【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.2_創傷反射 PART.2 セクション2_20181001修正
第五学园都市,学区东道。
傍晚商业区热闹的街道旁,随处可见穿着附近私立学校校服的学生。
一位身着女仆装的少女疾速穿过人群。
由于临街就有一家24小时营业的女仆咖啡厅,她的这身装束并没引起太多注目。
法贝拉:
主人!别跑那么快!遇到危险怎么办!
斯库尔德:
嘿嘿,没关系啦~ 难得能像今天这样自由自在呢。
金发少女轻快的转过身,露出一个阳光般耀眼的笑姿。
斯库尔德:
放松一点嘛~! 这里可是全世界最安全的地方,而且―――
还有法贝拉在我身边呢~
法贝拉追到小小的主人身边,看着她开心的样子只能无奈叹了口气。
法贝拉:
偶尔......自由一下吗.........
确实,丰洲既不像纽摩利达斯允许全民持枪,也不像萨蒙顿那样满大街的难民和流浪汉......
曾经势力很大的几个暴力团也纷纷在战争期间转移到莱博娜群岛。
第5学園都市、学区東道。
夕方の商店街はにぎやかで、あちこちで近くの私立学校の制服を着た学生がいる。
一人のメイド服を着た少女が群衆の中を疾走する。
通りに面した場所に24時間営業のメイドカフェがあるため、その姿でもあまり注目を浴びない。
ファビオラ:
ご主人様!そんなに走らないで下さい!危険な目に遭われたらどうするんです!
スクルド:
ふふっ、大丈夫だよ~。今日みたいに自由でいられるのは中々ないもん。
金髪の少女は軽快に背を向け、太陽のようにまぶしい笑みを浮かべた。
スクルド:
もっとリラックスしてよ~!ここは世界で一番安全な場所で、それに―――
ファビオラが私の側にいるからね~。
ファビオラは小さな主人の側まで追いかけ、彼女の喜んだ様子を見た。仕方ないとばかりにため息をつく。
ファビオラ:
たまの……自由ですか……
確かに、豊洲はニューモリダスのように銃を持つことは出来ないし、サモントンのように避難民やホームレスもいない……
かつては大勢力だった数々の暴力団も戦争中にレボナ諸島に移った。
并且由于下个月的『国际和平论坛』,现在全城的警备都有所加强。
法贝拉也难得可以陪主人出门而不携带自动武器。
また来月には『国際平和フォーラム』があるため、街全体の警備が強化されている。
ファビオラも珍しく主人と外出するのに、オートマチック武器を携帯していない。
法贝拉:
那也不能乱跑,还要注意交通安全,说了多少次别离开我的视线.......
斯库尔德:
知道啦知道啦~
金发少女打断法贝拉的唠叨,迎上去一把抱住她,并用脸蛋在对方胸前乖巧的蹭了蹭。
斯库尔德:
倒是你呀,还在里面穿着防弹衣啊―――
不会觉得太拘束吗? 明明那么软.........
法贝拉:
欸?
好、好了啦... (小声)还有人看着呢...
斯库尔德:
嘿嘿,就知道法贝拉最好了~ 多亏你帮我伪造门禁骗过了大使馆的人才能溜出来。
斯库尔德:
回去还不知道要被哈格蒂那个老头子怎么骂呢............ 不过『那个人』真的会在这一带出现吗?
斯库尔德:
我记得是的.........上次在天空酒店遇到的时候,我有强烈的感觉“就是那个人”。
法贝拉:
就是那个笨手笨脚的女仆?
斯库尔德:
不过明明应该是男孩子才对,奇怪...
法贝拉:
咳咳 ...... 其实,那样的家伙也有不少啦~
斯库尔德:
呃?
法贝拉:
就是那种虽然是男生,但是会打扮成女孩子......
斯库尔德:
哦厚~?
法贝拉:
有些穿上各种可爱的衣服化上妆真的超ーーー级ーーー萌!
斯库尔德:
然后呢然后呢?
法贝拉:
天赋好的话连说话的声音也毫无破绽,在网络上也很受欢迎呢!!
法贝拉的声音稍微有些兴奋的颤抖。
斯库尔德:
嗯嗯我知道,法贝拉的Instagraph收藏夹我看过。
要是这么说的话,确实有可能......
金发少女认真的思考起来。
法贝拉:
额......诶诶?
主、主人你你你你不、不要乱翻我的手机啊~!!
斯库尔德:
你的手机是加密线路嘛,不会被父亲的人监听,而且密码那么好猜―――
我可没让你把密码设成我的生日哦~
斯库尔德对法贝做了个鬼脸,然后扭过头。
少女遥望着天边被夕阳染红的云,神情有些失落。
斯库尔德:
不管是男是女,都这个时间了,应该遇不到那个人啦.........
嘿嘿,就当出来兜兜风也不错嘛。
法贝拉:
......要回去了吗?
斯库尔德:
先陪我去个地方吧,就在大使馆附近。
还记得三一教堂安东神父吗?
法贝拉:
我记得只见过一次.........就是在纽摩利达斯那个从小就总会耐心听主人倾诉的神父?
斯库尔德:
嗯,他昨天发来一段信息,不过内容只有一行字――
“新丰洲纪念教堂“
我用你的手机拨回去一直没人接听,稍微有点担心……
法贝拉:
恩......这个教堂的地址在协约非武装区,又是大使馆附近,应该蛮安全的。
不过主人是什么时候用了我的手机?居然完全没发现,我真是太失职了!
斯库尔德:
哈哈......不要在意啦......... 你那时候在专心研究料理呢......
提到法贝拉的料理,斯库尔德的嘴角不自觉的抽搐了一下。
ファビオラ:
とは言え、走り回ってはいけません。交通安全に注意して、私の視界から離れないでください……。
スクルド:
はいは~い。
金髪の少女はファビオラの小言を断ち切り、抱きしめに向かうと、その顔で胸に頬ずりした。
スクルド:
あなたったら、まだ下に防弾チョッキ着ているのね―――
堅苦しくならないの?せっかくあんなに柔らかいのに……
ファビオラ:
えっ?
わ、わかりましたから……。(小声)人が見ているんですよ……
スクルド:
ふふっ、やっぱりファビオラは最高ね。あなたが門限を偽造して大使館の人を騙したおかげで抜け出せたんだもん。
ファビオラ:
帰ったらハグティ*1の爺さんに何を言われるやら……。でも『あの人』は本当にこの辺に現れるのですか?
スクルド:
うん、覚えてるわ……前にスカイホテルで出会った時、強烈な感覚がしたの。「あの人」から。
ファビオラ:
あの不器用なメイドが?
スクルド:
でも男の子のはずなのに、おかしいな……
ファビオラ:
コホン……実はああいう奴はたくさんいるんですよ。
スクルド:
え?
ファビオラ:
男性なんだけど、着飾って女性になるんです……
スクルド:
へぇ~?
ファビオラ:
色々な可愛い服を着て、メイクして、ホントすっげーーー萌えます!
スクルド:
それから?
ファビオラ:
素質があると声さえも隙がなくて、ネット上でも歓迎されるんですよ!!
ファビオラの声はやや興奮を帯び震えている。
スクルド:
うん、知ってるよ。ファビオラのInstagraphのお気に入り、見たことあるもん。
そう言われれば、確かにありえるのかな……
金髪の少女は真面目に考える。
ファビオラ:
えーと……あれ?
ご、ご主人様、かかかか勝手に私の携帯をいじってはいけません!!
スクルド:
あなたの携帯、暗号化回線で父側の人間に傍受されないから。それにパスワードもよく当たるし―――
私の誕生日をパスワードにしなきゃダメだよ~。
少女は空に赤く染まった雲を眺めながら、少し落ち込んでいた。
スクルド:
男性にしろ女性にしろ、もうこの時間じゃあの人には会えないかな……
ふふ、風に当たるのも悪くないかな。
ファビオラ:
……帰られますか?
スクルド:
とりあえず大使館の近くまで行きましょう。
覚えている?トリニティ教会のアントン神父のこと。
ファビオラ:
一度しか見たことありませんが、覚えています………ニューモリダスで、幼いころからご主人様の話をよく聞いていられた神父ですね?
スクルド:
うん。昨日ね、メッセージが届いたの。内容は1行だけで――
「新豊洲記念教会」
電話してもずーっと誰も出ないし、ちょっと心配なの……
ファビオラ:
ふむ……この教会の住所は協約非武装地区ですね。また大使館も近いですし、十分安全かと思います。
でも、ご主人様?いつ私の携帯を使ったんですか?全く気づかなかったなんて、これって職務怠慢ものですよ!
スクルド:
はは……気にしないでいいよ………あの時は料理研究に夢中だったから……...
ファビオラの料理について言及すると、スクルドの口元が無意識に痙攣した。
二人面前的这座教堂是棕黄色的石质建筑,外墙有一幅巨大的宗教壁画。
建筑顶部的十字架庄严肃穆,正面精雕细刻的拱门层叠出厚重的质感。
法贝拉:
使馆附近还有这么大的教堂啊......
斯库尔德:
新丰洲是『学院政体』嘛,这个科学至上的地方本来就没有多少宗教建筑——
法贝拉将电子地图切换到『卫星图像』,想从卫星 3D地图上了解一下建筑和附近的地形构造。
这是她以前在攻击队养成的习惯。
法贝拉:
奇怪.........这么大的教堂居然没有模型,因为国际领土的扫描管制吗?
斯库尔德:
因为是最近才启用的吧?应该是为了下个月的大会才修建的,壁画还很新~
法贝拉:
下个月你父亲也会过来吧.........身为『董事会』的成员之一。
斯库尔德:
应该是......总之我们快进去看看吧!
2人の目の前にある教会堂は、黄褐色の石造りで、外壁には大きな宗教壁画となっていた。
建物の上部にある十字架は厳かで、表面に細かく彫刻されたアーチが重厚な質感を帯びている。
ファビオラ:
大使館の近くにこんなに大きい教会があったのですね.........
スクルド:
新豊洲は『学院政体』だものね。科学至上主義のこの場所に宗教建造物はそう多くはないかも―――
ファビオラは電子マップを『衛星映像』に切り替え、3Dマップから建物と近傍の地形構造を把握する。
これは、以前、攻撃部隊で培った習慣だ。
ファビオラ:
おかしいですね......これ程大きい教会堂なのにモデルがないなんて。国際領土のスキャン規制のせいですかね?
スクルド:
最近使われ始めたのじゃなかしら?来月のフォーラムのために建設されたはずよ。壁画もまだ新しいし~。
ファビオラ:
来月にはお父上も来られるかと.........『取締役会』のメンバーのお一人ですし。
スクルド:
たぶんね......とにかく早く入ってみましょう!
走进教堂,仿佛步入了最古老的圣殿一般。
大理石砌成的墙壁,森然罗列的巨大石柱,穹顶的油画和四周的玻璃彩窗构成了一种神圣的宁静。
斯库尔德:
快来快来~ 这里的构造和三一大教堂很像哎。
法贝拉:
等、等等我啦!
斯库尔德开心的打量着四周,法贝拉进门时警觉的保持着教堂大门打开的状态。
法贝拉:
(那边台阶上还有没拆卸的木架.........)
(这座教堂应该还没完工吧?)
法贝拉往前走了几步,感觉周身的空气产生了细微的波动,浑身立刻像起了静电一样汗毛竖立。
这是她从小在南美战场上练就的生存本能,身体会比大脑更早一步察觉到危险。
法贝拉:
(等等,有点不对劲.........)
在法贝拉面前几米地方,斯库尔德突然沉默的呆在原地,双手下垂一动不动。
法贝拉:
不好,快出去!!!
教会に入ると、まるで最古の聖殿に足を踏み入れたかのようだった。
大理石の壁、森然と並ぶ巨大な石柱、ドームの油絵と周囲のステンドガラスは、神聖な静けさをたたえていた。
スクルド:
来て来て~。ここの構造トリニティ大聖堂に似ているよ。
ファビオラ:
ま、待って下さい!
スクルドは楽しげに周りを見ている。ファビオラが中に入ると、教会の扉を開けた状態にして警護する。
ファビオラ:
(あそこの階段にまだ組み立てられていない木材があった.........)
(この教会はまだ完成していない?)
ファビオラが数歩歩くと、周囲の空気から微細な波動が生じ、まるで全身に静電気が流れたように毛が逆立つを感じた。
幼い頃より南米の戦場で習得した生存本能が、脳より早く体が危険をいち早く察知した。
ファビオラ:
(待って、ちょっとおかしいわ......)
ファビオラの前方数メートルの所で、スクルドが突然沈黙したまま、両手を垂れ下ろした。
ファビオラ:
まずい、出ましょう!!!
突然间,法贝拉觉得视线开始模糊,教堂两侧描绘圣经故事的彩绘玻璃变得异常闪耀。
接着玻璃上的画面开始扭曲、变形、似乎要逐渐占据全部的视野。
玻璃窗外的夕阳,逐渐蠕动变成诡异的色彩。
颜色似乎逐渐化开,蔓延至听觉和嗅觉,像是一阵从远处传来逐渐靠近的沙沙声。
法贝拉拼尽全力想要集中精神。
等她回过神来,发现就在离自己不远的地方,斯库尔德已经倒在了地毯上.........
法贝拉:
可恶!!!
她刚要冲过去,没想到一发力自己脚下就是一个趔趄。
法贝拉:
......要看不清了.........
突如として、ファビオラの視界がぼやけ始める。教会堂の両サイドにある聖書の物語を綴ったステンドガラスが異常に輝いているのを感じる。
次にガラスの画面が歪み、変形し、視野全体を占めていくように見える。
窓ガラスの外の夕日が、不気味な色に変化していく。
色は次第に溶けていき、聴覚や嗅覚にまで広がっている。遠くから近づいてくる砂のような音が聞こえてくる。
ファビオラは全力を尽くし精神を集中させる。
我に返ると、自分からそれほど離れていない場所で、スクルドがカーペットに倒れているのに気づいた.........
ファビオラ:
くそっ!!!
彼女は駆け抜けようとしたが、思いがけず足元をよろめかせた。
ファビオラ:
……よく見えない............
两侧的彩色玻璃,如融化的油画般扭曲逼近自己的视野。
画面上的一切,都在以怪异的姿态重新呈现。
女仆的身躯摇摇欲坠,眼看着就要陷入昏迷——而精神的侵染并未停下。
透过玻璃的光线,将阴影投射在地板上,像是将一点点吞噬掉最后的理智。
法贝拉猛然蜷起身体,从靴子一侧拔出匕首。
转瞬间找准位置避开主要血管,接着毫不犹豫的刺进了自己的大腿。
鲜血染红了少女白暂的皮肤,而剧烈的疼痛换来片刻意识清醒。
法贝拉咬着牙冲向斯库尔德,一把将她揽在腰间。
她立刻转身,费力的走了几步。
在她再度失去意识之前,向着大门的亮光方向,用尽全力将斯库尔德甩了出去.........
看着那个瘦小而模糊的身影被推出大门外,法贝拉的视野逐渐被黑暗吞噬......
両サイドのステンドガラスが溶けた油絵のように、自分の視野に迫り歪む。
見えるもの全てが、奇妙な姿で再現されている。
メイドの体は揺れて、今にも昏睡状態に陥りそうだ―――尚も精神汚染は止まらない。
ガラス越しの光が、影を床に投影し、最後の理性を少しずつ飲み込んでいく。
ファビオラは突然体を丸め、ブーツの片側からナイフを抜いた。
瞬時に主要な血管を避け、迷わず自分の太ももに突き刺した。
鮮血が少女の白い肌を赤く染める。そして激しい痛みと引き換えに意識が一瞬覚醒する。
ファビオラは歯を食いしばりスクルドへ向かい、彼女を腰に抱き上げた。
すぐに踵を返し、力を入れて歩く。
再び意識を失う前に、扉の明かりの方向に向かって、全力でスクルドを投げ入れた.........。
小さくてぼんやりとした姿がドアの外に出たのを見て、ファビオラの視界は次第に暗闇に飲み込まれていった.........。
*1:=哈格蒂。人名だと思います。暫定で。