魔女兵器メモ

日本、中国版で魔女兵器プレイ中。中国版では自分用にストーリーの意訳とか。ざっくり意訳なんで気になる人は原文確認してくだせぇ。攻略情報は魔女兵器wiki 新豊洲支部へ。

【魔女兵器 翻訳】ACTIVITY.3_黙示録 PART.10 第10章

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我和索娅赶回了灯火通明的电器街。

猫丸电器本店三四层外墙的大屏幕上,正循环播放着赞助商的广告视频。

几辆由货车改造而成的巡游花车,在步行街中央整整齐齐排成一列。

花车的两侧都印着巨幅广告喷绘,车顶是装饰精致的围栏,一些工作人员正在调试音响设备。

索娅:

 这是要举办什么活动吗?

现在电器街的人比我们刚离开时只多不少,而且游客还在不断涌入。

小怜:

 啊,今天难道是......

我忽然想起曾在网上见到过类似的场面,迅速拿出手机搜索。

果然——今晚是电器街一年一度的特殊庆典。

五年前,随着新丰洲的局势逐渐稳定,元老院宣布废除了《社会公序法》等多个文化类管制法案。

决议执行前一晚的午夜,很多人自发聚集在猫丸电 器的大屏幕下倒计时,庆祝这一“伟大的胜利”。

后来网上有人恶搞,将这一事件改编成了御宅族前畢反抗暴政,奋勇抵抗最终拯救世界的故事。

不料引发了一群“老战士”的集体创作,众人纷纷用回忆的形式对『那场战争』进行补完。

还煞有介事的说战后政府决定进行世界范围的记忆消除,仅保留部分战争功臣的记忆......

而那次倒计时,就是记忆消除前夜,幸存者们一边 读秒一边热泪盈眶的缅怀战争烈士。

小怜:

 (蠢爆了!谁会信啊!!)

不过商家抓住了这个机会,将这一天打造成年度促 销庆典,还吸引了大批赞助商。

小怜:

 怪不得今天下午免费发周边......

我有些眼红的看着路人手中的黄色小旗子。

索娅:

 如果活动要持续到12点的话.........这个时间的气氛也过于热烈了吧?

我看了看表,还不到8点,但街上的人群似乎异常兴奋。

由于今年的人数远超预期,现场维持秩序的保安警显得完全力不从心。

小怜:

 话说......咱们应该算逃犯吧?

我看着附近的几个警员,不知这次他们会被索娅用什么新花样摆倒。

索娅:

 低调点―――

索娅掐了一下我,指向街对面。

索娅:

 看见那两辆黑色的装甲车了吗?

我朝着她手指的方向看去,那种装甲车应该是待命中的保安军.........搞不好是纽摩利达斯攻击队。

索娅:

 万一把那群家伙吸引过来,我可没法帮你挡子弹。

索娅看了看我毫无肌肉的大腿露出鄙视的微笑,不会躲子弹真是抱歉了啊!

小怜:

 不过这么多人,不知能不能找到伊露卡...

我不安的环视着四周熙熙攘攘的人群,想到伊露卡在这种环境下迷茫无助的小眼神就一阵揪心。

索娅:

 那丫头的话,不就在那儿呢吗~

小怜:

 啥?

索娅用下巴指指前面被装饰成神龛的花车,坐在神位上的那个小萝莉正是伊露卡。

那不知是哪家赞助的花车,前面挂着一个巨大的灯笼,灯笼后还有两个人在敲太鼓。

此时花车下面密密麻麻的围了上百号人,正用朝圣般的眼神注视着车上的大萌神。

还有十几个人穿着应援服站成一排,每人手中拿着 两个黄色的小旗子随着太鼓的节奏打call。

只见伊露卡从面前的贡品台上捧起一个巧克力奶油卷,没用几口就吃掉了。

伊露卡:

 诶嘿嘿……

―――随后亮出了一个没心没肺的幸福笑容。

众人看她吃完,立刻一阵欢呼,应援队也掀起一阵高潮。

接着伊露卡又满眼星星的挑选起下一件“贡品”。

小怜:

 …………………

 这什么情况?!

索娅:

 哦呀呀~似乎完全燃起来了。

……

 

俺とソヤは明かりがついた電気街へと戻ってきた。

猫丸電気店の3,4階にある外壁の大スクリーンには、スポンサーのCMが流れている。

何台かのトラックを改造したフロート車*1が、歩行者天国の中央に一列に並んでいた。

フロート車の両側面には大きな広告が描かれていて、屋根には凝ったフェンスが飾ってある。一部のスタッフは音楽設備の準備をしているようだ。

ソヤ:

 これは何のイベントですの?

今電気街は、俺たちが出ていった時よりも人が多くなっていて、更に観光客も続々と押し寄せてきている。

レン:

 あ、今日ってもしかして……

ネットで似たような光景を見たのを思い出し、すぐに携帯電話を取り出して検索をする。

やっぱり――――今夜は電気街で年に一度だけ行われる特別な祭典なんだ。

5年前、新豊洲の情勢が安定するにつれ、元老院は《社会公序法》といった多くの文化規正法の廃止を発表した。

その決議案は前日の真夜中に行われたが、多く人々は自主的にこの猫丸電気の大スクリーンに集まりカウトダウンを行った。この「偉大な勝利」を祝うために。

その後、ネット上ではこれがパロディ化され、オタクが暴政に対し反抗し、最終的にオタクの勇気が世界を救うという物語になった。

これが計らずも、集団創作を引き起こした。人々は、『あの戦争』を経験した”老兵”が回顧していくという形で話を補完していった。

戦後、政府は世界規模で記憶を消し、一部の功労者だけの記憶を残すようにしていた……。

そのカウントダウンは、記憶消去前夜のこと。生存者達は涙を流しながら秒を数え、戦争に殉じた人を追想した。

レン:

 (アホらしい!誰が信じるんだよ!!)

でも業者はこのチャンスを逃さなかった。この日を年度の大セール祭りにして、多くのスポンサーを集めた。

レン:

 どうりで午後から無料グッズを配っていたわけだ……

ちょっと羨ましげに、道行く人の手にある黄色の小旗を眺めた………

ソヤ:

 もしイベントが12時まで続くとして………この時点でこのムードは、あまりにも盛り上がり過ぎではないですの?

時計を見てみるが、まだ8時にもなっていない。しかし通りの人の群れは異常に興奮している。

今年の人数は予想をはるかに上回っているようで、現場で警備に当たっていた保安警察も全く力不足のように見える。

レン:

 そういえば……俺たちって逃亡犯になるのか?

俺は近くにいる何人かの警官を見る。ソヤがまた何か新しい手を使って倒してしまうかもしれない。

ソヤ:

 落ち着いてくださいまし―――

ソヤが俺を抓ると、通りの向かいを指した。

ソヤ:

 あの黒い装甲車2台が見えますの?

彼女が指差す方を見た。あの装甲車は待機中の保安軍だ……もしかしたらニューモリダスの攻撃隊かもしれない。

ソヤ:

 万が一あの人達を引き付けてしまいましたら、貴女への弾は防げませんわ。

ソヤは俺の筋肉が全くついていない太ももを見て、小馬鹿にしたような笑みを浮かべた。弾を避けれそうになくて、悪うございました!

レン:

 でもこれだけ人がいるんじゃ、イルカを見つけられるかどうか……。

俺は不安げに人の群れを見回した。イルカがこんな場所で迷って、心細げな目をしていると考えるだけで、胸が締め付けられる。

ソヤ:

 あの子なら、あそこにいるじゃありませんの

レン:

 なにっ?

ソヤは神輿を飾ったフロート車をあごで指す。そこの神座に座っていたロリこそ、イルカであった。

それはどこから提供されたものなのか。前方には巨大な提灯が1つ、その提灯の後ろで2人、太鼓を叩いている。

この時、車の下には数百人程の人が群がっていて、車中の大萌神を敬虔な目つきで見つめていた。

また法被を着た人が十数人ほど並んでいて、それぞれの手に2つの黄色の小旗を持ち、太鼓のリズムに合わせコールを打っている。

イルカが目の前の供物台からチョコのロールケーキを持っていくと、ほんの数口で食べてしまう。

イルカ:

 えへへ……

―――そして何も考えてなさそうな幸せな笑顔を見せたのだ。

 皆、彼女が食べ終わったのを見るや否や、歓声を上げ、応援団も一気に盛り上がる。

そしてイルカは目をキラキラさせ、次の”貢ぎ物”を選んだ。

レン:

 …………………

 どんな状況だよ!?

ソヤ:

 あらまぁ、すっかり燃え上がってしまっていますの。

……

 

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我俩绕着花车勘查了一圈。

在那群把花车围得密不透风的“亲卫队”面前,似乎没有任何暴力突入以外的方法。

小怜:

 可万一引起保安军的注意...

我们远远看着在花车上大吃特吃的伊露卡,既然确 定她没有危险,似乎也不用那么着急了。

索娅:

 吶~为什么有人对小萝莉那么狂热呢?在欧洲人们 会认为这种行为很变态哦―――

索娅一脸坏笑的问我。

小怜:

 变、变态? 不会吧......

 你看,就像有人喜欢动物的幼崽一样―――单纯、认真、又有点笨拙.........

 那种美好的、让人不忍伤害想要保护的感觉.........

我极力试图为那些人和我自己辩解,但似乎越说越不妙了。

小怜:

 要论变态,你和他们根本不是一个等级吧!

索娅:

 嘿嘿,变态有什么不好的

 如果“普通”的定义是特定环境中所有人的平均状态,那么与平均值相差过大的人就会被当做变态。

 所以变态本身就是出众的意思,完全不需要隐藏。

索一脸自豪的将手放在自己胸前―――

索娅:

 变态就是变态,坦然承认就好,不需要用普通人的逻辑为自己注解。

索娅拍了拍我的肩,用人生导师的语气说道。

小怜:

 (还有这种不要脸的自我解读吗?) (以及我怎么好像被强行归类了!)

索娅:

 欧洲人认为萝莉控变态,可能只是因为他们都喜欢丰满的女性而已,比如―――

索娅顺势将手移到我的胸前捏了捏。

小怜:

 欸?

女性的声音:

 看来还不是很成熟呢。

我们身后传来一个熟悉的声音。

小怜:

 贝、贝阿特丽切?!你怎么在这......

 

俺達はフロート車を一回り調べた。

風通しの悪そうな”親衛隊”の前では、暴力的な突入しか方法はなさそうだ。

レン:

 万が一保安軍の注目を集めたら……

神輿で大食いしているイルカを遠くから眺める。彼女に危険がないとわかった以上、それほど急ぐ必要はなさそうだ。

ソヤ:

 ねぇ、どうしてあんな小さい子に夢中になっているんですの?欧州なら変態だと思われますわよ―――

ソヤはニヤニヤとした顔で尋ねてくる。

レン:

 へ、変態?まさか……。

 ほら、動物の赤ちゃんが好きなのと一緒さ―――単純で、真面目で、あと少し不器用なだけで………。

 そんな素敵な、傷つけないように守ってあげようという感じなんだよ……。

俺は力の限りあの人たちと自分自身を弁明しようとした。でも言えば言うほど墓穴を掘っているような気がする。

レン:

 変態って言ったら、ソヤだってあいつらと同レベルじゃないか!

ソヤ:

 うふふ、変態で何が悪いのですの~

 「普通」の定義が、特定環境における全ての人間の平均だとすれば、平均値との差が大きい人間ほど変態と見なされますわ。

 ですから変態という言葉自体は抜きん出ているという意味で、隠す必要なんて全くありませんの。

ソヤは誇らしげな顔で自分の胸に手を置いた―――

ソヤ:

 変態は変態なのですから、平然として認めればいいのですわ。一般人の論理で自分を注釈する必要なんて無いのですの。

ソヤは俺の肩をたたき、人生の導き手のような口調で話す。

レン:

 (そんな図々しい自己解釈があるか?)(それに何か強引に同類にされたような気がする!)

ソヤ:

 欧州の人はロリコンを変態だと思っていますわ。それは彼らが豊満な女性が好きだからですの。例えば―――

ソヤはその勢いで手を伸ばし、俺の胸を揉んだ。

レン:

 へっ?

女性の声:

 まだまだ熟していないようね。

俺たちの背後から聞き慣れた声がする。

レン:

 ベ、ベアトリーチェ!?どうしてここに……

 

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贝阿特丽切:

 好久不见了,小可爱―――

索娅:

 哇―――!!

娅看着贝阿特丽切的胸部就要扑过去,被我一把薅住。

索娅:

 放、放开我!

 这个人和小怜的味道一样干净,但是大得多―――

什么大得多啊!!!

贝阿特丽切优雅的理了理头发,顺便调整了一下紧绷的衬衫。

贝阿特丽切:

 莉琉要我暗中跟踪并保护你们。

 其实全程不被发现挺困难的呢,尤其你们还遇到了那个瑟蕾莎.........

小怜:

 跟、跟踪?

索娅:

 从什么时候开始的?我都没察觉到.........明明是这么甜美的气味!

索娅被我拉着脖领,像小狗一样拼命将鼻子探向贝阿特丽切。

贝阿特丽切:

 从今天下午开始,我一直都在你们附近。

贝阿特丽切妖媚的一笑,我觉得脸颊有些发烫。

似乎她最近确实在帮SID处理一些“特殊事务”。

这位自称死于700多年前的姐姐,是我在天空酒店通过拉斐尔家的挂坠召唤出的魔女。

据说贝阿特丽切身上带有会让所有异性迷恋自己的 『诅咒』。

一定是因为那个诅咒的缘故,害我每次见到她都会慌张的不知所措......

小怜:

 等等,那我们俩刚才被拘留―――

贝阿特丽切:

 你们刚被捕我就联系了莉琉,但她可能在忙别的或者处在信息屏蔽区域,一直没有回复......

 我判断有索娅在,你们两个应该很快就能脱身,于 是就留在了这边继续监视伊露卡。

小怜:

 那个...伊露卡到底是怎么跑到那上面的?

我和贝阿特丽切对话的时候总是视线游离,实在不知把目光落在哪里好

而索娅已经放弃挣扎,开始饶有兴致的观察起我的表情来,真是烦人!

贝阿特丽切:

 索娅把你按在墙上的时候,那个小朋友就跟着一个送外卖甜品的人跑了。

 你们啊......唉。

贝阿特丽切语重心长的叹了口气,怎么说的好像我们在做什么奇怪的事情似的!

贝阿特丽切:

 后来伊露卡去了你们下午去的甜品店,老板不仅免单,还介绍她作今晚宣传活动的演员。

小怜:

 (没想到那个有点谢顶的老板这么有眼光!)

贝阿特丽切:

 因为不熟悉她,一开始我认为只是小孩子贪吃,但现在看来确实有些不对劲.........

 索娅没有看出什么问题?

索娅:

 并没有―――

索娅看向伊露卡的方向。

索娅:

 没有被胁迫,没有被下药。

 没有不适或痛苦的感觉,行为完全符合自身的心智和欲望。

 要说有什么问题的话,就是她吃的也太多了吧......

贝阿特丽切:

 从刚才的新闻看,今晚协约非武装区里已经有6个区域的示威游行出现暴力冲突了。

 虽然性质不同,但这里很可能会变成第7个。

小怜:

 怪不得连军队都来了...... 那咱们得尽快带伊露卡离开!

索娅:

 但想在那群人眼皮底下把人带走没那么简单吧?

贝阿特丽切:

 我可以帮你们分散一下他们的注意力,但在人这么 多的场合估计只能坚持30秒..........

小怜:

 要怎么―――

我的话还没问出口,就被贝阿特丽切打断。

贝阿特丽切:

 你们有没有发现这里的人有什么共通点?

索娅:

 他们都很兴奋?

贝阿特丽切抬起右手,微微一笑。

贝阿特丽切:

 这群笨蛋,基本上都是男人啊―――

 

ベアトリーチェ

  久しぶりね、可愛い子―――

ソヤ:

  わーーーー!!

ソヤがベアトリーチェの胸を見て飛び掛ろうとしたが、俺にぐっと掴まれた。

ソヤ:

 は、放してくださいまし!

 この方はレンさんの匂いと同じように綺麗ですの。でも1つだけ圧倒的に大きいですの―――

何が大きいんだよ!!!

ベアトリーチェは優雅に髪を整えると、そのついででパツパツのシャツを調整した。

ベアトリーチェ

 マリルから貴女達を尾行して保護するようにお願いされたの。

 ただ実際には中々上手くいってなかったわ。何と言っても貴女達はあのセレッサに会っていたし……。

レン:

 び、尾行?

ソヤ:

 いつからですの?全く気づきませんでしたわ………こんな甘い匂いなのに!

ソヤは俺に首を引っ張られながら、犬の様に必死にベアトリーチェへ鼻を向けた。

ベアトリーチェ

 今日の午後から。ずっと貴女達の近くに居たのよ?

ベアトリーチェが妖艶に微笑む。俺の頬が少し熱くなったような気がした。

最近はSIDの”特殊な事務”を手伝っているらしい。

自称700年以上前に死んだというお姉さんで、俺がスカイホテルで、ラファイル家に伝わるペンダントを介して召喚した魔女だ。

ベアトリーチェには、全ての異性を虜にする『呪い』があるそうだ。

きっとこの呪いのせいで、彼女に会うたびに慌てふためいてしまうのだろう……。

レン:

 ちょっと待ってくれ。じゃあさっき拘留されていた時は―――

ベアトリーチェ

 逮捕された直後にマリルに連絡したのだけど、別の事をしているのか、情報遮断区域にいるのか、ずっと返事がないの………。

 ソヤもいるし、2人ともすぐに脱出出来ると判断して、ここに残ってイルカを監視し続けていたわ。

レン:

 その……イルカはどうやってあそこに?

ベアトリーチェと話す時はいつも視線が逸らしてしまい、どこに目をやればいいのかわからなくなる。

ソヤはもがくのを止め、俺の表情を楽しそうに観察し始めている。うるさいな!

ベアトリーチェ

 ソヤが貴女を壁に押し付けている時、あの子はお菓子の配達人についていったの。

 貴女達ったら………はぁ。

ベアトリーチェは大きなため息をつく。これでは俺達が変なことをしていたかのようだ!

ベアトリーチェ

 その後、イルカは午後に行ったスイーツ店に行ったわ。店主は無料にする代わりに、今夜のキャンペーンガールにしたの。

レン:

 (あのちょっと髪が後退している店主に、そんな見る目があったなんて!)

ベアトリーチェ

 あの子の事あまり知らなかったから、最初は子供がただ食べたがっているだけなのかと思ったわ。でも今は確かに違和感を感じている………。

 ソヤから見て何か問題ないかしら?

ソヤ:

 ありませんわ―――

ソヤはイルカの方を見る。

ソヤ:

 脅迫されているわけでも、投薬されているわけでもありませんわ。

 不快感や苦痛もないですわ。行動は完全に自分の精神や欲求と合致していますの。

 何か問題点を挙げるとするなら、彼女、食べすぎじゃありませんの………?

ベアトリーチェ

 さっきニュースだと、今夜の協約非武装区には、既に6つのエリアのデモ隊が衝突しているみたいね。

 性質は違うけど、ここが7番目になるかもしれないわね。

レン:

 どうりで軍隊まで来ているわけだ……。それなら早くイルカを連れて帰らないと!

ソヤ:

 でもあの人達の前から連れて帰るなんて、そんな簡単ではありませんわよ?

ベアトリーチェ

 私なら彼らの注意を分散させられるけど、こんなに人が多いとなると、30秒しか維持出来ないわ……。

レン:

 どうやって―――

俺がまだ聞き終わっていないのに、ベアトリーチェに遮られてしまう。

ベアトリーチェ

 貴女達、ここの人にある共通点があることに気づいているかしら?

ソヤ:

 皆興奮していることですの?

ベアトリーチェは右手を上げると、微笑んだ。

ベアトリーチェ

 この馬鹿達は、基本男性ってことよ―――

 

 

*1:フロート車、あるいは、単にフロート、パレードフロートとは、乗り物の上に飾り付けをされて造られるか、または飾り付けをされた台車を乗り物で牽引したもの。パレードなどで使用される。