボットのビッグドック*3が1台、リモコンバリケードが2列分、自動機銃が6機、スピーカーが4台と小型リモコン爆弾が少々……。

……こいつらマジで何をしでかすつもりなんだ!?

エミリオと俺はビッグドックロボットの運搬力を使って、すぐに機関銃とスピーカーを近くの山の斜面に配置した。

バリケードと爆弾を埋設したヴィラは、エミリオの指示でジープの1台のガソリンを満タンにし、道路わきの巨石の裏まで走っていった。

そして彼女達は装甲車の上部の偵察ドローンを放ち、光学迷彩シートで車を完璧に隠した。

最後に俺達3人は一番高い山の斜面の裏に隠れ、目標が現れるのをじっと待つ。

レン:

 本当に人は傷つけないって保証できるのか……

俺は不安げに尋ねた。さっき配備した兵器は1つの小隊を全滅させるのに十分過ぎるのじゃないか?

ヴィラ:

 安心しろ、これはエミの計画だ―――

 私達の大隊はみんな知っている。エミならきっと大丈夫ってな!

エミリオ:

 あの機関銃数機はAIが赤外線照準を制御しているの。だから絶対に人に命中しないわ。

 リモコン爆弾も改造していて、ほとんど殺傷能力はないわ。一部は主に音を出すもので、他のいくつかは煙を大量に出して………。

 あっ、車が来たわよ!

ドローンの偵察映像を見ると、医療救援組織の赤いロゴがプリントされたトラックが道路沿いに走ってきていた。

補給基地の近くまで走ってきた時、爆弾が1つ爆発した。同時に一列目のバリケードが角度を立てトラックを揺らした。

トラックがゆっくりと減速していくのが見える。運転手はパンクだと思ったのか、急いで降りて調べ始めた。

エミリオ:

 今よ!

少尉の号令とともに、趣向を凝らした花火ショーが始まった―――

二列目のバリケードがトラックの前輪を素早く持ち上げ、山の斜面の機関銃が次々と射撃プログラムを起動させた。

大量の弾丸は巧みに人体とトラックの動力システムを避け、地面には無数の弾痕を残した。

降りたばかりの運転手はパニックになって車に戻る。しかしどんなにエンジンを回しても、車はびくともしなかった。

スピーカーから、あらかじめ録音しておいた何人かの男性がアラビア語で叫ぶという音声が流れ始めた。意味は殺しはしない、生け捕りにし身代金を要求するために利用するといった類いだろう。

同時に次から次へと爆発が起こり、トラックの周囲は煙に包まれた。

運転手と助手席の2人は煙にまぎれて脱出する。機関銃の火力に追われながら、路肩の巨石シェルターの後ろへと逃げ込んだ。

1分ほどして、機関銃の火力が薄くなってくる。驚かされた2人の哀れな男たちは、すぐそこに停まっていたジープを運転して逃げ出してしまった。

彼らはアクセルを踏み切り、道がどこにあろうと関わらず、砂漠の奥まで蛇行して走っていった……。

俺は口をぽかーんと開けている。この数分内に起きた全てを見て、驚きのあまり一言も喋れなかった。

エミリオは地面から起き上がると、身体の土を払う。そして頭に疑問符をいっぱい浮かべている俺を見て説明し始めた。

エミリオ:

 レジスタンス軍には独立派閥のゲリラがあるの。多くの脱走兵を出して山間部に逃げ込んで野盗になったこともあるわ。

 連中の犯行と見せかけて目撃者を残してあげれば、自身も国際協約に違反している国防軍は泣き寝入りするしかないの。

 概ねこのアイデアを基にプランニングしたのよ~。

なんで自分ちの物資を強奪したのかはわからないけど、まずは俺に拝ませて下さい!

ヴィラ:

 待った、あそこを見ろ!

トラックの荷台屋根がゆっくりと開いている。その金属甲板に向かってヴィラが叫んだのだ。

 漆黒の穴から6台の小型ドローンが飛び出してきた。そして2,3秒間隔で6台、また6台と飛び出してくる……。

エミリオはすぐに伏せ、軍用タブレットで機関銃の照準システムの設定を変更し始めた。しかし依然として多くのドローンが飛び出している。

エミリオ:

 まずい、『蜂の巣』よ!

 困ったわね……。

 

 

*1:実在するイスラエル国防軍の南部軍に属する歩兵大隊。第33軽歩兵大隊、第33カラカル大隊などとも呼ばれる。イスラエルでは女性にも兵役義務がある事が知られているが、カラカル大隊は女性兵士が戦闘要員を含む構成員の多くを占める事で知られる。

*2:現実の超正統派も同様。教義を学ぶことを最優先とされ、就労していない者が多数。イスラエル政府から補助金(一家族平均で月約90000~12000円)を受け、税や社会保障負担も減免されているが、貧困層が多い。

*3:2005年にアメリカ合衆国ボストン・ダイナミクス社とジェット推進研究所、ハーバード大学が開発した四足歩行ロボット。その走る姿は機械離れしており、中々にキモい。車輪では走行不能な地形でも重量荷物を運搬可能。

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