魔女兵器メモ

日本、中国版で魔女兵器プレイ中。中国版では自分用にストーリーの意訳とか。ざっくり意訳なんで気になる人は原文確認してくだせぇ。攻略情報は魔女兵器wiki 新豊洲支部へ。

【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.1_深潜症 PART.6 特別顧問_20180928修正

 南极海域,特种动力潜艇——冥海号。

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中控室门前,站着一名身着白色连衣裙的少女。

系统:

 访问者,名称———

白烛:

 Record,白烛

少女略显疲惫,微微潮湿的头发散落在背后,但并未影响到她的身姿

自信,坚定,还透着一丝骄傲。

系统:

 请确认口令———

白烛:

 Keshi0415-Z。

系统:

 信息登陆中......扫描开启。

通道四面出现的八条光带,开始对白烛进行扫描。

此时,在两层防护门后的另一侧,一群人正聚在观,察窗前兴奋的讨论着。

中间那位褐色头发的少女,是白烛的好友思仪。

透过观察窗,两人的视线相遇,白烛的神情立刻多了一分柔软。

系统:

 识别完毕,请输入六位标准密码———

白烛:

 ……

少女清楚的记得自己离开的时候,潜艇的安保系统中并没有这道验证程序。

白烛:

 (......这帮家伙,又在安全系统上动手脚了。)

作为团队中的『特聘专家』,白烛已经习惯了这种 针对自己的恶作剧式的“考核”。

由军方精英组成的特遣队中,突然空降来一名没有作战经验的顾问。

而且由于本次行动涉及极端环境,这名顾问还拥有临时战略决策权。

哪怕她在自己的领域素有“天才”之名,也会让人心生不满吧......

唯有证明自己,才能真正地融入这个团体。 

白烛十分清楚这一点。

白烛:

 数字密码... 还真是很久没见过了。

白烟的视线扫过观察窗后的牛奶。

此时她正伸出手贴在玻璃上,对自己做着鬼脸。

从白烛的角度可以看到,牛奶用眼神偷偷瞄向了防护门外侧的铁牌。

舱门编码......? Z-100485。

白烛:

 不会这么简单吧?

白烛按照顺序输入了这六位数。

一阵蜂鸣后,通道的大门依旧紧闭。

系统:

 密码错误,警告一次———

白烛:

 ———果然。

除了那家伙、特遣队全员恐怕都期待着看到她被系统拒之门外束手无策的样子。

牛奶露出得意的笑容,白炽叹了口气。

白烛:

 又是暗号游戏吗?

 观察窗后的众人表情各异,但都带有一丝戏谑。
 

南極海域、特殊動力潜水艦——冥海号。

制御室の前に、白いドレスを着た少女が立っていた。

システム:

 訪問者の方、名称をどうぞ———

バイジュウ:

 Record、バイジュウ

少女は少し疲れ、うっすらと濡れた髪を背後に散らしている。しかし彼女の姿にそれらの影響はないように見える。

自信があり、気丈であり、少しの誇りに満ちている。

システム:

 パスワードを確認してください———

バイジュウ:

 Keshi0415-Z。

システム:

 ログイン中……スキャンオン。

四方から現れた8本の光の帯が、バイジュウをスキャンし始めた。

この時、2重の防護扉の向こう側では、大勢の人が集まり、窓前で興奮した様子で討論していた。

真ん中の褐色の髪の少女は、バイジュウの親友の思仪(スーイー)だ。

しかし彼女は、自身のコードネームで呼ばれること好む———牛奶*1だ。

観察窓を通し、ふたりの視線が合うと、バイジュウの表情がやわらかくなった。

システム:

 認証が完了しました。6桁の標準パスワートを入力してください———

バイジュウ:

 ……

少女は自分が出て行った時のことをはっきり覚えている。潜水艦の安保システムにこのような検証プログラムは存在しなかった。

バイジュウ:

 (……あの人たち、またセキュリティシステムに手を出したのね。)

チームの『特任専門家』として、バイジュウはイタズラに対する”考察”に慣れていた。

軍のエリートで構成されたタスクフォースの中に、突如、作戦経験のない顧問がやって来た。

また、今回の行動は極端な環境下のためか、この顧問には臨時戦略決定権を与えられている。

たとえ彼女が己の分野で”天才”と称されているとしても、人に不満を抱かせてしまうだろう……

自分がここで証明すれば、この団体に本当の意味で溶け込むことができる。

バイジュウはこの点をよく知っている。

バイジュウ:

 デジタルパスワード……。久しぶりに見たわ。

バイジュウの視線が、観察窓越しの牛奶へ流れた。

その時彼女は手を伸ばしガラスに張り付き、おどけた顔をしていた。

バイジュウの角度から見ると、牛奶は防護扉の外側にある鉄の札にこっそりと目を向けていた。

ハッチコード……?Z-100485だ。

バイジュウ:

 そんな簡単ではないでしょう?

バイジュウはこの6桁の数字を順番に入力した。

ひとしきりブザーが鳴った後、通路の扉は依然として閉ざされたままだった。

システム:

 パスワードエラー、警告1回———

バイジュウ:

 ———やっぱり。

あの人だけでなく、タスクフォース全員が、システムから拒絶され、途方に暮れる様子を待ち望んでいたのだろう。

牛奶は得意げな笑みを浮かべ、バイジュはため息をついた。

バイジュウ:

 また暗号ゲームなの?

窓の後ろの人々の表情は様々だったが、どれも戯れているかの様だ。

 

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特遣队员A:

 喂喂,你们觉得这丫头这次需要多久?

特遣队员C:

 不是写了反暴力破解模块吗?就算她用破译程序也没办法吧!

特遣队员B:

 对了,牛奶你可不能提示她.........

牛奶乖巧地在嘴上做了一个拉链封口的动作。

特遣队员D:

 那我赌60秒。

特遣队员C:

 就算是天才也不可能这么快算出来吧...... 我赌十分钟!

特遣队员A:

 总觉得你们太小看白烛和这家伙了......

身材高大的特遣队员A从后面揉了揉牛奶的脑袋。

 

隊員A:

 おい、今回どれくらいかかると思う?

隊員C:

 反暴力破壊モジュールを書いたんじゃないのか?解読プログラムを使ったとしても仕方ないな!

隊員B:

 そうだ、牛奶、彼女にヒントを出しちゃだめだろ……

牛奶は口の上でファスナーを閉じる動作をした。

隊員D:

 オレは60秒に賭けるぜ。

隊員C:

 いくら天才といえど、そんなに早く解けるわけないだろ………俺は10分だ!

隊員A:

 なんかバイジュウとこいつを甘く見ているような気もするが……

背の高い隊員Aは後ろから牛奶の頭を揉んだ。

 

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牛奶:

 切~修改程序的代码可是大家都审查过的哎!

不过如果是小白烛的话,肯定能看懂那个……

这是她们二人之间心照不宣的小秘密。

 

牛奶:

 ちぇ~、プログラムコードはみんながチェックしたのに!

でもバイジュウなら、きっとわかるはず……

それは彼女ら2人だけしか知らない小さな秘密であった。

 

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白烛:

 唔———

白烛用余光看到牛奶举起右手,用拇指和食指的指肚交叉,对她做了个比心的手势。

白烛:

 真是的...

那是两人最初相遇的暗号。

白烛:

 “100485" …… 对应的是“124155”。

只用了不到20秒,在众人讶异的目光中,白烛输 入了正确的密码———

中控室大门缓缓开启,少女整理了一下头发,嘴角, 掠过一丝微笑。

牛奶:

 嘿嘿嘿,我就知道...

牛奶一边贱兮兮的笑着,一边向刚才下注的人收着钞票。

特遣队员D:

 喂——你是不是给她什么提示了? .........不是说好不能作弊嘛!

牛奶摊开双手,做出无辜的表情。

牛奶:

 你们都看到了啊,我可什么都没说~

特遣队员B:

 她到底怎么猜到的?

特遣队员C:

 不对,一定漏了什么细节......

不给他们找寻找索的时间,白烛清了清嗓子,马上开始了调查简报。

白烛:

 和预估的情况一样,『那个东西』确实存在于深渊水层带。

 我在几小时前与它进行了近距离接触,并且得到了液体采样。

牛奶:

 哎……?

众人立刻停止了喧闹。

 

バイジュウ:

 うーん———

バイジュウは、牛奶が右手を上げたのを見た。親指と人差し指の腹を組み、彼女に比心*2ジェスチャーをした。

バイジュウ:

 もう……

それは2人が最初に出会った時の合図だ。

バイジュウ:

 “100485”......。対応するのは“124155“。

たった20秒。皆の驚異の眼差しの中、バイジュウは正しい暗号を入力した———

ゆっくりと中枢室の扉が開き、少女は髪を整え、口元に微笑を浮かべた。

牛奶:

 うふふ、私はわかってたよ……

牛奶は卑しい笑みを浮かべながら、先程賭けた人達から紙幣を集めている。

隊員D:

 おい———何かヒントを与えたんじゃないのか? ……カンニングは禁止と約束したはずだぞ!

 牛奶は両手を広げ、無実と言わんばかりの表情をする。

牛奶:

 全部見てたでしょ、私は何も言ってませ~ん

隊員B:

 彼女はどうやって当てたんだ?

隊員C:

 いや、きっと何かが漏れていて……

彼らに考察の時間を与えず、バイジュウは清らかに喉を鳴らし、すぐに調査報告を開始した。

バイジュウ:

 予想通り、『アレ』は確かに深海層に存在しています。

 私は数時間前にアレと近距離接触し、液体サンプリングを採取しました。

牛奶:

 えっ……?

皆はすぐに騒ぎをやめた。

 

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白烟所说的『那个东西』,正是他们此次行动的目标:深海中某种古老的生物。

在一些古老的宗教中认为那是地球上所有生命的基础。

无法确定『那个东西』是否为单一生命体,甚至无 法确定它是否以物质形态存在。

在出发之前,特遣队中大多数人都认为那只是捕风捉影的谣言和传说,就像尼斯湖水怪一样。

但白烛的报告打消了大家想要结束任务提前回家的幻想。

在南冰洋,伊丽莎白公主冰层下4000-6000米的深海水层中......

存在着一个可能在人类诞生前,甚至从更早的时期, 就存在,并一直存活至今的神秘生物。

光是这样的设想能够成立,就让人毛骨悚然。

 

 バイジュウの言う『アレ』こそ、彼らの今回の行動目標である深海にいる古代生物である。

いくつかの古い宗教では、地球上のすべての生命の基礎と考えられている。

『アレ』が単一生命体かどうか分からないし、物質的な存在かどうかさえわからない。

出発に先立ち、大半の隊員は、ただの根拠のない噂か伝説の類で、それこそネス湖の怪物と同じかと思っていた。

しかしバイジュウの報告は、任務をさっさと終わらせ家に帰るという幻想を打ち消した。

南極海エリザベス女王南極基地の氷の下、4000-6000メートルの深海層の中で……

人類が生まれる前、それより更に古い時代から存在し、そしてずっと生きてきた神秘的な生物が存在する。

このような発想が成り立つだけで、人を不気味にさせる。

 

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白烛:

 虽然时间很短,但传感器成功采集到了它附近海水区域散布的电神经活动。

 起初的波形平缓,后来频率突然飙升,从波形特征看来十分接近人类的B脑电波。

 虽然强度是人类的数十万倍.........

说到这里,白烛不禁回想起几小时前被那个巨大的眼球注视时,自己的理智逐渐溶解的感觉。

牛奶:

 有点像人从噩梦中惊醒的状态......

 那么任务说明里提到的南极空域“异常电波”,并不是因为设备故障吗。

特遣队员A:

 你确定?在那个深度,手掌大小的面积就要承受几十吨的压力......

白烛:

 我确定。

 而且正如情报所说,它的体积十分巨大,横展超过这艘潜艇。

 我也不知这种巨型生物是如何在那样的压强下维持形态的......

特遣队员D:

 哇哦,那是海底的巨型『异质物』吗?!

白烛:

 不。

  那不是『异质物』。

少女的语气突然坚定起来,令大家有些讶异。

白烛是出了名的没有确凿证据,就不会进行任何推论或假设的严谨性格。

不知为何这次会做出如此确定的判断。

白烛:

 我的意思是,有主观意识的“异质物”,目前还没 有发现......

 而『那个东西』,是有主观意识的......

 而且,意识非常强大..........

白烛据了抿嘴唇,似乎想要解释,但又无法用语言 表达,只是声音越来越小

房间内也随之变得安静起来,大家一言不发,呼吸 声都变得微弱。

会对未知的事物感到恐惧,是人类的本能。

牛奶:

 不是就不是嘛~小白说了算!

牛奶笑嘻嘻地打了个圆场,特遣队员们相互哈了几 声,总算是缓解了气氛。

只有白烟还在皱着眉头,牛奶叹了口气,上前一把揽住了她的腰。

牛奶:

 好啦好啦,至少完成了第一步的任务目标。别总是这么严肃啦~

白烛:

 想要保持样本的活性,我们需要尽快赶到实验室。

白烛对牛奶的行为不理睬也不反抗,继续认真的跟特遣队长讨论。

特遣队员A:

 我们去布宜诺斯艾利斯的实验室?

白烛:

 现在的样本箱大约只能再维持4个小时左右的深海环境,时间恐怕来不及。

特遣队员A:

 最近有条件的实验室需要经过埃默里冰架,我得先向总部报告一下。

特遣队员B:

 不是吧,又要写破冰船申请了?

白烛:

 我记得乌斯怀亚号破冰船这个月没有启航任务。

特遣队员D:

 乌斯怀亚号......

 几名特遣队员交换了一下目光。

白烛:

 为了节省时间,也可以考虑在破冰船上架设临时实验室———

牛奶突然打断了白烛,抱紧了白烛的右臂。

牛奶:

 哎呀哎呀,我们还是先把现有的资料传回给Boss再说,文书工作让他们发愁就好啦!

 ———小白烛,不许你这么严肃了,笑一个~

牛奶亲昵地蹭了蹭白烛。

 

バイジュウ:

 短い時間でしたが、センサーはその近くの海水区域に散在する電気神経活動を検知しました。

 初めの波形は緩やかでしたが、その後、急に周波数が上昇しました。波形特性から人間のB脳波に非常に近いです。

 人間の数十万倍の強さですが……

そういえば、数時間前にあの巨大な眼球に見つめられたとき、自分の理性が解けていく感覚を、バイジュウは思い出した。

牛奶:

 悪夢から覚めたときと少し似ているわ……

 そうなると、任務の事前説明であった南極空域の『異常電波』は、設備の故障なんかじゃないってことかしら。

隊員A:

 確かなのか?その深さだと、手の平サイズの面積でも数十トンの圧力を受けるのだぞ……

バイジュウ:

 確かにです。

 しかも情報の通り、その大きさは巨大で、横幅はこの潜水艦を超えています。

 私もこの巨大生物がどうやって圧力から形態を維持しているのか分かりませんが……

隊員D:

 おお!それって海底の巨大『異質物』ってことか!?

バイジュウ:

 いや。

 あれは『異質物』なんかじゃない。

少女の口調が急に固まり、皆は少し驚いた。

バイジュウは、確実な証拠がない限り、いかなる推論や仮説を行わない厳格な性格だ。

どうして今回はこのような判断を下すのだろうか。

バイジュウ:

 私の考えですが、主観的な意識のある『異質物』は、まだ発見されていません。

 そして『アレ』には、主観的な意識がありました……

 それも、非常に強い意識……

バイジュウは唇をすぼめて解釈しようとしたが、言葉では言い表せず、声はますます小さくなった。

部屋の中も静かになり、皆何も言わずに、ただ呼吸の声が弱くなっていった。

未知なるものに恐怖を感じるのが、人間の本能である。

牛奶:

 いやいやまだわからないよ~、バイジュウちゃんが言ってるだけだから!

牛奶はにこにことして場を宥めた。隊員たちはお互いに声を掛け合い、ようやく雰囲気を和らげた。

バイジュウだけが眉をひそめた。牛奶はため息をつくと、彼女の腰をぐいっと引き寄せた。

牛奶:

 よしよし、少なくとも任務の第一目標を達成したんだから。そんなにむくれないで~。

バイジュウ:

 サンプルの活性を保つため、できるだけ早く実験室に駆け込みたいのですが。

バイジュウは牛奶の行動に全く相手せず、他の隊員と真面目に話しを続ける。

隊員A:

 ブエノスアイレスの実験室に行くか?

バイジュウ:

 今のサンプル箱は、あと4時間程度しか深海環境を維持できませんので、恐らく間に合わないと思います。

隊員A:

 条件に合う実験室にはエモリー棚氷を通らないといけないな、先に本部に報告しておこう。

隊員B:

 まじかよ、また砕氷船で申請するのか?

バイジュウ:

 ウシュアイア号の砕氷船は今月出向任務がないと覚えていますが。

隊員D:

 ウシュアイア号か……

数名の隊員が見交わした。

バイジュウ:

 時間を節約するために、砕氷船に臨時実験室を仮設することも考えられますが———

牛奶が突然バイジュウの言葉を中断させ、バイジュウの右腕を抱きしめた。

牛奶:

 まぁまぁ、私達はまず今ある資料をBossに送りましょう。後の文書の仕事は彼らに悩んでもらえばいいの!

 ———バイジュウちゃんも、固いこと言わずに、笑って~

牛奶が人懐っこくバイジュウのことを撫でた。

 

*1:日本語に訳すと牛乳。ミルク。コードネームとのことなので原文のままとする。

*2:ネット発祥のジェスチャー。親指と人指し指を交差させてハートの形をつくる。友好的な表現として用いる