【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.3_黙示録 PART.9 第9章_20180928修正
我疑惑的看着索娅手中纽扣上的短针,又观察了一下四周和金属门上的锁孔―――
小怜:
你是想......撬锁?
拘留室周围起码有四组摄像监控,而且那种锁不是随便就能撬开的吧。
索娅没理会我,轻飘飘的走到一名靠墙坐着的肌肉壮汉面前,挑衅的盯着对方的脸。
小怜:
咦?
索娅:
啊,你脸上好像.....
索娅用人畜无害的表情看着他,同时指了指自己的脸。
她就着探身上前的动作,另一只手突然将纽扣短针拍进了那位壮士的大腿。
只见他大叫一声,刚想起身骂人,却怎么都无法站起来,张开的嘴也没继续发出声音。
索娜:
他、他好像有点不对劲!你们快看看!
她边叫边推着壮汉的上半身向一侧倾倒,并顺手把 扎在他腿上的纽扣取走。
随着身材魁梧的肌肉男浑身僵硬的栽倒在地,临时拘留室内乱成一片。
两个小混混探过来想看看究竟,而那几位花枝招展的姐姐则在远离壮汉的同时发出阵阵惊叫。
我们默默用眼神交流―――
小怜:
(眼神)你又干什么好事了!?
索娜:
(眼神)嘿嘿嘿嘿.........
很快就赶来三个警卫,其中两人进门检查那人的状况,还有一人守在门口。
小怜:
有人在守门啊.........
索娅露出一个缺德的笑容,伸出一只脚勾住我的脚腕,接着对准我的肚子一推―――
小怜:
(诶?!)
见我快要后仰着摔在地上,看门的警卫下意识向前两步扶住了我。
我刚要扭头道谢,却看到他已被索娅找到空当击中后颈翻了白眼。
我一边在心里拼命道歉,一边和索娅将那人轻轻的放在拘留室门口座椅的靠背上。
小怜:
(对不起对不起对不起!!) (不过管不了那么多了,先找到伊露卡要紧!)
我们二人踞手蹑脚的溜出了拘留室。
索娅在走廊转角处按下火灾警报,然后冲到办公区 大喊“那边犯人暴动了!”吸引了大部分警员。
小怜:
(她为什么这么熟练啊!!)
ソヤが持っているボタンの短針を見る。続けて周囲と金属の扉のカギ穴を観察する―――
レン:
こじ開ける……のか?
拘留室の周辺には少なくとも4台の監視カメラがあるし、あの鍵もそんな簡単にこじ開けられるものじゃないだろう……。
ソヤは俺を無視して、壁にへばりついて座っている筋肉男の前へ飄々と歩いていった。そして挑発的に相手の顔を見つめる。
レン:
はっ?
ソヤ:
あら、貴方のお顔……
ソヤはいかにも人畜無害そうな表情で彼を見、同時に自分の顔を指差した。
銀髪の少女は首を横に振ると、微笑みながら彼へと片手を伸ばす。筋人男は少し照れくさそうな顔をしている。
彼女は身を乗り出して前に出る素振りをすると、突然もう一方の手で、その屈強な男の太ももにボタンの短針を打ち込んだ。
彼が大声で叫ぼうとするのが見える。しかし立ち上がって罵ろうにも、思うように立ち上がることが出来ず、開いた口からも声が出ていなかった。
ソヤ:
こ、この方、何か様子がおかしいですわ!見てくださいまし!
彼女は叫びながら、大男の上半身を横に傾け、足に突き刺さっていたボタンを回収した。
図体のでかい筋肉男が硬直して地面に倒れたことにより、留置室に混乱が訪れる。
2人のチンピラが近づいて様子を見ようとし、派手な格好をしたお姉さん達が筋肉男から遠ざかると同時に悲鳴を上げる。
俺たちは無言でアイコンタクトを交わす―――
レン:
(今度は何をしでかしたんだ!?)
ソヤ:
(うふふふふ……)
すぐさま3人の守衛が駆けつけてきた。2人は扉を入って男の状態を調査し、もう1人は扉の前に就く。
レン:
扉を守っている奴がいるぞ……
ソヤが不穏な笑みを浮かべる。すると片足で俺の脚を引っ掛け、そのまま俺の腹を押してきた―――
レン:
(へっ!?)
俺が倒れそうになったのを見て、扉前の守衛は無意識に2歩前に立って俺を支えてくれた。
頭を下げて礼を言おうとしたが、既にソヤに隙を突かれ、首を打たれ白目を剥いていた。
俺は心の中で必死に謝罪しながら、ソヤと一緒に留置室の入り口の座席の背もたれにその人を座らせた。
レン:
(ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!!)(でも今はなによりも、イルカを見つけるのが大事なんです!)
俺達2人は抜き足差し足で留置室から抜け出した。
ソヤは廊下の曲がり角で火災報知機を押し、オフィスエリアに向かって「犯人が暴動を起こしましたの!」と叫んで、大部分の警官を惹きつけさせた。
レン:
(何でこんなに手馴れてるんだよ!!)
我们趁乱混出警局时,外面已经天黑了。
索娅拉着我迅速跑到马路对面,我回头看了看惨白刺眼的路灯后警铃大作的看守所。
小怜:
他们应该已经发现了吧......
这是国际领土,而我并没有索娅的豁免权,万一被 保安军抓到的话―――
小怜:
(故意伤害、袭警、越狱、破坏公共财物.........)
我想象着自己身穿黑白条纹的囚服在铁窗后默默流泪的场景...
保安警:
喂,你,鬼鬼祟祟的在那干嘛呢?
小怜:
诶?
一个巡逻归来的警员向这边走来,在我反应过来时索娅已经消失在路旁的阴影中了。
那个保安警有些不屑的上下打量着我。
保安警:
最近做这种事的女孩年纪越来越小了...... 身份证拿出来!
小怜:
(喂喂,他不会以为我是——)
我犹豫了一会,期待着索娅突然出现把他撂倒.......
小怜:
嗯......那个.........
我只能做出一幅可爱的样子,扭捏地抓紧裙角,露出为难和害怕的表情,轻声细语的说道―――
小怜:
人家和同学来这边逛街走散了......
我边说边调整着略带哭腔的声音,尽量让自己显得无害。
小怜:
再、再不回家的话,妈妈会担心的.........
(不过我把伊露卡弄丢了,莉琉妈妈绝对会搞死我的!)
他没料到我的反应,僵硬的看着我有些犹豫的吞了吞口水。
小怜:
(我到底在做什么啊——!)
突然那个保安警好像被什么刺了一下,还没来得及扭头就浑身瘫软倒地,露出猫在身后的索娅。
索娅从他背后取下纽扣短针,贱兮兮的学着我的样子说道―――
索娅:
再、再不回家的话,妈妈会担心的~
小怜:
讨厌!你故意拖时间的吧!?
而且又弄倒一个警察,万一被抓了.........
索娅:
被抓到的话你说是被我绑架就可以了,反正他们不能拿我怎么样~
索娅边说边将那枚纽扣短针折起来,重新别到披风上。
小怜:
那个短针上是什么东西?
索娅:
嘛......河豚毒素提取物,能让人的肌肉麻痹,但不会影响心脏和呼吸系统。
索娅得意的介绍道―――
索娅:
在毒性持续期间虽然动不了也不能说话,但头脑是 完全清醒的,神经感觉也不会消失......
这时无论做什么都可以哦~!
她为什么一脸期待的看着我啊!?
小怜:
莉琉居然没把那么危险的东西收走吗?
索娅:
切,那个母猩猩不是安排了更危险的家伙跟来监视我吗!
小怜:
啊!伊露卡......
已经这么晚了,想到伊露卡一个人在街上,我不禁担心起来。
索娅:
要去电器街找找吗?那边好像有些骚动吶~
索娅望向不远处闪烁着霓虹招牌的街道,人群正散发出异样的颜色.......
俺たちが警察署を出た頃には、外はもう暗くなっていた。
ソヤは俺を引き連れて道の向かいへ駆け寄った。振り返ると、青白く眩しい街灯の後ろに、警報がけたたましく鳴り響く留置所が見える。
レン:
あの人達、もう気づいたかな……
ここは国際領土で、俺にソヤのような免責権はない。もし万が一保安軍にでも捕まったら……。
レン:
(故意の傷害、警察への暴行、脱獄、公共財産の破壊………)
白黒の縞々の囚人服を着て、鉄格子の後ろでただただ涙を流す姿を想像してしまう………。
保安警察:
おい、そこのお前。何をこそこそしている?
レン:
へ?
パトロールから帰ってきた警官がこちらへ歩いてきた。気づくと、ソヤは既に道端の影へと消えていた。
その保安官は少し訝しげに睨んでくる。
保安警察:
全く近頃ときたら、このような行為に及ぶ少女の年齢がますます若くなってきているな………身分証明書を出せ!
レン:
(おいおい、こいつは俺を何だと思って―――)
俺は少し迷っていたが、ソヤが奇襲してくれることを期待していた………。
しかし俺の期待に反して、全く動く気配がない。
レン:
うぅ……その………
俺は、いかにも可愛らしい感じを作るしかなかった。もじもじとスカートの裾を掴み、困ったような顔をして、小さく囁く―――
レン:
わたし、クラスメートとこっちに遊びにきたら、はぐれちゃって………
俺は話しながら少し涙ぐんでいるように声を調整する。出来るだけ自分を無害に見せるためだ。
レン:
も、もう帰らないと、ママが心配しちゃう………。
(というかイルカがこのままだと、マリルママに絶対殺されるぞ!)
彼は俺の反応を予期していなかったようだ。引き攣って俺を見ると、少し躊躇いながら唾を飲み込んだ。
レン:
(一体俺は何をしているんだああああ!)
突如、保安官は何かに刺されたかのように、振り向く間もなくぐったりと倒れた。後ろにはネコのように姿を現したソヤ。
ソヤは彼の背中からボタンの短針を取ると、からかうように俺のマネをする―――
ソヤ:
も、もう帰らないと、ママが心配しちゃいますの~
レン:
うるさい!わざと時間を引っ張ったな!?
しかもまた警官を倒して、もし捕まったりでもしたら……
ソヤ:
その時はワタクシに誘拐されたとでも言えば良いですわ。あの方達がワタクシをどうこうすることなんて不可能ですもの。
ソヤはボタンの短針を折り、コートに留め直した。
レン:
そもそもその針は何なんだ?
ソヤ:
そうですわね………。 フグから抽出された毒素で、人の筋肉を麻痺させるものですわ。でも心臓や呼吸系には影響ないのですの。
ソヤは得意げに紹介してくれた―――
ソヤ:
毒性が持続している間は動くこともできませんし、話すことも出来ませんわ。でも頭は完全に覚醒してまして、神経感覚も消えてませんの………。
この時は何をしてもいいのですわ~
どうして期待した目で俺を見るんだ!?
レン:
マリルはそんな危ないものを没収しなかったのか?
ソヤ:
チッ、あのメスゴリはもっと危ない奴をワタクシの監視につけたじゃありませんの!
レン:
あっ!イルカ……
もうこんな時間だ。イルカが一人で街にいると考えると、どんどん心配になってくる。
ソヤ:
電気街を探してみませんこと?何か騒ぎがあったようですわね~
ネオンが輝いている通りをソヤが見た。そこは人波が異様な色を発していた………。
与此同时,协约非武装区内。
天空酒店。
一个穿着白色教袍的老者来到休息区,示意两个年轻随从在门口等候。
伦伯特:
从清奈远道而来辛苦了,一直没来得及恭喜您晋升呢——南印度圣公会,米勒总主教...
同時刻、協約非武装区内。
スカイホテル。
白い教衣を着た老人が休憩所に着くと、若い2人の従者に入り口で待つように合図した。
ランボー:
チュンナイから遥々お越しいただきありがとうございます。そして昇進おめでとうございます―――南インド聖公会、ミラー総主教……
米勒:
伦伯特啊,今天的事你早就知道了吧.........
身材肥硕的总主教大人叹了口气,缓缓落座。
伦伯特:
虽然我很早就表达了对第三学园都市的支持―――
但我也没料到他们的议长会在这个时间就公布反击 系统的消息,而且在发布会刚结束就自杀。
米勒:
是“某些人”想将消息在封闭会期间放出?
伦伯特:
目前无法确定是不是个人行为,但应该不是出自施恩内曼总理的授意。
米勒:
且不论时机,那个东西被建造出来这件事本身意味 着什么,你不会不知道吧?
伦伯特:
这也是我今天来见您的目的―――
主动放弃战略异质物的使用权,将其纳入一个自己 无法干预的被动反击系统。
结合马萨达的经济形式看来.........
这个国家,应该已经开始厌恶战争了。
米勒:
哼!那群抵抗军还不是他们自己捅出来的娄子。
米勒总主教不以为然的摇了摇头。
伦伯特:
但如果施恩内曼总理开始裁军,马萨达的控制范围必然收缩,恐怕会放弃对西奈半岛的控制。
这样也没关系吗?
米勒:
你是说,苏伊士运河......
伦伯特:
我相信无论是戴克斯博士还是教宗大人,都不希望这种状况发生吧。
伦伯特将身体靠到椅背上,露出一丝微笑。
伦伯特:
我想寻找一条持续稳定的道路,让马萨达有足够的资源和动力维持西亚的稳定。
米勒总主教沉默的点了点头。
伦伯特:
以目前的国际公约,马萨达只能向非洲和南美输出他们的“国防解决方案”。
但联合议会成员国和附属区域都被排除在允许的市场之外,这样是无法维持马萨达国防军的。
米勒:
可施恩内曼那个老顽固要是决议裁军...
伦伯特:
他已经老了―――
伦伯特打断了米勒的发言。
伦伯特:
可他的儿子和两个侄子都还在国防军任职。
伦伯特故意停顿,米勒沉思良久之后打破了沉默。
米勒:
施恩内曼已经承诺卸任之后要重新选举,这一点你不会不知道...........
伦伯特拿起酒杯,看着休息室墙面上被灯光效果刻意制造出的摇曳竹影。
伦伯特:
权力来自民众的信任,而信任源于人心―――
『安全』和『安全感』就像事物的本体和投射在这墙壁上被放大许多倍的影子。
民众总会为了『安全感』而放弃『安全』,在人们 心里,些许安慰远比实际的保障更有价值。
我只是希望萨蒙顿和教廷方面,能提前对下一任马萨达总理给予一些政治上的支持。
毕竟―――
选举这种东西,是我们发明的。
伦伯特举杯向米勒致敬,然后一饮而尽。
ミラー:
ランボーよ、今日の事は知っているのだろう………
長身の総主教は、ため息をついてゆっくりと席についた。
ランボー:
第3学園都市への支援については、以前からお伝えしてましたよ―――
しかしこのタイミングで彼の議長から反撃システムの情報を公表するとは予期できませんでしたね。しかも発表会が終わった直後に自殺するとは。
ミラー:
「一部の人間」は閉会期間中に情報を出したかったのでは?
ランボー:
個人的な行動によるものなのか現時点では不明ですが、少なくともシャイネルマン首相の意向ではないはずです。
ミラー:
タイミングに関わらず、アレが作られたこと自体が何を意味するのか、君だってわからないわけないだろう?
ランボー:
それこそが今日貴方に会いに来た目的です―――
戦略的異質物の使用権を自ら放棄し、自分たちが介入できない受動的な反撃システムに組み込む。
マサダの経済形態からすれば………
この国は、もう戦争を嫌がるようになったはずです。
ミラー:
フン!あのレジスタンス共は、自らが招いた問題ではないか!
ミラー総主教は首を横に振った。
ランボー:
もしシャイネルマン首相が軍縮を始めれば、マサダの支配範囲は必然的に縮小され、シナイ半島の制御を放棄することになるかと。
それでもよろしいのでしょうか?
ミラー:
つまり、スエズ運河は……
ランボー:
デッカーズ博士も教主様も、このような状況は望まれていないと私は考えております。
ランボーは椅子の背もたれに寄りかかり、にこりと笑った。
ランボー:
マサダが十分な資源と動力を持って西アジアを安定させる。そのための持続的で安定した道を私は探したいのです。
ミラー総主教は無言で頷いた。
ランボー:
現在の国際条約では、マサダは南米とアフリカにしか自身の「防衛解決策」の輸出ができません。
しかし連合議会の加盟国や付属地域の市場からは除外されています。これではマサダの国防を維持することが出来ません。
ミラー:
しかしシャイネルマンの頑固爺さんが軍縮を決意したら………
ランボー:
彼はもう年です―――
ランボーはミラーの発言を遮った。
ランボー:
だが彼の息子と2人の甥は、いずれも国防軍に在職しています。
ランボーがわざと話を止めた。ミラーはしばらく考え込んでから沈黙を破る。
ミラー:
シャイネルマンは既に退任後に再選挙をすることを約束している。この点を君が知らないはずがない……。
ランボーはグラスを手に取り、休憩室の壁に照明効果によって映し出された、揺れる竹の陰を見た。
ランボー:
権力は民衆の信頼からきており、信頼は人心から生まれます―――
『安全』と『安心感』は、物の本体と投影された影のようなものです。この壁には、何倍にも拡大された影が広がっています。
民衆はいつだって『安心感』のために『安全』を放棄してしまいます。人々の心の中では、少しの慰めが実際の保障より価値があるのです。
私はただ、次のマサダ首相に対し、サモントンと教皇庁側から政治的な支援を事前にお願いしたいと思っているのです。
結局のところ―――
選挙なんていうものは、私たちが発明したものなんです。
ランボーは杯を挙げてミラーに敬意を表すると、一気に飲み干した。