【魔女兵器 ネタバレ含む】世界観・用語集_20181216更新
公式の紹介にある世界観と用語をだらだらと翻訳。
あとゲーム中に気になる用語とかあったら追記予定。
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【世界観】
私達が生きている現実世界は、突如、別の領域の不可知な力に触れてしまった。思いがけない激変を経験し、また短期間でその新しい力と融合して安定してきたのである……
『異質物』
特定の条件を満たすと、超常物理現象を引き起こす情報やキャリア。この作用はいかなる次元、時空、心など既知の障壁の制限を受けない。長い間、『異質物』は我々の周りにいたが、たいていは日常用品に似た外形をしているので、発見されにくかった。しかし、特定の励起を受けて、それらは人類の理解の範囲を超える異常現象を引き起こすことが可能。
最初の『異質物』が、2018年に発見されてから、世界中で次々と発見され、誰がこれらを作ったかを誰も知らなかった。我々の世界に取り込まれたという説、遥か昔から存在してきたという説、科学的な研究の結果に過ぎないという説もある。この種の『異質物』は、2018年に発見された後、次々と発見されるようになった。『異質物』は急速に世界を変え、意外にも核兵器の『異質物』も武器化されている。
核抑止によって保たれた75年の平和は破られ、各国は普通の軍隊と完全に規格外の武器で世界的混戦が始まった。
結果、戦争はこのような環境を作り出した。
・世界人口が1/2に削減。
・200カ国以上の国と政府が解体。
・地球の地形は広く変化、シベリアは世界的に見ても最高峰の高原に変わった。
・多数の都市主体区域は海底に沈み、オーストラリアプレートは南極に漂着。
・アメリカ東海岸付近の海面に半径2.71キロにも及ぶ半球体が出現、いかなる電磁波も通さない死亡空間となっている。
・大気中に散在する化学物質で、世界のほとんどの農作物は黒死病に感染。90%の地域は食糧輸入に頼っている。
『異質物』の研究において最先端の6つの組織が平和同盟を結成し、民衆の強い厭戦気分に対処する。6つの組織はプロパガンダとして自らを『学園都市』に蔽う。また異質品を『神跡』と呼ぶようメディアに推奨、神からの贈り物であり、研究の目的は人間を祝福することだと主張するようになった。
6つの学園都市が世界の1/3の勢力範囲を分割し、残りの2/3の区域は廃墟と資源が希少な無政府区域となった。
この脆弱な平和がどのくらい維持できるかは誰も知らない。
民衆は次第に各種の神跡技術と共存し,戦前の繁栄を速やかに回復した。
大多数の人はこれらの技術は過去の兵器と異なると信じている。しかし世界を滅ぼすことが出来る兵器は起動されることとなる……
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第一学園都市──華雲宮城(ゲーム中だと华云宫城)
起源:
戦時中に世界各国の政要となった避難所。
説明:
巨大な岩壁に頼って建てられた要塞都市、最高峰の雲の上に華雲宮という宮殿が建てられている。
標高の高い山にあっても、伝統と現代が融合した建物があちこちにある。
街頭にはたくさんの美食があり、伝統の祝祭は非常ににぎやかである。
抑止兵器:
大規模な地形改造能力が可能な「神跡」。広大な範囲の陸地を海底に沈めることができる。
情報機関:
無形門*1と呼ばれる。古くから伝わるエリートスパイの機関で、総勢は30人以下だが、みな達人となっている。
勢力範囲:
従来の方法で地図上に明確な山海線(国境線)をプロットした。
思想形態:
栄光,歴史と伝承――――序列社会を再構築して秩序を立て直す。
都市の姿:
連綿と続く巨大な山脈によって造られた活気がある都市、上から下へと多くの層に分かれている。
最高の主峰の頂上は荘厳で雄大な象徴無上の権威の本殿。
市内には発達したシャトル軌道交通が高度なレベルで連通し、対外交通は飛行機に依存している。
官僚が幅をきかせており、権力の格付けが厳しく、都市も上下階層になっている。
"人類文明の栄光のありか"? つまらないところだ………
――――Drマリル
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第二学園都市──ニューモリダス(ゲーム中だと纽摩利达斯)
起源:
連邦政府を解体する前に、モリダスグループが当時の政府から■■■市の行政権を購入した。
説明:
世界最大の貿易港を持ち、都心は人工島にある。
付近の海面には半径2.71キロの半球形黒域が存在し、既知の周波数帯の電磁波を反射しない。また探検隊と偵察機は全て戻ってこなかった。
抑止兵器:
一定の代価を払い、地表上のいかなる"払った代価と同価値のもの"を交換する“神跡”。
情報機関:
プライベート情報請負業者のパランティル。科学技術の浸透、精密攻撃、商業情報やトレンド分析が得意である。
勢力範囲:
貿易パートナー協定によって、多くの港都市をつなぐ都市群。
思想形態:
由貿易による個人価値の実現―――経済貿易発展による世界の回復と平和の推進を提唱。
都市の姿:
巨大商業都市であり、市の中心部に超高層建築群、繁雑な高速道路網と巨大港湾がある。
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起源:
元■■■軍の指導者が築いた砦都市。
説明:
砂漠の中の巨大な軍事城塞、街のあちこちにパトロールの兵士がいる。
都心の重要な建築には金属装甲がついている。
抑止兵器:
武器による打撃を数倍化する神跡。
情報機関:
復興使命局。専属軍を持ち、大胆、過激、秘として世に知られる。
勢力範囲:
協約保護区、保護族の名義で近くの区域を呑み込む
思想形態:
歴史を銘記し、自立する―――強大で自分を保ち、無邪気に人を頼りにしてはいけない。
都市の姿:
常に建設中で、鋼鉄とセメントで鋳造した防衛の厳重な砦都市。
ずっと補強中なので、多くの工事現場で多忙な仕事がいつもある。
都市は次から次へと大きな塀を見おろし、都市を幾重にも分ける。
警告:
その強大な常備軍は、神跡が干渉しない地においては新丰洲の連邦都市以外の全ての国を征服することが可能。
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第四学園都市──サモントン(ゲーム中だと萨蒙顿)
起源:
元■■■国内に建てられた農業都市。
説明:
植生繁盛の都市、郊外の巨大なガラス温室群で大量に農作物を栽培する。
抑止兵器:
池の形をした『神跡』。移動できないが第一学園都市の抑止兵器の影響を受けない。また植物の遺伝子改造が可能で、どんな環境にも適応し、すくすくと育つ。
情報機関:
テンプル防衛局。十字薔薇とも呼ばれ、紳士風格の情報機関を堅持して、スパイに直接小型の神跡の武器を配布する。
勢力範囲:
神聖連合、共同宗教が団結するヨーロッパの各都市。
思想形態:
信仰を守り―――神に対する畏敬と謙虚を保つことこそ救いとなる。
都市の姿:
ライン川のほとりに位置し、都市内に風力発電機と浄水システムが広がっている。
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第五学園都市──新豊州市(ゲーム中だと新丰洲市)
起源:
■■■付近の新豊州地区。■■■の主体市街地が海底に沈んで、アイギスの盾を中心として新たな都市が建てられた。
説明:
唯一の中立都市であり、世界で最高の教育と科学研究レベルがある。
最高行政機構は世界のトップ科学者からなる元老院である。
他の学園都市は、抑止兵器が誘発して人間を滅ぼしてしまう可能性が高いと見ている。
抑止兵器:
防衛兵器:アイギスシステム
厳密には兵器ではなく、スーパーコンピュータ上で動作する容量177Gのソフトで、運行後に半径35キロの絶対防護場を展開できる。
アイギスはモチーフ類の「異質物」であり、ソフトは実行環境に高いスペックを要求されるが、依然として現在の科学技術レベルで製造できる。しかし、アイギスの起動条件は未知であり、新豊洲のホストは現在唯一のアイギスシステムの起動を成功させた。ホストのシステムは帯域幅が800Tbps以上のネットワークを通じてサブシステムに接続することによって保護範囲を広げる。
情報機関:
秘密情報局、通称SID。リリュー・ヴォン・ブラウンが軍から一本化した情報機関で、強い情報能力で運営経費の大部分を自給自足で実現した。
勢力範囲:
都市国連、加盟都市からなるゆるい国連。
思想形態:
科学は文明の基礎である―――人類が直面する苦境を解決する唯一の方法は科学技術を発展させることである。
都市の姿:
建築スタイルは東洋と西洋が融合している。数十の世界のトップの大学があって、都市の上空にはたくさんの飛行艇がある。
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第六学園都市──レボナ諸島(ゲーム中だと莱博娜群岛)
起源:
戦争難民の滞留地、地下取引とマフィアが横行する無法地帯。
説明:
亜熱帯諸島の自由民都市にあり、戦乱をかわした各国の難民、脱走兵、ギャングが集う無法地帯、純粋な法外の地。戦争中にはその猛々しい気質によって、周辺の小国の侵入を防いだ。戦後は闇市、スポーツ、博打業に頼って繁栄し、かつて区画で治めていた不法者達が交代で選挙長となってこの地域をリードしている。
抑止兵器:
確率操作が可能な「神跡」。
情報機関:
第七条。メンバーはいつも黒いスーツを身にまとい、最も高い暗殺能力を持つ情报組織。
勢力範囲:
自由入国声明を出しており、勢力範囲を明確に区切らず、唯一入国審査を必要としない学園都市。
思想形態:
すべての主義主張に意味は無くすべて虚しい―――人生は素直に自分の欲望に従うべき。
都市の姿:
世界最大のカジノと遊園地がある。夜はネオンがきらきら輝いて、毎日狂喜乱舞する都市。
観光客を誘うために、都市内の繁華街に、様々な派手で奇抜な大型カジノと劇場がある。
都市の反対側には依然として砦や黒街のようなスラム街がある
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『時空位相空間』
時空位相波動が出ている空間。シナリオ上では白黒暗転したかのような場所。
ここでは物体を構成する素粒子がぶれぶれなのでめっちゃ危険らしい。
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『GHOST』
直訳で幽霊。これを持っている人間(=一般人?)は時空位相空間に入れないらしい。
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『洛斯金杯』
ロスの金杯。太平洋の中央に突如出現したロス諸島から発見された異質物。物語開始時点で第5学園都市の研究センターに収容。
杯の外側には4つの宝石があしらわれていてる。マリルさんは杯よりこっちの宝石のほうに興味を持ってた。
カップ本体には赤い液体が入っていて、触れらない&注ぎ出せないという謎仕様。
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『第四聖釘』
だいよんせいてい。華雲宮城の大博物館に収容されていた異質物。いまは謎のテロリストに強奪された模様。
名前の通りのでかい釘で、アイスピックみたいな使い方してたが本来の用途かは不明。
聖釘って単語自体が聖遺物そのものを指している。誰に刺さっていたものかは不明。
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『埃癸斯』
ストーリー2-9にて非公開の機能があることが判明。
一度防護範囲内に入った人間に対して電子番号を付与して、その者が防護範囲内に居るかor居ないかがわかるようになるというもの。(範囲内に居ても死んでる場合は居ない扱い)
これは魂に基づいて行われるらしく、整形しようが洗脳されようが一度番号が付与された人はアイギスシステムから逃れらない。ちなみに怜ちゃんに対しては、TS前と同一人物として看做している。
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『真实视域』
直訳すると「真実の視界」。マリルさんが元老院に消失事件の報告をした際、さらっと出てきた単語。
おそらく異質物かと思われる。または衛星の名称の可能性も。
監視システムと連携しているらしく、もしかしたらアイギスの機能の一部かも。
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第五学園都市の行政機構。それぞれが世界トップクラスの科学者らしい。マリルさんの上司に当たるけど関係は
ストーリー中に確認できたのは以下。
基尔斯:キリル。元老院主席執政ということでトップかと思われる。冗談が通じないおじいちゃん。
布莱特:ブライト。ゴリラと揶揄されるのも仕方ない野性味溢れるシルエット。マッドサイエンスな一面もあるみたい?ストーリーの2-8にて「戦後保育計画」を担当していたことが発覚。主人公もこの支援を受けていたようである。やはりゴリラは優しい生き物。
#C:胡散臭い元老院メンバーの中でもトップクラスに胡散臭そうな人。別ゲーで申し訳ないがハザマさんみたいな感じがする。
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高崎明良少女後援会
主人公が男性だったときに入ってた所謂ファンクラブ。
この高崎明良は第5学園都市のアイドルだが、同時に魔女として実装されている。そのため仲間にもなるし位相空間では敵として登場する。
まさか憧れの人に直接触れ合えるとはファン冥利に尽きるのではないだろうか。
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刻印破片
刻印物品并非稳定的,需要一种未知能量滋养(我们姑且将之命名为「异质物X);
一旦脱离『因果的 裂縫」,不稳定现象将更加明显。
激发核心可以在一定程度上加固刻印物品,但是这类核心有很强的定向指定性
刻印物品は安定したものではなく、未知のエネルギー補給が必要である(一応「異質物X」と命名する)。
一旦「因果の裂け目」を離れると、不安定現象はさらに顕著になる。
コアは刻印物品をある程度補強できるが,これらのコアは強い指向性を持つ。
システムにおいては武器合成と武器覚醒に必要となる。
武器合成においては対応する魔女が未入手の場合、一緒にきてくれる。
魔女を覚醒させる魔導器(ハードステージで主にドロップ)とは別物。
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『魔法』
異質物によって引き起こされる現象を『神跡』と呼ぶのに対し、『魔法』とは人によって引き起こされる特殊な現象。
「十分に発達した科学技術は、魔法と見分けがつかない」と有名な一説があるが、作中内の魔法が科学の延長線上にあるかは不明(マリルさんは否定しなかったが、公式の用語集見る限りかなり胡散臭い)
以下、公式用語集より翻訳
『魔法』の境界を明確に定義できない。
「大図書館」にある古い石碑に書かれている説明を参照する。
永遠に長い星空に直面して、あなたは真実の虚無を感じることができる。
無の深遠の果てに、たった一つ輝く光——その膨大な知識が、魔法である。
魔法は学べない、ただ顕現するのみ。
ある知識があるようにあなたは悟ることしかできない。
この悟りは世界の知性に対する信念を捨てて,人類の万物に対する自我安慰式の理解を捨てなければならない。
しかしこの慰めは、まさに理性の基石。
だからこのような知識は、理性を代償とする。
すべての人は最終的に風狂に陥る
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『魔女』
ある情報に感染したために、『異質物』のような特性を獲得した人間。
異質物が発見されるまでは、その存在も眉唾物だった。現在では各学園都市も必死に探しているらしい。
以下、公式用語集の翻訳
「魔導書」内の情報に耐え、魔法を使うごく少数の女性。
説明:
1、古今各地の記録では、女性は男性よりも魔術の受け入れ能力が高いとされている。
一部の古代部族は、女性にしか感染しないという神念だと思われており、ごく少数の女性にしか感知力がない。
2、感知力のある女性が「魔導書」に触れると、その中の知識に侵されてしまうという。感知力を持つ男性は、いまだに見つかっていない。
3、誰もが自分の限界を越えた魔法の知識を習得したり、触れたりすると、発狂してしまう。
感知力を持つ女性は万に一つなく、感知力と精神力を兼ね備えている人さらに少ない。
女性の多くは最低限の魔法にさえ耐えきれず、「魔導書」という强大な魔法を記載した媒体に触れるとすぐに理性を失い、膨大な無秩序で狂気な情報が受け継がれ、魔女になる。
ごく少数の天賦の才を持つ少女は、この魔法の知識を運用して魔女になることができるが、一部の魔法はたとえ高位の魔女でも耐えられない。
魔法の刻印技術が生まれ、上位魔法を魔女と深い絆を持つ物品に刻み込み、物品に負担を代わってもらうことが可能となった。使用時に魔女が魔力を注入して刻印を発動する。
魔法の印が付いている物が“魔女兵器”だ。
愛する女と兵器との間に何らかの繋がりがあるなら...兵器に触れれば魔女も感じられるのか?それはとても、とてもおもしろい.........(興奮)。
――Drアイが酔う前に言った言葉
発狂したものは女巫と表記される。中国語で"女巫"、”魔女”は日本語で言う”魔女”と同じ。
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異質物による7年間にわたる世界戦争。この戦争によって世界の環境は大きく変わってしまった(詳細は世界観参照)。
主人公もこの戦争によって孤児となっている。
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Miskatonic
ミスカトニック。プロローグにてテロリストに襲撃された主人公が身を隠した展示品の表札に掲げられた文字。劇中描写によればミスカトニックの後ろにまだ文字が続いてる。
元ネタはクトゥルフ神話に登場する架空の大学。本作品は所々にクトゥルフモチーフのものが登場する。
というか邪神達の影もチラチラ見えている。世界がやばい。
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御樱川女子中学
レン達が通うこととなる学校。ネット上では"聖なる百合と華麗なる桜花爛漫の天国"と揶揄されている。
お嬢様学校でめちゃくちゃ授業料が高いようだ。
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江森変電所
変電所事件の舞台となる場所。
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『協約非武装区』
7年戦争後、各国が定めた非戦闘区画。劇中に出てきたのは以下となる。
・江森変電所
・スカイホテル
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『行刑者』
初出は変電所事件にてアンネがイルカに魔女かどうか訪ねた際に、自分のことをこう呼んだ。
後述の『教団』の魔女に対する呼び名だと思われるが、通常の魔女と成り立ちが違うような描写もある。
戦闘においては敵キャラとしても登場。黒ずくめで刀を使い、登場から1~2回攻撃した後にスキル攻撃を使用する。スキルモーションに入ると中断不可&大ダメージでレンちゃんの死因上位に入るんじゃないかと思う。
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『魔導書』
魔法の情報を記録した本。これに触れると魔法の知識を獲得できるが、素養が無い人が無闇に知識を獲得すると発狂する。また素養がある者でも許容要領以上の知識を獲得すると発狂。呪いのアイテムかな?
後述の『魔導器』を使用すれば負担を物に分散できる。
これが魔女を量産出来るようで、ある組織はこれを集めている。
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《神秘弹道学》
アンネが魔女になるきっかけとなった魔道書。ある日突然ロッカーに出現したとのこと。内容は弾道を変える魔法とか明らかに野球に偏っている。
深潜症イベントにてアンネが7年間閉じ込められた空間に旧神の影がちらちらするが果たして……。
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『教団』
魔女の記録を調べると、いくつか怪しい組織が出てくるようで、教団はそのなかでも最古の集団。
いくつもの派閥に分裂しているようで、一枚岩ではないご様子。
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『裁判所』
教団から分裂した派閥の一つ。
数百年前に発生した組織で、全ての魔女を滅ぼすのを教義としている模様。中世では『魔女狩り』の主力だったとのこと。
現在はその魔女を利用して魔女を滅ぼしている?
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『魔女狩猎』
『魔女の繭』。古い文献での時空位相波動空間の呼び名。異質物によって作られる空間とは似て異なる模様?
人間が魔女に変わるときに形成されるもので、外部の人は絶対に入れない&破れない。この繭が消えると中から女巫が出てくる。
女巫は理性がないバーサーカー状態なので、めちゃくちゃ被害が出る。これが魔女狩りの原因の一つではないかとマリルは推察していた。
何故かレンちゃんはこの空間に出入り可能。
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異質物のランク
各異質物の危険度を表すものとしてランク分けしたもの。
劇中では以下が言及されている。
・XK級:現時点で世界に6つだけ存在。各学園都市が1つずつ所持している。世界滅ぼせるor抑止となるもの。詳細は世界観のところで。
・EX級:宗教にまつわるもの。ジョークグッズから神殺しまで存在する。
・Safe:安全と判断されたもの。一般公開までされるぐらいだからよっぽど。
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『天命之矛』
Ex級の異質物で能力は『高温で溶けない』と『振り回すと重くなる』。
しかし使い方次第でXK級にもなりえる危険な異質物。
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“那个东西”(南極の巨大生物)
アレとかソレみたいなニュアンス。水深6000メートルにいる巨大眼球生物。眼球の底部分にはびっしり触手っぽいのがついている。
深潜症イベント内では正体不明の生物として描かれているが、マリルは何やら知っている模様。
見ると精神汚染を受けたり、触手搭載だったりとクトゥルフ関係な感じもする。南極の奥深くにいる、巨大目玉となるとショゴス辺りが怪しいけどどうなんでしょ?
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『特斯海姆青金石柱』
ネテスハイム・ラピスラズリ石柱。サモントンの重要歴史文化財でもある。マリルの推測では魔導器ではなく魔法刻印を持つ品だ。
周囲の人はそんな感じで非常に持ち上げていたが。ハインリッヒ本人からするとどうでもいい品だったよう。
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『方舟计划』
方舟計画。空間異変の原因を究明し、解決案を模索するという目標のもと、新豊洲とサモントンの2都市の共同研究プロジェクト。
あくまで上記は元老院に対する表向きの話で、マリルの計画では魔女を呼び寄せることが真の目的。
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『Ningen』
南極の白皇后基地に拠点を持つ謎の組織。特殊な能力を持った人間を集め、軍隊を作ろうとしたり、謎の寄生生物を使ったりと色々暗躍しているご様子。
南極の巨大生物を崇拝?しているのかシンボルマークとして使っている。
日本人からすればそのまま”人間”とも読める。
ついでに北極のUMAはヒトガタ、南極のUMAはニンゲンって言うらしいっすよ?
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『那位』(ハインリッヒのご主人様)
あの方とか、例の人とかそんなニュアンス。要は名前を呼んじゃいけないお方。
人間より高位な存在で、善や悪といった倫理観とは別なところで動いてる様子。
別名もたくさんあるようで、作中に出てきたのは以下のとおり。
・『真理』
・『道』
・『扉』
・一にして全
ハインリッヒに悪質な契約を迫ったり、アンネを拉致監禁したりとやってることはエグい。レンちゃんも会ったらぶん殴ってやると言っている。
正体は明言されていないが、因果の隙間での描写やその別名からしてクトゥルフ神話のヨグ=ソトース感がバリバリ出てる。
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『伊利安索斯号』
イリアンソス。ギリシャ語で向日葵の意味。元老院にレン一行が寝返った場合にどうするのか尋ねられた際に、マリルが『伊利安索斯号』のテストに使えばいいと発言したのが初出。
詳細は全く不明。会話の前後からして非人道的なテストみたい。
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『自由光巨蛋事件』
自由光ドーム事件。本編より7年前に起きた5万人が消失した事件。アンネもその5万人の内の1人。自由光という単語はかなり最初から出ており、男主人公がアンネの魔導器であるバットを発見した際に、そのバットに「莱博娜自由光」(直訳するとレボナに自由の光を?)というネープレートが掲げられていた。
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トマス・デッカーズ
第4学園都市の市長で、モントン遺伝子発展会社の最高責任者。またデッカーズ家はサモントンにて古くからある貴族で正に華麗なる一族。ラファイル・デッカーズとは祖父と孫の関係で、マリル曰くラファイルは孫の中で一番のお気に入りとのこと。
スカイホテル事件の全貌を知っている数少ない人物。
ここからは本編と関係ないがその元ネタと由来について補足。
アメリカのミズーリ州にモンサントという多国籍バイオ化学メーカーがあった。除草剤のラウンドアップの開発や、遺伝子組み換え作物の種の世界シェアを一時期90%占めた程の世界的企業。現在はバイエルに買収されその会社名は残っていない。
そのバイエルの代表取締役がDr. マライン・デッカーズ(马尔金・戴克斯)。
モンサントの名前はサモントンに。そしてデッカーズ性はそのままラファイルとトマスに引き継がれる形となっている。
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*1:直訳的には見えないドア?